邪念入りプレイ記録 その5

〜アルカダ特殊部隊の襲撃〜


先に星辰の広場のコトを書いておこうっと。
ロッカの外(装備室)に出て、行ける場所は3箇所。ジオゲートとマップ選択画面とあと一つが星辰の広場です。
円形の野原の広場で、中心にオブジェのような…星の並びのようなモノがあります。中心から少し離れた場所に一つだけ、明らかにスイッチ台のようなモノもあったりします。
何故だか最初っからここもノーチス軍のフェンスで囲まれてるのよねー。


〜アルカダ特殊部隊・ルティナ襲撃〜
風の遺跡から、皆でブランドル運転の軍トラックに乗ってロッカへ戻ります。
(ジオゲートまで皆で行けば移動一瞬じゃんっ!というツッコミは無しの模様)
トラックの荷台には座席が取り付けられていて、テキトーに座ってるヤツあり、歩き回るミャムちゃんあり…。
「んんんーーー!退屈!トラックキラ〜イ!まだロッカに着かないの!?」
「あははは、ちょっと落ち着けよ、ミャム。後はロッカに戻ってのんびりするだけなんだからさ」
エヴァンが明るく答えると、ティトも嬉しそうに言います。
「…本当にボク達が精霊暴走を止めたんだね。まだ実感が湧かないけど」
「ま、よくも上手くいったものだな。このチームにしては成功と言えるだろう。…軍にこれだけ協力されていては気が引けるが」
ジェイドに続いて、カーマインがチャカすように言います。
「それより、変な話を聞いたよ。アルカダ側では何か動きがあったらしいね。今更何を始めようって言うのかしら…」
「アルカダが?何でだ?もう精霊暴走は止まったんだぞ」エヴァンの問いに、やはりカラッと答えるカーマイン。
「知らないよ、さっきディーネがそんなことを言ってたのさ」
「精霊暴走が停止したのは、本国へも伝わっている。クロイツ中佐の構想通り、我が国もノーチス軍への感謝を示すと思うが…」
そーだよね、お互い休戦中なんだよね。友好的かどうかはさておき…。
ウルクのおっちゃんがタイミングよく話題を変えてくれたりして。
「ところで、クロイツとやらはあんなに愛想の良い男だったか?聞いていた話と違うようだが?」
「確かに。随分はしゃいでたわね。あの時はアタシも嬉しくって気がつかなかったけど、何か不気味よね。ロッカの村に戻ったら、邪魔者は口封じに始末されちゃうとか」
「フッ。ま、アイツの性格を考えたら、ありそうな話だな」
カーマインとエヴァンの『もしも話』にブランドルが運転席から怒鳴って応戦。
「おい、おまえら!いい加減にしたらどうだ!ノーチスの悪口はやめろ!!精霊暴走を止める以外にどんな意味があるってんだ!?カーマイン!だいたい軍人のオマエが言うにしては冗談が過ぎるぞ!」
「ゴメン!アタシそんなつもりじゃ…」
「悪かった!悪かったよ!それより、前を見てろ!運転中にわき見するな!」
二人が謝って、一瞬の重い沈黙。
やっぱりウルクのおっちゃんが助け舟です。
「確かに精霊暴走で苦しむことは無くなった。だが、それだけで安心してしまっては、再び争いが始まってしまうかもしれん…」
「また、戦争が始まるの?せっかく精霊暴走を終わらせたのに、もう戦うのはイヤだよ」
悲しそうに訴えるティトに、前向きエヴァンくんのお答えは。
「だからこそのオレたちだろ?この仕事のためにわざわざこんな寄せ集めのチームが作られたんだ。ははは。心配するなよ、ロッカの村でのんびりしようぜっ!みんなで宴会でもやろうじゃないか」
「うむ。相互の理解があれば衝突は防げる。我等の仕事は終わったのではなく、これから始まるのかもしれんな」
その通りだと思います、ジェイドさん。ブランドルも同じく…
「まあ、そうだな!ロッカでぱーっとやるとしようか!…ん?…あれは、何だ?」

ブランドルがブレーキを踏む。
トラックの前方にバリケードが組まれていて、小さな張り紙が。
「『この先工事中。左へ進め』だぁ!?遠回りになっちまうじゃねぇか!まったく、ついてねえよなぁ!」
素早くトラックの向きを変え、左側の細道へと向かう。
…そこに走り去る数人の人影!?

丘の上からその光景を見守る女がひとり。

道の前方にまた看板が。
トラックを止め、ブランドルが運転席から降りて確認。
「『この先行き止まり』だとぉ!?どーゆうこったよ!?さっきはこっちへ行けって書いてあったぞ!」
さらにトラックから離れて、行き止まりの崖へ向かうブランドル。
そのとき、エヴァンが異変に気づく。
「なんか様子が変だぞ?ブランドル!気をつけろ!!」
トラックの後方で突然の土砂崩れ!?ではなく、誰かが土砂を落とした!
「ワナだっ外へ出ろ!」
エヴァンの声に皆がトラックを降りたが、その後ろ側の道は土砂で埋まっている。帰路は断たれてしまった。
「誰だ!何の為にこんなことをする!?」
丘の上に立つ女がエヴァンの声に答える。
「石版を渡してもらおう!命まで取ろうとは言わない。お前たちが持っているのは判っている!」
「…なんだと?オレ達はもう持ってないぞ!」
「見え透いたことを。嘘をついても無駄だ!かかれっ!」
女の合図で、数人の兵士がエヴァン達を囲む。
「…人の言うことがわからないって言うなら相手してやる!そこを動くなよ!!」

いきなりバトル突入です!
前の風遺跡からパーティ変更できてませんっ!(泣)
でも、HPもエッグも回復してるからいいや!(え?いいの?)
敵はアルカダ兵!動きが妙です!すすすーと動きます!みょー!
一戦終わると丘の上を目指して、坂を上がってまた一戦…を繰り返し、とうとう女のもとへ到達。
「ウスノロのノーチスの手下のクセに、ここまで来るとはなかなかやるな」
「オマエが隊長か!?オレ達になんの恨みがあるって言うんだ?」
「アンタ達裏切り者に話すことなど無い。覚悟!」
ひゃー!問答無用でボスバトル!
女隊長(3回攻撃でワープ回避するんだけど!?)のダウンの声がやたら色っぽいとか思ってゴメン。でもそうじゃなきゃ終わらないんだもーん。

勝利を収めて、女隊長をとりあえず捕らえました。
女隊長、暴れます。後ろ手に縛られてるのがなんとも…(これ以上は言うまい…)
「ひとでなし!ノーチスのケダモノめっ!さぁ、早く殺すがいい!」
「ちょ、ちょっと待てよ!?話が見えないぞ!襲ってきたのはそっちだぜ?」
ジェイドが女に寄って、顔を確認。
「ルティナだな?覚えているか?私のことを。なぜ我等を襲撃したのだ?アルカダでいったい何が起こっている?」
「この裏切り者!売国奴め!オマエがやったことが、どんな酷いことを起こすか、わかってるのか!?早く石版を出すんだ!絶対にノーチスの手に渡すわけにはいかない!」
さっきスペクトに渡したヤツ?ボケたエヴァンが答えます。
「はぁ?遺跡で見つかった石版のことか?…もう渡しちまったよ。そんなに大切なモノだったのか?」
「…なんで?…なんてこと!終わりよ…なんていうことをしてくれたの!?あの石版の意味を知らなかったの!?」
「どういうことだ?ルティナ!?」ジェイドさんが問い詰めます。
「…ノーチス軍は、オマエ達の知らない計画を進めている。すべては、その計画の一部でしかないんだ。あの4つの遺跡の意味…。ノーチス軍の目的は精霊暴走じゃなく、古代人が生み出そうとした最悪の『力』さ!」
「な、何言ってるんだ!?遺跡の力は、もうオレ達が止めたんだぜ!古代人だかなんだか知らないが、もう厄介ごとは終わったハズだろ?」さらにエヴァンが問います。
「開放された遺跡は、アルカダ軍も確認してるんだ。遺跡にあった壁画を見たら、アルカダの学者はみんな愕然としてた…。『そは、旧世界と引き換えに産み落とされる力。大いなる技を持って、生命と世界を変える力。新世界へと導く者こそ、クァン・リー』どれだけ危険な兵器だかは知らないけど、ノーチス軍がそんな力を手に入れて、戦争に使わないわけが無いじゃないか!?」
そうか、ノーチス軍はアルカダの敵なんだもんね…。
「ばかな…私まで、ノーチス軍の策に乗せられていたというのか?」ジェイドさん、ショックを隠しきれません。
「ちょっと待てよ!こんな女のたわごとで、ノーチス軍ばかりかオレ達のやったことを否定しようってのか!?」ブランドルが咆えます。
「うむ。いきなり信じろと言われてもな。我々がやったことで、救われた人々もいる。すぐには頷けぬ話だな」ウルクも慎重です。
「アンタ達、何も判ってない!本当にヤバいのはこれからなんだよ!これだけ言っているのに、なんで…なんで判ってくれないのよ!?」
下を向き、崩れるルティナ。
「…あんた、泣いてるのか?」
エヴァンがルティナの傍に寄ろうとしたその時。

「ん?何だあれは!?」
ウルクが空の異変に気づきます。
「あれは、何だ!?」ブランドル以下全員が空を仰ぎます。
「ロッカの村の辺りではないか!?」ジェイドが異変の場所を教えてくれます。
「…バカな?全て終わったんじゃなかったのか!?」…そうではないようです。

光の柱が空の上まで伸びて。天の最も高く明るい場所から黒い影が現れ、その影が真っ直ぐ下に堕ちる。
その先には、星辰の門。



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