9月中旬に超格安北海道旅行に挑戦しました。

インターネットで格安フリー旅行を検索

阪急トラピックス主催の3泊4日なんと27800円に挑戦してみた。想像通り飛行機は午後便で出発、午前便での帰宅となり実質丸2日の北海道旅行となる。またホテルは朝食なし。札幌市の南真駒内にあるAPA札幌リゾートに3泊する。
飛行機片道分での札幌3泊4日の旅行とあって色々心配したが、これと言った不都合はなかった。強いて挙げると禁煙の部屋を指定できないとか、朝食がえらくまずいのに1365円もとられるとか、札幌見学を終えてもシャトルバスに乗らないとホテルへ帰れないだとか、挙げれば切りなく不満は出てくるがそれは仕方のないことである。
しかし飛行機の時間が直前にならないと決まらないことと、午前便午後便というのは何と表現したらよいか、心底得した気分を吹き飛ばに十分な不具合さである。
もちろん空気を運ぶよりはとの配慮により、超格安で乗せていただくわけだから、文句や不満をたれていてはと思うが重ね重ねもう少しの改良が欲しいと思った。
話はちょっとずれるが、この搭乗券でマイルを登録しようとしたら、この搭乗券は登録の対象になりませんとのメッセージがでてきた。何となく納得したが、がっかりである。

インターネット<伊丹発着>北海道フリープラン4日間について

第一日目。
搭乗の1時間前、伊丹空港団体窓口で搭乗券を受け取る。千歳空港に着くと出口に集合し、ホテルのチケットと帰りの搭乗券受け取りについて注意を聞く。この後はフリーである。勝手にホテルに行くわけである。
小生は後で書くように夜の札幌観光をして夜10じ過ぎにホテルに到着。一応遅くなることは事前に連絡しておいた。
到着したホテルでチケットをだすと部屋の鍵を渡される。いわゆるチェックインのための記入などはない。ホテルの部屋はごく普通のビジネスクラスの狭い部屋である。ウォッシュレットではないがサービスに不備はない。
2日目、3日目はフリー。
4日目朝鍵を返してチェックアウトは完了。
離陸一時間前に千歳空港の団体窓口で搭乗券を受け取り、これで旅行社とはお別れである。
その都度手続きがあるのは、フリープラントはいえ団体旅行に変わりないということのようである。
飛行機の座席であるが、勿論指定など出来ない。しかしそれなりに団体旅行のルールがあるようで、一人旅には端席が割り当てられているようであった。
幾人もの一人派が居たが上手く収まっていた。また飛行機の半ばの席で、団体さんが多いせいかそれ程後ろではなかった。
昔初めて海外旅行したときは一番後ろの席で、団体とはそんなもんだと変に納得したのを思いだす。

今回は観光バスでの観光に挑戦

何しろ安さに目がくらんで、とりあえず札幌に行ってみようという今回の旅行、端から何をしてどうするという目的がない。
特に見て歩きたいものがないので、否正直言うと下調べが出来なくて、今回は観光バスでのお手軽旅行に徹する事にした。

観光バス一日目 夜の札幌観光にのる。

 夜の札幌観光と言っても、ビール園にいってジンギスカンを食べ、藻岩山にケーブルカーで登って夜景を見て帰るだけのちょっともの足らないものだった。とわいえ札幌の夜景はなかなかのもの、京都より大きな町であることがはっきりと見て取れた。
観光バスの乗車時間はほんの十数分間、3回乗車するだけである。札幌バスセンターを出るとすぐにビール園に到着。食事費用はバス代に入っていて、ジンギスカンが食べ放題である。但しビールは中生一杯が無料、あとの追加は有料である。酒好きの人はもの足らないというか余分な出費が必要となる。中生一杯が600円以上してちゃっかりもういけているわけである。
ここで一時間ほど滞在して腹一杯になって藻岩山に向かう。これも十数分の乗車である。藻岩山展望台にはケーブルで往復する。この日は連休の初日、また曇り空で絶好の夜景日和とあって多くの人で賑わっていた。
夜の札幌観光と銘うってあるがあとはもう帰るだけ、ここでも十数分乗車し夜の薄野付近で降車し、それで終わりである。もう少し何か観るところが有ればよいのだが、ちょっともの足らないものであった。(4700円 )

観光バス2日目 夜の小樽観光にのる。

 夕方まであちこち札幌を歩き疲れていたので、16時過ぎからのバスで観光はちょうど良い具合であった。但し思ったほど夜景は感動がない。小樽観光も旧倉庫街での自由行動とのことで取り立てて面白くなかった。 やはり毎日夜景を見るというのはちょっとという感である。それと自由行動の場合、事前に調べて興味のあるものを観光することが重要で、行き当たりばったりではせっかくの時間が無駄になったように思えた。小樽の場合電車で気軽に行けることもあり、今回は失敗と思った。
観光バスはまず高速道路を小樽に向かう。まずはバス会社の経営する小樽バインでワインの試飲をする。ついつい買わなくてもよいワインを買ってしまう意志薄弱な小生。15分程度のトイレ休憩であるが、ここで向かいの旧日銀小樽支店が金融資料館となっていて中を無料で見学できる。一億円の重さはどれくらいと?のキャッチフレーズで、実際に一億円を手にすることが出来た。 但し重さと大きさだけのようであるが。
つづいてちょっと移動すると旧運河沿い倉庫街に着く。ここで約一時間の自由行動がある。オルゴール海鳴楼とか北一ヴェネツィア美術館等々の集中する観光スポットである。しかし小生にはほとんど興味のないものばかりでちょっとうんざりであった。時間がもう少し長いか短いかどちらかにして欲しかった。
18時にこの観光スポットの店が終了とかで、店が終わるのを合図に食事場所に向かう。この食事代も勿論込みである。タラバガニの大きな足が二本付いたかにご飯のようなものが出た。値段相応という感じ。
食事をした後は、天狗山展望台にケーブルカーとリフトに乗り継いで登る。この日も曇天でなかなかの夜景が見られた。もっとも連日の夜景は小生にとっては食傷気味で感動は薄かった。21時過ぎに札幌へ帰り時計台で降車する。スポットライトで照らし出された時計台、これまたイルミネーションで輝く札幌テレビ塔が大変美しく、また観光客?も沢山にてなかなかのものでした。(5000円)

観光バス3日目 積丹半島一周の旅にのる。

 積丹半島と神威岬を巡る観光バスで、これはなかなか良かったと思う。只、余市ではトイレ休憩に、往路宇宙館と復路ニッカウヰスキーに寄ったが、これらは独立して訪れても良いと思った。後で考えると3日目はレンタカーでも十分のコースではあった。
この日の観光バスは、ガイドさんがなかなかの人で午前中の道中をしゃべりっぱなしで案内されました。おかげで札幌の開拓から、小樽の鉄道開拓、ニシン漁の苦労、松前藩の北海道政策までずいぶん勉強になった。
さらに、この観光のメインである神威岬への往復が風もなく無事出来大変良かった。風があると危険とのことで門が閉められ、岬に近づくことが出来ないそうである。
しばしば門は閉じられるようで、雨の予報が吹っ飛んで天気になったばかりか、風まで吹かなかったというラッキーな旅であった。これもガイドさんのおかげと思った。
門から神威岬までは往復で40分近くかかる山あり坂ありの難所である。ちょっとしたハイキングコースである。途中には銀ぎつねが居たとの目撃談も聞いた。残念ながら小生は見ることが出来なかった。
このコースは昼食も付いており、なかなかお得に思えた。(7500円)

2日目 夕方までは札幌を歩いて楽しむ

 事前調査の不足もあって、午前中は県庁から時計台。大通公園をテレビ塔から歩き始めてまっすぐ西に札幌資料館まで歩く。
その後札幌駅まで戻り昼食を食らう。午後は札幌駅の北側にある北海道大学を見学する。直前に襲った台風により自慢のポプラの大木があちこちで無惨な姿で倒れている。多くの観光客が記念に写真など撮っている。
北大理学部の北大総合博物館を見学する。自然と人類の共生をテーマとした学術的なイベント館風展示室から、鉱物や恐竜の骨格展示まで興味深い展示であった。
その他色々見学するところがあるとガイドブックにはでていたが、歩き疲れたのと夜の小樽観光を予約していたので札幌駅に引き返した。
札幌市内を歩いて探索となるとなかなか大変であるように思えた。結構点と点が離れているように思える。それといわゆる歴史的な建造物がやはり限られているように思える。
しかし今回の経験をふまえて、今度はもっとハイクするをテーマにして自然と交流するスポットを訪ねようと思う。
伊丹、千歳空港と往復旅費を加えても、4万円弱で札幌に行けるのは魅力である。素泊まりとはいえホテル3泊付きである。
 
 

APA札幌リゾートについて

大変大きなホテルである。客層は格安観光客と出張ビジネス客が中心のように思えた。当然部屋は大きくなく、狭いビジネスクラスである。
朝食は和洋食のバイキング方式である。 朝食は1365円払うと食べることが出来る。クレジットもOKである。 品数はそれなりであるが、取り立てて美味しいものというか北海道らしいものはなかった。
フルーツなども少なく1365円はちょっと高いと感じる。600円ぐらいだとラッキー、1000円で相応である。
交通アクセスは、空港からは直通バスがある。また札幌市内とは夜になるとシャトルバスがでる。30分に一本という感じででる。朝は地下鉄の真駒内駅へのシャトルバスがでる。真駒内から札幌までは280円、20分である。また路線バスは30分ほどで札幌に着く、230円である。札幌へは路線バスがお得である。時間も乗り換えを考えると変わらない。
周辺の環境であるが、郊外の国道沿いに建つホテルでコンビニやレストランが数軒ある。特に見たり訪ねるところはなさそうである。強いていえば、真駒内公園が近くここを見学するなら便利かなと思える程度である。

  記  2004年10月吉日

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