HOME BACK NEXT

Individual

狭隘な関西
平成22年2月6日〜2月7日 帰省 & 辰巳会 滋賀

恒例の辰巳新年会の案内に思案の結果先祖の供養も兼ね帰省した。
常用している魚市場で鰤を土産に近江鉄道に乗車する。
窓越しに降りしきる雪に季節を感じ田園風景を楽しむと日野駅に着いた。
予め依頼していた弟夫婦が車で迎えてくれた。
実家の周辺は雪で靴跡がついた。
仏壇に手を合わせ、再会した母は少しはれた顔から細い目が印象的で相変わらずの口調で話をする。
年齢を超えたやつれが見受けられたが気丈のようだ。
少し気合を入れるためあいづちの代わりに意見をすると反論してきた。

近所の同級生に同行を求めたが都合が悪く、弟に老舗の友達宅まで送ってもらい同乗させてもらい串春まで行くと雪が積もっていた。
生憎の寒波で数人の欠席者がいた。
席に着くと、なぜか気になってバレーボールはまだやっていますか?の問いから話が弾み私が相生に就職するまでの履歴を話すことになった。
私が会社名を発すると彼は話を取った。
その会社、私の伴侶の父が勤めていた名前だといった。
結婚した時は工場長だったと話した。
私は、その人は事業所長をしていたよ!と答えた。
色々私的な話をしたのだが、私が設計部に在籍していたときの上司で仲人をしていただいた方だと打ち明けると、尚、話が濃密で具体的な話になった。
彼は、京都の市街で画廊のオーナーをしているらしい。
滋賀と兵庫で共有の人を話題にできたことからサプライズと世間の狭隘を感じた会だった。
雪の舞う中を実家まで送ってくださったのは老舗の女主人と旧友2名。
ありがとうございました。

雪が10センチあることを理由に母は墓前に手を合わせることを拒んだ。
お寺に和尚を訪ねると留守で、近況を語っていただいた連れ合いの方に少しのお布施を包み日ごろの沙汰の非礼を侘び先祖の供養をお願いした。