青春18切符はご存知の通り、JRなら朝から晩まで乗ってもこの切符一枚で乗り放題である。山形へ行くか、北海道へ行くか、旅を計画し始めると夢は広がっていく。飛行機に乗って北海道に飛び、18切符でのんびり一周などと空想してみた。
第一の候補は旭川7日の連泊で富良野や留萌に行くことを考える。比較的安い旅行チケットはあるが、ホテルの朝飯がない。富良野や、留萌ときて、動物園しか思いつかない。層雲峡や大雪山はバスである。一カ所に止まって放射状に旅するには今ひとつ目玉がない。やはり留萌に止まり、遠軽にとまり、北見に旅である。しかし未だコロナの具合もはっきりしていないし、何よりも飛行機の手配が決定的に遅い。今年は断念するしかなかった。
それなら山形は羽黒山の登山はと考えた。列車は朝5時20分二条発に乗車して、京都発米原行きにのり、米原発豊岡行き快速に乗り、名古屋から多治見、中津川、松本、長野と乗り換えて、途中しなの鉄道を経由して長岡、新潟、村上までたどり着ける。村上から鶴岡を経て、羽黒山の休暇村に泊まって登山をする。この計画はここ何年か何回も考えてきた。それならなぜ今年は実現できなかったのか、これもコロナのせいである。GO TO トラベルとかで、中止になっているのに、休暇村の宿泊費がやたらに高いのである。3泊で6万円近くになっている。各地でのGO TO トラベルもあって、リーズナブルな宿泊プランがなくなっていた。この数年暖めてきた休暇村の宿泊をあきらめてのビジネスホテルからの羽黒山登山は何だかばかばかしく思えたのである。
ならばこのまま北海道に向かって進のは?と考えた。翌日には北海道上陸、そして北海道縦断、3日かけての帰宅?とてもそんな元気はない。空想中に断念である。