高松市内を歩く

2002年4月28日から30日までの3日間、車で高松を旅行した。
高松を観光したのは3日といっても行きと帰りに2日要しているから、実質は一日である。

今回四国へはフェリーで往復

宇高国道フェリーを使って往復したが、かかる時間は片道約1時間である。フェリーの乗船には、長距離フェリーとは違い乗船名簿への記載などの手続きもなく、事前にローソンで買ったチケットを渡すだけでよい。しかもローソンで買ったチケットは、当日券より約2割も安く、3300円(5m未満)のところが2700円ぽっきりで四国に渡れる。実に瀬戸大橋(高速道路)の半額で行ける。余談になるが宇高フェリーの場合、運転者以外の同乗者も無料である。
フェリーは28分間隔で運行され、乗り場に行けばたいていすぐに乗船できる。今回の場合運も良かったが、フェリー乗り場について5分ぐらいで行き帰りとも出港となった。

宇野港までのルート

宇野港までのルートは、今回ドライブを楽しむという目的もあって、京都から亀岡にでて372号線で姫路へ、ここから2号線を岡山まで走り、県道45号線を通って玉野市宇野港へと走りました。宇野港より宇高国道フェリーに乗船、約1時間で高松に到着した。朝7時30分に出発して、高松港到着は2時すぎでした。約5時間30分で、230Kmを走ったことになる。時速にして40km/hの成績は非常に良いと思う。連休中であったので、観光客のほとんどが高速に流れたことと、商用車が走っていなかったことが幸いしたと思われる。

丸亀城まで一走り

高松市内には思ったより早く着いたので、ホテルに直行するのではなく、築城400年を誇る重要文化財の丸亀城まで一走りした。丸亀市はうちわが有名で、文化の香り漂う町として知られているとのことである。丸亀城は実に眺めが良く、また散策コースなどあり市民の憩いの場所となっていた。
丸亀城内を約1時間散策し、その後は一路高松坂出道路を通って、高松市内のオオクラホテル高松へと向かった。この日ホテルには5時過ぎに到着した。
夜は丸亀長通りとライオン通りをぶらつき、地酒とうどんで締めくくった。

2日目 高松市内を歩く

車はホテルの駐車場に止め、一日歩き回っての市内見学とした。

まずは玉藻公園へ

朝一番は高松城跡玉藻公園をまず見学する。玉藻城との別名をもつ高松城は北側を瀬戸内海に面し、城の堀に海水を引き入れた水城である。天守閣より瀬戸内海が一望でき、高松港と小島の織りなす大変美しい景色が広がっている。

次は向かいのサンポート高松地区へ

玉藻公園の次は、すぐ向かいのフェリーの発着所、JR高松駅などがあるサンポート高松地区内を見学する。10万トンバースから玉藻防波堤の突端にある赤灯台まで約1キロの道のりがある。行き交うフェリーを眺め、階段式護岸の散歩を楽しんだ。天井が太陽電池でつくられた自然に優しい?連絡通路を通って、高松港旅客ターミナルの宇高連絡船記念展示館を見学した。ちょっと話がそれるが、フェリーターミナル一帯に太陽光電池が設置されており、実に100KW近い発電力があるとのことで驚いた。実のところちょっと感動もした。新しく造る駅のプラットホームの天井などはこれに見習う必要があると心底思う。

香川県歴史博物館

次はまた玉藻公園に戻ってこの裏にある香川県歴史博物館を見学する。香川県の成り立ちなど詳しくお勉強した。町の成り立ちやその土地の風土などを知るには、やはりこうした博物館が一番である。この頃は映像なども駆使し大変判りやすく解説されている。

セルフのうどんを食べる

歴史博物館を見学したあとちょうどお昼になったので、丸亀商店街でうどん屋を探してセルフ店を体験する。セルフのうどん屋自体は京都にもあるが、どうもはっきりしないのがメニューである。ざると釜揚げ辺りまでは判るが、ぶっかけだしょうゆだとなると何が何だか良く判らない。適当に想像してぶっかけを注文し、天ぷらとお揚げで食した。一応思ったとおりの天ぷら入りキツネうどんであった。
お店のメニューの数たるやびっくりするぐらいある。全てとはいわないが主なものを食するにも、とても一日や二日では無理である。今回の旅では、ざるとぶっかけで終わってしまった。今度讃岐に行くときは、しょうゆや釜揚げをまず食べようと密かに誓った。

天下の名園 栗林公園へ

無事昼食を取り、若干の休憩後栗林公園を訪れる。玉藻公園より中央通りを南に約4kmのところに栗林公園はある。案内書には「紫雲山を背景とした75万uの広大な敷地に、池と築山を配した池泉回遊式大名庭園公園」とある。高松では、岡山の後楽園とならぶ特別名勝地とされている。ところで小生は公園北口を入ってすぐの広大な馬場のベンチで、まずはしばしの午睡を取る。これで何とか元気を取り戻し園内を一周するが、2時間弱掛けて園内を巡るも、駆け足で見たという感じが残る広大なまた展示室なども充実した公園であった。

サンクリスタル高松

最後に向かったのが香川大学のすぐそばにある菊池寛記念館と高松歴史資料館のあるサンクリスタル高松である。残念なのは到着が4時近くになっていまい、歴史資料館の見学で五時の閉店時間になり、菊池寛記念館の見学は断念した。歴史資料館の展示は、朝の県立レジ岸博物館とはまた違い、映像や絵画、那須与一特別展など内容も豊富で1時間ではまったく足りなかった。しかし残念なのは見学者が小生のみで、1時間近く見学していたこともあり、4時半頃には「もう終わりなのにいつまで見てるんや!」という顔をされたのには参りました。小生めげずに4時50分まで頑張った。何しろ45分には終わりですと放送が入る始末で、案内の5時迄というのは職員時間のことでとても見学続行などできなかった。こんな訳で菊池寛記念館は一瞥すらできなかった。

JRにも、バスにも見放され

このようにして町に放り出された小生、さすがに疲れてしばしの休息所を求めたが、大学の町の割には茶店もない。しかたなくJR昭和町駅に向かったが、今度は汽車が休日とやらで駅に止まらないとくる。それではバスをとバス停へ、ところがどっこいJR以上に本数がなく結局高松駅まで徒歩となる。わづか一駅ではあるが歩くと30分はかかってしまう。最後は散々な目にあってへとへとになった。
このように疲れ果てていたせいもあり、高松駅にて土産を買い夕食を食して一路ホテルに帰るというお粗末な結末になった。

3日目 一路京都へ

この朝もホテルの朝食バイキングを腹一杯食べ、9時にはホテルをチェックアウトした。さっそくフェリー乗り場に直行し、待つことなく乗船し四国を後にした。朝の10時すぎには宇野港に着く。

瀬戸内港町を走って帰る

帰路はちょっとルートを変更し、伊部より250号線を姫路まで走った。備前、日生、赤穂、相生、揖保川と瀬戸内の港町を走り抜けてきた。この途中に道の駅「あいおい白龍城」で昼食でも取ろうと寄ったが、あいにくまだ完成していないのか既に倒産でもしたのか店は閉まっていた。ジュースの販売機だけというのには驚いた。
にもかかわらず、やっぱりというか、それでも相生町の直売所があって、モンコイカと大アサリを特売していたことに二度驚いた。いやまー驚くこともないわけで、小生もちゃっかり大アサリ8個と、モンコイカ2尾を900円で買って美味しい夕食とした。
姫路からはまた372号線を亀岡まで走り、無事京都の自宅に4時過ぎには到着する。

蛇足

帰路加西市内でガソリンを給油した。JA兵庫みらい九会給油所で満タンにした。看板では91/Lとなっていた、ちなみにこれが街道一番の安さであったが、実際にJCBカードの単価は89円であった。カードで満タンにすると、看板より安くなることがよくある。こんな時は何となく得した気分になる。皆さんにもこの給油所をお奨めします。
 
 
 
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