邪念入りプレイ記録 その6

「星辰の門」


…ああ〜この辺りの話、ムービーやイベントばっかりで、ツッコミ入れ難い〜〜。
一度も戦ってないのに話が進んじゃうのは記録が大変じゃねーか!(泣)
でもねー。えへへ。
キャラ萌えの見せ場が多くって個人的にはハナマルですのん♪


「星辰の門」
ロッカの村のすぐ横にある、何かの建造物。ついさっきまでただのオブジェだったモノ。
それが星辰の門。
オブジェの中心だったソコに、大きく開いた穴。
制御装置のようなものが輝いていて、その脇に立つクロイツとスペクト。
二人の後ろにはノーチス軍が勢ぞろい。
「『門は四霊の石版によって開かれる』まさしく古代の伝承通り。私の報告書通りでしたな」
「確かにな…ついに道は開かれた。やっと我々の出番と言うわけだ」
「おめでとうございます。後は朗報を待つだけですな」
「まかせておけ。必ず手に入れてみせる!究極の力にして偉大なる兵器、『クァン・リー』をな!」
二人の高笑い。わぁ悪役〜〜。
「行け!突入部隊、前へ!」
クロイツの合図に、下っ端軍人たちがどんどん突入してゆく…。

ところ変わって。コチラはまだルティナ奇襲の山の中。
「あの光、ロッカのすぐ近くだぞ?ルティナの言った通り、遺跡の石版集めに別の意味があったっていうのは本当らしいな。軍の目的は精霊暴走を止めることじゃなかったんだ…。ロッカに戻ろう!急ぐんだ!」

ロッカに戻ってきました。トラックで。
でも中(装備室)に入れてもらえません。ジオゲートのそばにいるはずの、地導師のおばちゃんもいません。マップ選択画面にも行けません。
ということは、星辰の広場へ行け、ということか!


「星辰の広場を見てくる」
そう言ってエヴァンが去った後、残った者の苛立ちは頂点へ達している。
アルカダの3人はもちろん、怒りを抑えきれないのはカーマインだった。
「何でアタシまで外で待たされるのさ!?上の連中は何をしてるの?ディーネは…ディーネは何をしてるのさ!?」
「…ディーネ?誰だ?」
ルティナの問いに、ジェイドが答える。
「我等…このチームを編成したノーチスの少尉だ。石版についての知識があったとは思えないが、作戦の主導者であるクロイツ中佐と行動を共にしていたはず」
ルティナの瞳が怒りに燃える。
ブランドルもやり場の無い怒りを抑えきれずに、沈黙を続けるウルクに対して毒を吐く。
「アンタはいつも通りだな!こんな状況で、よく落ち着いてられるな!?」
静かに、今にも爆発しそうな感情を抑えて、ウルクが答える。
「これは、火事だ。今に大きな火事になる。今さら火元を見ても始まらん。それよりも、その先にある燃え草に気をかけるべきであろう?」
確かにな、と自嘲気味にブランドルが答えるが、握られた拳に緊張が解けることは無い。
「扉が開いたよ!中に入ろう!」
ミャムの声に、全員が装備室に飛び込んでゆく…。
(テンション高っ!話、作っちゃった。てへ。)



エヴァンが星辰の広場へ…行ってみたはいいけど、ここでもフェンスが閉じられていて中に入れてもらえません。
なんなのさー!?と思いつつ村の前まで戻ると、今度は入れてもらえます。皆はもう中に入ってます。
急ぎ装備室に入ると、管理人のおっちゃんが、数人が血相を変えて指揮所へ向かったと教えてくれます。
エヴァンも村の中に入ると、村人の様子も変です。エヴァン達の支援は終わりだと軍から言われたらしい。仕事を取り上げられてます。突然失業者です。そりゃ無いでしょう!?
指揮所の前まで来ると、中からルティナの声が!
「絶対に許さない!!あんたの生命で償ってもらうわ!」

エヴァンが指揮所に飛び込むと、目の前でディーネに短剣を突きつけるルティナが。
その周りを取り囲むように、カーマイン、ティト、ジェイドの姿。
修羅場です!
「やめろ!ディーネは何も知らない!そんなことより、何が起こっているのか知るほうが先じゃないのか!?」
ルティナ、エヴァンに一瞥をくれますが、まだ剣を引こうとしません。
「…いいのよ、私達はすでに用済みなの…。作戦は終わり…。あなたたち、そして私の任務も終わったのよ…」
無抵抗のディーネに、やっとルティナが剣を収めます。
「どういうことなんだ!?ノーチス軍は何をしてるんだ!?いったい何があったんだ、ディーネ!?」
「クロイツ中佐は、次の計画を始めたわ。そしてそれは、新たなる遺跡の探求。すべては軍の新たなる力のために。」
エヴァンの質問に、一言ひとこと、かみ締めるように答えるディーネ。
「ごめんなさい。精霊暴走を止め、チームの皆が協力すれば、軍と人々に平和な関係ができると信じてた。でも、全ては私の身勝手な妄想だった…。軍の平和貢献も、異人種との協調も、…そんなことを考えていたのは私ひとりだけ…」
遺跡の秘密を知って、それを止めようとして、ここまで来たルティナにも。
「あなたは、アルカダの人ね。ごめんなさい、みんな私のせい…。でも、もう、私には何もできないの」
その態度に、今まで黙って話を聞いていたカーマインがつかつかとディーネに歩み寄り、胸倉をぐっと掴みます。
「いいかげんにしなよ!弱音吐いて謝って、まだ中佐の弁護して話をまるく収めようっての!?」
カーマインの手を振り払うディーネ。
「知ったことじゃないわ!私だって何が起きてるのかサッパリなのよ!」
それがディーネの真実。デスクに無造作に置かれたバッヂを手に取ります。
「勲章を貰ったわ!立派に任務を遂行し、軍人として最高の栄誉ですって!軍のさらなる発展に貢献したって!」
それを思い切り床に投げ捨てる。
「確かに兵隊だものね。バカみたい!」
床でむなしく光る勲章をルティナが踏みつける。
「結局、ノーチスの奴らは変わってない。技術という力を手に入れ、新しい兵器を作って、世界を自分のものにする気ね」
「これは許されない事態だ。騙された挙句、片棒を担がされた身としては、ノーチスを二度と信じるわけにはいかん!」ジェイドがそういうと、カーマインが黙ってはいない。
「アタシらだって騙されてたんだ!ノーチスノーチスって、そんな言い草は気に食わないね!」
今まで沈黙していたティトが、ゆっくりと言葉をつむぎます。
「みんな、ウソだったんだね。ボクががんばったせいで、また人がいっぱい死ぬんだ。…誰も信じられない!自分勝手に、みんな殺しあうだけなんだ!」
涙を隠すように俯いたかと思うと、指揮所を飛び出して行くティト。
「この決着は、つけさせてもらうよ!」
ルティナも出て行きます。
取り残されたような、エヴァンとディーネ。
「…なんだよ?結局クロイツの思惑通り、本番が始まりゃオレ達は失望してバラバラってワケか…。ヘッ…確かに夢見がちな奴らばっかりだしな。夢に乗ったらバカを見た…。いい道化者の集まりになっちまったな…」
自嘲気味に言うエヴァンに、ディーネが歩み寄ります。
「エヴァン、エスカーレまで付き合って貰うわ。中佐が何を企んでいるのか、確かめます」
「おいおい、今さらどうしようって言うんだ?」
「エスカーレの軍施設の中には、自由に出入りできないところがあるの。きっとそこで中佐の目的がわかるはず。…このままじゃ済ませない。私なりに、ケリはつけさせてもらうわ!」
上層部に逆らうことになっても。ディーネの決意は固い。

エスカーレへやってきたエヴァンとディーネ。
「今さらクロイツの企みを知ったからって、どうなるってモンでもないだろ?ケリをつけるって言ってもなぁ…」
「納得いかないことをほおっておくツモリはないわ。何をしたいか決めるときは、自分の目で見て考えます。このまま泣き寝入りはゴメンよ!私ってそんなにあきらめは良くないの。いい様にあしらわれて黙ってられないわ!」
「…う、…コワ。女の恨みってヤツは…」ああっやっとそーゆーセリフが出てくるのねっ!?
「あら?いつからそんなにアタマが良くなったの?クロイツ中佐にコケにされたら、あなたが最初に怒るもんだと思ってたわ」
「そりゃ、オレもムカついてるけどな。だけど…どうやって施設に入るつもりなんだ?オレも一緒なんだぞ?」
「私に任せておいて。軍隊ってお堅いトコロだから、いろいろとやり方があるのよ」
そう言って笑顔を見せるディーネ。女って…女ってぇ…。

先ずは高原地区。あの科学仕官の家にでも行ってみよう。
相変わらず外で男の子が遊んでる。
「パパったら悪いんだよ、ママのことすごくいじめたの。ママかわいそうだった。あの子もパパのことキライになって、パパにお仕置きしようかって言うんだ。でもそれだとパパが可愛そうでしょ?だからお仕置きはやめてって、ボクあの子に頼んだんだ」
「あの子って…それはアナタのお友達?いつもは一緒にいるのね?」不思議そうに問うディーネに、
「今もいるよぉ〜!いつだって一緒だし、どこにいても会えるんだよ!」
目に見えない友達…。きっとそうだね。
その家では夫婦喧嘩が勃発していたらしい。どうも軍で遺跡研究をしている旦那の仕事が忙しいらしく、奥さんがカラダを心配する…その言い方が気に入らなかったんだろーなぁ。
家の主人、科学仕官はイライラしっぱなし。何かを愚痴ろうとしたが、ディーネの姿を見て話すのをやめてしまった。軍の秘密主義の表れだろう。
軍の連中は必死で何かを追い求めている、ということは判った。

エスカーレ軍施設の入り口へ。門番に話しかけるが、立ち入り禁止だ!と入れてもらえない。
ディーネはこちらからはやり辛い、下町から裏門へまわりましょうと言う。やり辛いってぇ?

下町ではあちこちで「彼女とデート?いいねぇ〜」と冷やかされる。
「美人のねえちゃんと一緒なの?」と子供に言われて、
「そうそう、美人って言っておけよ。後で怖い目にあうぞ〜」ってエヴァン、アンタ…(泣)
軍隊の様子は何だかおかしいと、街の皆が気づいている。
港では漁も制限どころか、禁止されたりすることも。
音楽屋敷の扉には張り紙が。
『広い演奏場所を求めて、ロッカへ引っ越します。音楽に興味のある人はロッカの広場へどうぞ。〜クラッシュヘッズ』
タル酒屋でもディーネが新しいタルガール?とか言われたり、冷やかされたり。
エスカーレの歴史を語りたいおじいさんが、50年前のことを語ろうとすると、
「50年前、その頃…その頃………失礼した。何かこう頭の中が真っ白になってな。酒を飲みすぎたのかもしれん」
…わけわからん。

エスカーレ、軍施設へ。
下町から裏門へまわったディーネとエヴァン。門の番兵に鋭く命令するディーネ。
「門を開けろ。ディーネ少尉だ。通るぞ!」
「少尉殿、おまちください!」
止めようとする番兵に隙を与えないディーネ。
「何か?ああ、これは民間の協力者だ。暗号名は『アカピーマン234号』という」
「はぁ?アカピー…マン234号?聞いたことがあるような、無いような…へ、変な名前ですね」
番兵がだんだん混乱してくる。
「もたもたするな!クロイツ中佐の命令なんだぞ!」
「ちゅ、中佐殿の命令!?ははっどうぞ、お通りください!」
ついに、裏門突破。
「ま、こんなものね」ディーネ、得意気じゃん(笑)
「へぇ。やるもんだね。しかしオレの暗号名がアカピーマンだって?」
「そんなことより、クロイツ中佐の目的を調べましょう!」
そだね。軍施設に入る二人。

出撃可能な兵員はすべていつでも出撃できるように準備されている。
物資も大量に準備されている。大規模な作戦が予定されている。
戦闘機も全て出撃可能な状態に。整備士達は働きすぎてヘロヘロだ。
だが、一般の兵士達には詳しい話は一切無しなのだ…。
科学士官が立ち入り禁止の建物の前でウロウロしてる。スペクトが不在で研究が滞ってるらしい。

軍研究所へ入る二人。
中には、精霊獣の死体のようなもの。きっと土竜の巣にあったもの…。
「あいつら、やっぱり隠してやがったな!?」クロイツの嘘つき!
「古代文明が精霊力を集めて、新たな生物を生み出す実験をしていたというのは、本当だったのね…」
ディーネもショックを隠しきれません。

さらに兵員詰所へ向かうディーネ。
詰所の中にはおっちゃん軍曹が一人。
「クロイツ中佐はお怒りです!いったいどんな段取りをしたというの!?計画はどうなっていますか?命令を復唱しなさい!」ををっカマかけやがる!
「はっ!
第一段階、精霊暴走停止という名目で、各遺跡から鍵となる石版を集める。
第二段階、集めた石版で、ロッカの村の近くにある最後の遺跡の扉を開け、エボル…とかいうのを手に入れる。
最終段階は、自分にはよくわからんことですが、エボルによってクァン・リーへ導かれる。
となっております。以上の通り、『クァン・リー計画』は第二段階まで順調に進行しております」
「ご苦労。試しただけです。邪魔をしてすまなかったわね、軍曹。じゃあ、アカピーマン234号、ロッカに戻って皆に報告するとしましょうか」
「…またかよ。はいはいわかりましたよ、隊長殿!」
にっこり微笑むディーネ。女って…。

ロッカに戻り、食堂でみんなに説明する。
エスカーレでわかったことは、クロイツもスペクトも、自分の為だけに行動してるのは間違いない。急いで行動すれば、先手を打てるかもしれない。
ノーチス軍は、クロイツとスペクトに利用されている。エボルにクァン・リー、どんなものかは判らないが、彼らよりも先に手に入れなくてはならない。
「みんな、もうちょっと協力してくれ!」そういうエヴァンに、ティトは反論する。
「ボクは信じられないよ!何を信じろというの?エヴァンだって、ノーチスの人じゃない!」
「ああ、その通りだ、ティト。オレを信じろなんて言うツモリはない。…けどな。今までがんばってきたのに、全てが水の泡っていうんじゃ、オレは納得できないんだよ。…オレの見たもの、感じたものが、そう言ってる。だから、オレは確かめに行くのさ」
そうだろ?ティト、思いは同じだろ?エヴァンの言葉に、頷くティト。
「あんたたち、本当に軍の後を追う気?その、クロイツ達の独断って言っても、それなりの戦力なんだろ?」ルティナが問う。
「ああ、本気も本気さ!クロイツを出し抜いてやろうぜ!…ルティナ、おまえも来いよ」
エヴァンの突然の誘いに戸惑うルティナ。
「そりゃ、ノーチスの暴走を止めるのなら、願ったり叶ったりだけど。…あたしを、信用するっていうのか?」
「はははっもういきなり襲ったりはしないだろう?それから。敵はノーチスじゃなく、クロイツ。…わかってるだろ?」わぁぁイキナリ親密〜〜!(笑)
「フッ。おかしなヤツだな、おまえは」笑顔を見せるルティナ。
そこに、カーマイン、ミャム、ディーネが入ってくる。
「村の人はみんな協力してくれるってさ!今まで通りアタシたちを助けてくれる!軍の命令なんかクソクラエだって!」ミャムちゃんが嬉しそうに報告してくれる。そういや、ロッカの人たちも作戦から置き去りだったっけ?
「それに、遺跡の入り口へ行く方法も見つかったよ!村の人しか知らない裏道が、緑色の岩の裏側にあるそうよ!」カーマインも嬉しい報告!
これで、クロイツを出し抜ける!かもしれん。(笑)
「へへぇ!まだまだあきらめるには早いってことさ!このオトシマエはつけさせてもらうぜっクロイツ!」
イキナリ元気になる一同。
静かにディーネが決意を告げます。
「エヴァン、あなたは中佐を追ってください。そこに何があるのか、何がはじまるのか、自分の目で確かめて欲しいの」そう言い立ち去ろうとします。
「お、おい、ディーネ!?いったいどこへ行く気だ!?一緒に戦おうぜ!」
「…中佐の行動を止めなきゃならないわ。軍上層部へ真相を報告してきます。計画を中止させるのは難しいだろうけど」
改めて、一同に向き直るディーネ。
「エヴァン、そして皆さん。この卑劣な計画を、なんとしても食い止めてください」
「ディーネ、一人で大丈夫なのかよ?」
心配そうなエヴァンに、頭をかくディーネ。
「はぁ、こんな半人前のコゾウに心配されるようじゃ、もう私もダメかしら?
…まあ、見てなさいよ。ここはあなたに任せたわ。しっかりね、エヴァン」
エヴァンが頷くと、最後に微笑みと激励を残して、ディーネは立ち去ってゆく…。



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