北海道10日間の旅2018/7/25〜8/3

スカイマークを五月に予約

 今回の北海道10日間の旅は、襟裳岬〜帯広に始まって、夕張によって岩見沢、滝川から歩いて新十津川駅へ行札沼線乗車、札幌、小樽から室蘭、 支笏湖休暇村の9泊10日の旅である。
 旅の始まりは5月のスカイマーク夏便予約開始日である。10時開始の予約で最安値チケット獲得を目指してコンピューターと格闘したときから始まった。 片道神戸→千歳5100円のチケットである。行は、つまり往復の往は予約に成功したが、復は既に時遅く次の安値7200円でしか予約できなかった。 最安値での予約はともかく、往復1万数千円で航空券がとれたのだから良にしたい。
 ここ数年私の個人旅行ではこのスカイマークが活躍している。旅行社のフリー旅行ではANAやJALとなるが、 個人でチケットをとるときはスカイマークにしている。スカイマークは神戸空港発着でピーチの関空とは違い格段に使いごこちがよい。 早朝便でなければほぼ伊丹と変わらない時間と費用で行くことができる。伊丹にも神戸にも阪急で行くから、 チケット代は同じで約400円、それぞれモノレール代がかかる。ただ一番列車でつける時間が少し神戸は遅く朝7時台の便の予約には注意が必用である。 今回ではないが朝のスカイマークを予約してからどうしても間に合わないことが判明して、神戸に前泊したこともあった。 これでは安くとっても何の意味もないわけである。

まずは襟裳岬を目指す

 千歳空港から苫小牧を経て様似に向かう。もちろん18切符を使ってである。但し日高本線は数年前の高潮の被害で、 鵜川から先はBTLと呼ばれる代行バスに乗り換えなければならない。 途中静内で乗換があり第1日目は浦河止まりである。浦河のビジネスホテルに宿泊し、翌日バスで様似に向かう。
襟裳岬に行くバスは一日数本、襟裳岬経由広尾行がある。様似での乗り換え時間が1時間強あり、少し街をぶらついて時間をつぶす。ようやくJRバス襟裳岬経由広尾行に乗る。

 

襟裳はなにもないー風の岬ーを満喫

  乗客は数名、襟裳岬に着く頃には私一人しか乗っていない過疎バス?である。 襟裳岬には正直言って私が宿泊できるようなリーズナブルな宿がなく、滞在時間は数時間と限られたものになった。 14時過ぎの次の広尾行に乗らないとこの日の内に帯広に着けないのである。広尾に宿を探したが、ちょっと計画時期が5月で早かったようで、 一軒しかないホテルの予約に失敗して帯広まで行くことになってしまった。 何しろ襟裳岬から広尾で乗り換えて、帯広まで3時間以上かかるのである。 広尾〜帯広のバスは途中トイレ休憩があったのが印象的である。
 この襟裳岬で昼食を頂き、襟裳岬風の館でゴマフアザラシ を観察し風速40Mを体感した。燈台周辺を散策して「襟裳はなにもない」を満喫しました。 私の旅行は電車バスであるから、周辺で宿泊が難しく少し物足りない心地であった。正直襟裳岬は燈台だけで、 散策するところも限られていてバスでの旅行の不便さを感じた。

 

広尾で乗り継ぎ帯広へ

 

バス広尾駅は旧国鉄広尾線広尾駅跡にある。丁度広尾駅再現の建て替え中でちょっとしたレールのモニュメントがあるだけであったが、 私と同年代の旅行者が広尾線に乗って北海道旅行をしたこと、愛国から幸福へと旅した思い出を、バス案内所の女性に厚っぽく語っていたのが印象的でした。

帯広東横インに2泊

 帯広での滞在は一日、帯広駅前案内所で相談し、愛国駅と幸福駅を廻る定番の観光コースにすることに。愛国でバスを降り、 次のバスまで時間があるので、徒歩で幸福駅を目指す。途中お昼時になり腹が空いてきたので、レストランに入って帯広名物豚丼を食した。 食堂の方と話をしていたら、ここから未だ幸福駅は遠いよ、車で送ってやるよ!と言われ即お願いしてしまった。
 こうして無事幸福駅に到着することができた。幸福駅についてびっくりしたのは余りの観光客の多さである。 インバウンド景気を反映したアジアの観光客であった。バスでドドッと  押し寄せるのは迫力満点である。幸福駅ブームなど過去のことと思っていたが、インバウンドとって幸福駅は目玉商品そのものであった。蛇足になるが、 愛国は余りはやっていなかった。何が違うのか今ひとつ判らなかった。売っている切符は幸福駅入場券ではなく、愛国駅発→幸福駅行きなのに!!

廃線予定の夕張支線に乗る 夕張見学も

 

 青春18切符の特例で、新得から新夕張まで特急列車に乗車できる。帯広からだと乗車券と特急券が必要だが、新得から特急に乗れば18切符だけで乗ることができる。帯広から普通電車で新得に行き、特急をまって新夕張まで乗り継ぐのである。この区間普通列車は一本も走っていないからいわばJR北海道のサービスである。この線は石勝線、石北線は旭川と網走をつなぐ線であるが、日に2本の普通列車が走っており特急列車乗車の特例はない。 新夕張〜夕張まで廃線予定の石勝線(夕張線)乗車し夕張観光をする。ここでは映画幸せの黄色いハンカチの、 まさに黄色いハンカチのたなびくロケ地を訪ねた。JR廃線予定区間の乗車と映画ロケ地の観光ができた。夕張発で岩見沢へ向かう。

 

岩見沢で2泊 廃線予定の札沼線乗車と札幌観光

 岩見沢に宿泊したのは、新十津川駅から札幌までこれまた廃線予定の札沼線に乗るために宿泊することにした。朝岩見沢から滝川に列車で向い、その後滝川駅から約1時間強歩いて新十津川駅に向かうのである。日に一本新十津川駅を発車する札幌行に乗るためである。ここも夕張支線と同じく来年には廃線となることが決まっている。廃線が決まっており、夏休みでもあるから、観光客で列車は満杯である。ホームには地元の人が観光案内に出て大騒ぎ、お祭り騒ぎである。廃線までしか続かないお祭りである。 意外と早く札幌に着いたので、時間があり急遽札幌観光をすることにした。急に決めたので行く当てもなかったから、大通り公園にある札幌テレビ塔まずに登った。大通り公園の大きさに目を見張った。ビヤホールが延々400Mにわたって開かれ、何千人もの道民がジョッキを傾けていた。道民のたくましい姿が目に焼き付いた。その後旧北海道庁を訪れ展示品などを見て回る。さらに札幌駅への道すがら北三条ひろばで開かれていた“日本台湾祭りIN北海道”の台湾女性らによる踊りを見学することができた。

遊覧船に乗る 小樽を観光する

この日は室蘭へ移動するのだが、その前に小樽を観光することにした。新千歳と小樽間は快速が走っていて、岩見沢からも意外に短時間で行くことができるので、小樽観光をすることにした。小樽湾での遊覧船に乗り、小樽港の見える啄木公園の散策、小樽寿司の昼食としゃれ込んだ。

室蘭で2泊  地球岬を訪ねるが あいにくの天気

この室蘭に行くことを決めたのは、テレビで地球岬に行ったという話があったので、どのようなところか興味があって訪れた。地球岬からみると、 地球が丸いのが実感できるとのことであったが、私には地球を感じることができなかった。地球岬は良くガスが出るらしく、 この日も見通しが悪く海はかすんで地球を感じるように丸くは見えることはなかった。地球岬付近を小一時間散策したのだが、 名勝ピリカノカなどいくつかのローカル名所があり海、山、海岸を満喫でき最高に良かった。
 宿泊したホテルの裏にある測量山からの室蘭の夜景は素晴らしかった。鉄の街室蘭はきらきら光っていました。

白老を訪れる

アイヌ民族博物館を訪れようと白老に行く。しかし立替中とのことで見学はできずポトロ湖を散策した。2020年頃には新しくなるとのことなので、元気でいれば時間をとって再度訪れたいと思いました。

支笏湖休暇村2泊

今回の北海道旅行の締めくくりは、支笏湖でゆったりとした時間を過すことであった。どこ行くわけでもなく支笏湖周辺を散策し、野鳥の観察やハイキングを楽しんだ。 最後の一日ゆったりと休暇村で過した結果とて、楽な疲れの残らない長期の旅になりました。
            
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