「ねぇ、ちょっと!! いい加減にしてよ!! ケンカするのは勝手だけど、俺は関係ないんだから
よそでやってよ!! 俺に用があるんなら名前を名乗れ!!」
リョーマの言は今更ながら最もなこと。
それに相手は名前も顔も知らない者なのだ。
「俺様に命令するとは、さすがだな。フッ、まあいい。俺様は氷帝学園テニス部部長跡部景吾だ。お
前の所の手塚よりもテニス強いぜ。だから俺様と付き合え!!」
「俺は山吹中の千石清純だよ。前から可愛いなぁって思ってたんだ。俺と付き合って下さい。俺もテ
ニスやっててJr.選抜に選ばれる実力は当然あるしね」
またもや当然のように告白をする二人。
けれど、リョーマの意識はソレを無意識に、いや、態とかもしれないが綺麗に流して、反応したの
は別の単語にであった。
まあ、頭の回転が早い二人は計算していたのだろうが。
「ふ〜ん。二人ともテニスやるんだ」
かかった!
と千石と跡部は同時に内心でニヤリと笑った。
が……
「お待たせしましたリョーマさん。アラ? お友達ですか?」
絶妙のタイミングで買い物を済ませた菜々子が戻って来たのだった。
◆◆コメント◆◆
全然たくさん喋ってないです(-_-;
前回と同じで二言……
ダメダメです。
2005.04.14 如月 水瀬