向日町競輪場中途半端ガイド


0.はじめに

 ほぼ競艇がメインのであるこのHPですが競輪関係がひとつもないというのもなんなので、一応ホームバンクである向日町競輪場でもガイドしてみます。こんなに遠慮がちな出だしなのは僕が競輪についてはほぼ素人であるからでして、いつか完成形としてガイドできたら、と思います。とりあえずやってみますね。3回しか行ったことないですけどね。


1.アクセス

1.阪急電車「東向日」下車、徒歩約15分。無料送バスで5分。
2.JR「向日町」下車、徒歩約20分。無料送バスで約10分。
3.無料駐車場あり。車でも行けます。

 詳しくは競艇場のHPを参照して下さい。え?送バスって、字が欠けてるんじゃないかって?送「迎」バスの間違いだろうって?ノンノンノンノン!やさしくいらっしゃいしてくれるのは行きだけ、金落とした後は勝手に歩いて帰れです。実に京都らしいですね。帰り道、JRへの道を尋ねて言われたとおり歩くとやがて駅が...ああ、やっと着いたと思ったらそれは阪急東向日駅だったりします。俺はウソを教えられたのか?いやいや、道は合ってます。ただそこからさらに長い道のりを歩かなければならないだけで。負けたときなど向日町駅までの道のりが天竺までの道もかくやと思うほど遠いです。
 都市型の賭博場である住之江や尼崎と違って車で行くことも十分可能です。ここでお得情報をひとつ。本来の客用駐車場は場の正面を右側に迂回してしばらく走ったところにありますが、そこへは直接行かず、迂回して左手にある駐車場(おそらく関係者用と思われる)へ車を入れ、
「あ。ここにはとめたらいけないんですか?」
と、とぼけてみて下さい。すると「ああ。ええよ、空いてるから、そこに入れ」と、守衛さんが言ってくれることがあります。ダメ元でいっぺんやってみて下さい、うまくいけば場に横付けで駐車することができます。ちょぴりVIP気分が味わえます。車で行くと心配されるのが帰りが渋滞ですが、ここが原因で渋滞するなどまず考えられません。そんなに客は来ません。もし道が混んでいたとしたら、176号線が勝手に渋滞しているだけです。


2.専門紙
 「研究」と「ダービー」の二紙があります。僕は「研究」しか買ったことがないので比較はできません。どっちがいいのでしょうか?どちらも値段は410円です。競艇の専門紙も大概410円と同じ値段で売られていることが多いのですけど、この「10円」って一体なんなのでしょうね?「研究」のブースで購入すると
「入場券お付けしましょか?」
と聞かれます。これはありがたいと思い
「あ、そんなん付けてくれるの?うん、頼むわ」
と答えるとすかさず
「はい、460円です」
と、入場料込みの値段を言われますので、間違っても
「あ、入場券サービスしてくれるんや、ありがとう」
なんて、一瞬でも感謝の気持を起こすとあとでものすごく損した気分になります(←経験者)。ま、買う手間は省けますけどね。


3.入場
 専門紙販売ブースと入場門の間にある券売機で入場券を購入します。入場料は50円です。入場はかなり昔の国鉄払い下げの改札口のようなところで、中にいるねえちゃんに購入した入場券を渡します。で、このもぎりのねえちゃんですが、どこぞのコンパニオン会社から派遣されているのか意外と小マシです。よく顔を見ておきましょう、一歩中に入ると、美的なものにはまずお目にかかれません


4.観戦
 入場するとまず、ムコリン(かムッチーかどっちかわからん)のイラストが大きく描かれた正面スタンドが目に入ります。キャラクターが描かれているスタンドだから比較的最近に作られたのだろうとお思いかもしれませんが、実に歴史の重みがあるスタンドです。1回に窓口があって2階が年期モノの吹きさらしスタンド。その右手には大きな1角スタンドがありますが、辛うじて観戦できるというだけの既に死んでいるスタンドです。ただ、2003年6月のふるダビで復活を遂げるかも知れません。もうひとつ4角にスタンドがあります。ここは1階にも2階にも窓口があって、2階の新しい吹きさらしスタンドから観戦です。そう、京都という夏暑く、冬寒い盆地にありながら、ガラス張りの快適な空間で観戦する場所が無料ででは存在しないのです。唯一、ガラス張りで観戦できる場所が4角スタンド3階の特観です。気持良うみんさるなら千円お払いやしや〜、ってなもんですわ。ちなみに僕は1角スタンドから見て、外れたら1角かぶりつきで見て、また外れたら正面スタンドで見て・・・ウロウロしてます。当ることが滅多にないのでいつも流浪しています。ふるダビのときにでも特観に入ってみようかな。そのときはまたレポートします。ちなみにここは、僕の大好きな「向正面」にスタンドはありません。


5.購入
 4項とややかぶりますが、購入は中央の吹きさらしオープンスペースをお勧めします。オッズのテレビはそこいら中にたくさんありますし、車券を買うときに慌てることのないのがよろしい。記念の決勝が締め切り一分前に余裕で買えます。マジでこの競輪場大丈夫なのか?住之江の賞金王決定戦なんかだと15分前に並んでも買えるかどうか不安なんですがね。


6.検討する場所
 ここまでお読みになればお分かりかと思いますが、座れる場所はどこへ行っても吹きさらしだらけです。空調の効いたところでなおかつ座れる場所は正面の1階と4Cの1階にほんの少しあるだけです。よって、環境の整ったところでじっくり座って検討したいという方は朝早く行って席を取る以外に手はありません。それも席を取るのにただ新聞や出走表を置いているだけではいけません、表に太く、濃い字で「座るな」と書くなどして自分の席だということをアピールしておかないと、見ず知らずのオヤジに平気で座られます。ここである程度車を絞ってオープンスペースでオッズを見、購入したら好きな角度からスタンドで観戦するというのが、向日町での平均的な競輪の楽しみ方なのではないでしょうか。


7.食事
 向日町といえば、御存知ホルモンうどんです。味は文句なし。柔らかく甘く炊かれたどこの肉か分からないホルモンのお肉がクタクタのうどんに乗っかっています。こんな書き方ですが味は本当にいいです。ただ値段は600円と、ボるとかそういう問題じゃないほどの値段が付いています。向日町の食堂街は各商店が個々で経営していて、場の持つ食堂やスナックコーナーというのは存在しません。よって軽くなにかを食べたいというときはおでんぐらいしかありません。でもうどんだけじゃお腹が...そこでお勧めなのが、生協です。場を出て左手に曲がり、坂をほんの少し下ると生協があります。ここではコロッケやフライドチキンが常識的な価格で販売されているので、ちょっと気分を変えがてら外をぶらついて食べ歩くのもいいかと思います。

8.バンク
 400バンクです。直線の短い丸っこいバンクらしいです。そしてまくりが効きやすいらしいです。ええ、詳しいことなんか全然知りません。競輪素人丸出しですな。

9.地元選手
 御存知御大松本整に先行主体の村上義行と伊藤保文、さらには逃げフェチの山本真矢と個性と実力の揃った選手が多数所属しています。こんなに選手は粒が揃っているのに、場のやるきのなさはなんとかならないものでしょうか。競艇の話で恐縮ですがかつて中道善博を擁し、現在も烏野賢太に浜村芳宏、そして期待の新人田村隆信の所属する徳島支部が場に全然やる気がないのとイメージがかぶってしまいます。ところで競艇は地元戦というのがあるので、どんなスター選手でも記念以外で年に大体3回ぐらいは地元を走ることがあるのですが、競輪の場合S級トップクラスの選手は恐らく記念以外で地元を走ることはないでしょうから、そういう意味の地元意識というのは果たしてあるのでしょうかね。それなのに競輪って「地元意識」の権化みたいな競技なんですよね。おかしなものです。

10.車券
 これも反論あろうかと思われますが、スジで来ることなどまずないというイメージがあります。そして、これはどこの場でもそうなのかもしれませんが、逃げは死にます。ヒモにも残れないという印象です。よって組み立て方としてはまくりの一味と、逃げる選手に付く追込選手のスジ違いの組み合わせにする感じですね。ええ、そうですよ、この買い方で勝って場を出たのは1回だけです。でもほんと、スジで来る気が全然しないんですよ。

11.おわりに
 尼崎のガイドで文句のひとつも言われたら「かかって来なさい!」ってな具合ですが、この向日町ガイドでは何を言われても文句が言えないですね、ホント拙いと思っています。逆になにか向日町競輪場のことで教えてやろうということがあれば、是非教えて下さい。宜しくお願いします。


−了−


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