グランディアU 日記、その6


20040217

ラーブラブ

サイラムの港へ来ました。
一隻だけ停泊中の船、バカラ船長は豪傑っぽい人です。(笑)
さて、ここを出たらもう後戻りはできないですぞ。
行きますぞー!
と、船腹に書かれた大きな数字「50/50」って何なんでしょう?
「そいつはこの船の名前、フィフティフィフティ号って言うんだ」
へぇ…ヘンな名前。
さあ、出港だ。

次の目的地はリュードの故郷。
どんなとこかなー?エレナちゃんいろいろ聞きたいです。
でもリュードはむっつりとしてあまりお話してくれません。
マレッグおじさん、バカラ船長に言われて一生懸命作業中。
自転車の空気入れポンプみたいなのを押してます押してます。あと5日は押すんだって。ひえー。

んで、数日。エレナちゃん、すっかり船酔い。
海のグラナクリフを飛び越えるのは今日は風が弱くて無理ーということなので、近くの島シシール岩礁に仮上陸。
なんだか丸くてキレイな岩があるんだけど、まあ、気にせずにキャンプしましょう。
またまたエレナちゃん、リュードに故郷の質問。
ご両親は?
「早くに死んで顔も知らない。だから、兄さん…メルフィスと一緒に村長の家で育てられたんだ」
思わぬ告白にみんな引く引く。
ただ1人の家族と戦うことになってしまうなんてー!
「あいつはもう兄さんじゃない。もう寝ようぜ」

暫くしてリュードが目覚めるとエレナがいない。
おや?スカイ知らない?
「知らんぞ。ところで、リュード。エレナとミレーニア、どちらが好きなんだ?」
こーのーオヤジ鳥がー!
とりあえずどっちも苦手だと答えておくリュード。(笑)

マレッグおじさんは豪快にイビキかいて寝てます。
その隣で寝る必要が無いハズなのに、ティオが寝てます。

そこらを歩いてると、あ、エレナ発見!
ひとりで海を見てたら、ヴァルマーの月が気になっちゃって眠れないんだって。
「あの月、消してやろうか?」
リュードが海面に石を放り込んで、波紋で月が消えちゃった。まあ、優しいねぇ。(笑)
少しエレナの気も晴れたみたい。
降るような星の下で、エレナちゃんが旅をして知ったことが良かったーって。
会った頃のような世間知らず、とはもういえないね。
「今、この時だけ…みんな忘れてしまいたい。世界を救う使命、ヴァルマーの恐ろしさ、グラナス神官としての私…。明日になったら、また…だから、少しだけ」

  ほのラブ。

エレナちゃんてがんばり屋さん。
エレナがいつもおせっかいしてがんばらなかったら、リュードは今みたいに前向きに考えることなんてできなかった。
メルフィスのことも、辛くても、忘れることも消すこともできない過去なら向かい合わなきゃならんのね。
エレナちゃん、ずっと一緒にいたのに、リュードの過去のこと知らず、気付けなくて少し後悔。
けど、エレナに会えなかったらリュードは変わらなかった。
だからエレナのおかげ、エレナに感謝。
エレナもリュードの会えてよかった。
「私、こんなステキな世界が大好き!この世界に住んでがんばってるみんなが大好きよ!」
よかったね。
エレナもリュードも元気になったね。

あさーあさー。
なんだか変な音で目覚める一同。
あー昨日のキレイな石からモンスターが飛び出してるー!
ぎゃー!ティオ、電撃頼むー!

昨日通ってきた道は満ち潮で通れません。遠回りして船に戻らにゃー!!
あちこちウロウロして〜デカサソリエビとバトルー!
ギャー!エレナ、白の黙示録イッチョ頼む!

やっとこさ50/50号に戻ってきました。
船長!なんであんなバケモンがいるって教えてくれんかったんよー!?
「この島にそんなのがいるなんて知らなかったんだよ。オレは船酔いなんかしたこと無いからな」
あー…そーっすか。(涙)

さて、今日こそ海のグラナクリフを越えられそうです。
イメージ、モーゼの十戒の海が割れてるヤツの底なしな。
それを飛び越すって…どうやって?
「グラナクリフからの上昇気流を捕まえる。船に帆を張って風に乗るんだ」
でも、それだけじゃあ飛び越せないんじゃあ?
「そこで、あんたたちにガンガン押し込んでもらったエアポンプだよ」
はあ〜。ペットボトルロケットね。
バカラ船長、キコキコと何か操作をして船内に入っちゃった。
船が走り出す。
おーい!舵はどうするのー?
「バカヤロウ!この船は飛んだらどうなるかわからねぇ!
 のるかそるか、だからこの船はフィフティフィフティって名前なんだよ!」
へぇー!ってノンビリしてられっかー!!!

全員が船室に入ると、船腹から水平にドバっと帆が張られて大きな飛行船になったー!
グラナクリフを越え……お、落ちるー!!

  風を捕まえた!!

甲板で、リュードがひとりたそがれてます。
戻りたくなかった故郷に戻ってしまった。
「俺の村にはご神体…神体があって、村は神体を守るためにできたとも言われている。神体を守るため、件の腕を磨き、正しい心を求め、邪念を断つ…それが村が求め続けてきた理想の剣士の姿だった。
 あの夜…メルフィスがあんなことをするまでは…」
続きを聞きたいエレナにスカイがお邪魔。
「見えたぞ」
とうとう、帰ってきてしまった。
剣士の島。



20040219

剣士の島

帰ってきました。リュードの故郷です。
静かです。他の場所と違って音楽までない。波の音と鳥の声だけ。
「あの事件以来、この村はこうなってしまったのさ」
リュードの説明は短くてよくわからん。
村人A「あ、リュードだ!」で逃げてしまう。
どうやら…激しく嫌われている模様。

そして、村長以下全員に「出て行け」と言われる。
かつてリュードの親友だったガッタにも「出て行け」と言われる。
けど、メルフィスがここに来てて、決着つけるまで出て行けない、と答えるとみんなもっとビビる。
「疫病神」とまで言われる。いったい何をやったってーの?
リュードはひたすら責めを受けて、何も語ってくれない。
村には迷惑かけないから、でなんとか納得してもらって、村人解散。

あの事件以来、魚が取れなくなっただの。
あの事件以来、作物が取れなくなっただの。
あの事件以来、誰も剣を取ろうとしなくなっただの。
あの事件以来、環境が変わって病気で死ぬものも出ただの。
あの事件以来、とにかく最悪らしい。
それでもメルフィスはこの村の誇りだったこと、リュードはそのいい弟だったことはよーくわかった。

リュードの家の前まで来たけど、メルフィスはここにはいなかった。
家は扉に板を打ち付けてあったりして、なんだかもうしのびないねぇ。
かつての親友、ガッタくんが喧嘩を売りつけてきます。が、あっさりリュードの勝ち。剣を持たなくなったガッタと戦い続けてきたリュードとは力の差が違う。
「あのとき、お前が村を逃げ出さずに、俺と力をあわせていれば!」
ガッタくんの後悔果てしなく。けど、本当にそうか?

メルフィスはこの村の理想で、最強の剣士で、正義の剣を持つのに相応しいと思われていたのに。
そのメルフィスが悪魔に変わってしまい、村の全てが失われてしまった。
信じるものを無くしてしまった剣士の村。

とにかく今日は宿屋で一泊。なんとか泊めてもらう。
エレナちゃん、リュードの過去が気になってると、あからさまに怪しいトリがいろいろ教えてくれる。(笑)
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メルフィスとリュードの両親は早くに死んで、村長に育てられた。
2人とも剣の修行を始め力をつけ、特にメルフィスは村で最強とまで言われた。
村の誰もが憧れるメルフィスは、やがて村長の娘リーナと許婚になり、そらもうお似合いさん。リュードもちゃっかり弟になってた。

  仲良し兄弟。

ある日、島が嵐に襲われ、村に奉られているご神体のある祠からただならぬ地鳴りが響いた。
リーナが荒ぶるご神体を鎮めに行ったが、帰ってこない。
メルフィス+数人で様子を見にいったけど、それまた帰ってこない。
リュードがひとりで追いかけて行って、見てしまったのは死屍累々な村人さん。
そして、メルフィスの剣がリーナの体を貫いた。
気付いたとき、メルフィスの姿は島のどこにも無くて、リーナの体はメルフィスの剣で大地に縫いとめられたままだった。
それから、メルフィスについたのは「人殺し」で「ご神体を奪った男」という呼び名で、リュードは島を出ざるをえなくなった。
3年前の出来事、だそうな。
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よー知ってるなぁ、トリ!(ホントに、いつ聞いたんだろう?)
一番信じてた兄に裏切られ、故郷を追われて、リュードは人を信じることが怖くなったのでした。
エレナに会うまでは、ね。

翌朝、リュードは行き先を決める。
ご神体があったグレイル山、そこにメルフィスがいるはずです。
村人はみーんなこの世の終わりみたいなことを言う。
メルフィスと戦って勝てるわけが無いとか。
まあね。でもやらんとイカンでしょ。

グレイル山に入ったところで、ガッタくんに呼び止められた。
リュードの家に張り紙がしてあったんだって。メルフィスから。
まあ、親切!(笑)
「想い出の大地で待つ」
…まあ…やっぱり親切!(笑)
ありがと、ガッタくん。がんばってくるよー。

戦闘、モンスターレベルが上がってきてるんで、ぼちぼちキツくはなってるけれども、まあ、瞬殺基本。
木だ!リンゴの木!!(違) 燃やせ燃やせ!(こーゆー判り易い敵、大好き!)

さて、ご神体があったという祠へやってきました。
奥へ進むと、おー見慣れたモンがありました。
グラナスさまの封印が見事にぶっ壊れてます。
ここにあったのは最強の剣なんかじゃなくて、間違いなくヴァルマーの角でした。

外に出ると、あ、メルフィスにいさん!
広場じゃなくて、想い出の大地へ来いと、さらに親切に呼び出してくれます。
親切だよねぇ。(苦笑)

んで、想い出の大地までやっと着きました。
さあ、決着つけちゃる!

  いちばんカッコイイにーちゃん!

バトルじゃバトルー!前みたいなノーキャンセルってことはありません。普通にボスバトル!
メルフィスの剣をやっつけると、ヴァルマーの角技が出てきます。ぎゃー!痛いー!!
なんとかかんとか(ぜーはー)やっつけました。

倒れたメルフィスに寄ろうとするリュードを止めるメル兄。
どうやら一瞬元に戻ってる!メルフィスにいさん!死んじゃいやだー!
死に際、神の剣の在り処を教えてくれる。
そんで、ヴァルマーの呪いから救ってくれてありがとうと言って、絶命。
「メルフィスにいさー… ぐあー!」
あ、ヴァルマーの角がリュードに移った!
心配して近寄ったエレナに剣を向けたリュード。
斬られることを覚悟したエレナだったのに、寸前で剣は止まった。リュードの意志が反発してるらしい。
けど、リュードはそのまま意識をなくしてしまった。
いやーん!

村へ戻ってきました。
メルフィスの亡骸は村の墓地に埋葬して貰えました。よかったね。
まだ村人たちの心は沈んでる。
ガッタくん、一生懸命訴えます。
メルフィスが強くなろうとしたのは、村人がメルフィスに頼ろうとしたからで、悪かったのは戦う心も信じる心も忘れた村人だ。
頼るものが無くては戦えないのか?ひとりひとりが何が正しいかを考えて戦えばいい。
…ガッタくん、村はまかせたよー。

宿屋。
ティオが冷静に「角に取り付かれたリュードが暴れ出す前に処分しよう」とか言う。
マレッグおじさんはダメだという。その理由がティオにはよくわからない。
メルフィスとリュード、同じように角に取り付かれたのに、何故リュードには生きて欲しいの?
「ティオ、生きるとは人が手をつなぐことだ。
 信頼、愛、尊敬…そういったもののことだ。
 人は生きねばならん。
 だからわしは人の死を願うメルフィスを憎み、リュードが生きることを望んでいる」
説明しても、ティオにはよくわからなかった。
けど。
「今にわかる」
頭、なでなで。うん。わかるよ。

リュードは意識を失ったまま寝っころがり。看病エレナちゃん。
このままリュードに入っちゃったヴァルマーの角を封印したら、リュードの心まで無くなっちゃう。
そんなのイヤー。
ミレ子に頼ろうとするエレナ。
けど、ミレ子は薄情に「角を食う!」とエレナと入れ替わっちゃう。

ミレーニアがリュードの側に立ち、角の力を奪おうとする。
けど。
「できない…できないよ!
 あんただけなんだよ!あたしのこと心配してくれたのは!
 誰もいない…あたしには、あんたの他には誰もいないんだ!」
ミレーニアにとってのたったひとり。
救おうとする、悪魔?
力を分けてエレナを呼び出して、二人でリュードを呼びますとも!

リュードの夢の中では、ヴァルマーが親友ガッタの姿になったり、メルフィス兄ちゃんの姿になったり、リーナの姿になって、リュードを誘う。
「最強の力が欲しいでしょ?」
「悪魔を滅ぼす為の力が欲しいでしょ?」
「その為に犠牲があっても仕方が無いでしょ?」
リュードひとりで違うだろ?と思って、
ミレーニアが騙されるなって言ってくれたり、
エレナが人は痛みを感じるものだと言ってくれる。
改めて、メルフィスが力を求める意味を問う。
「人として本当に大切なのはただの力じゃない!守るべきものを見失わない心だ!」
エレナとミレ子が応援して、メルフィスの形をしてるヴァルマーに真直ぐに切りかかるリュード。

  とうとう、にーちゃんに勝った!

というか、リュードがヴァルマーに勝ったんだね。
メル兄は本当に呪いから開放されて、ヴァルマーの角はリュードの中に封じられた。
ヴァルマーを本気で滅ぼそうとするのなら神の剣が必要で、その剣は人が使わなきゃならんそうです。
「力を手に入れたら、何のために、どんな意志でそれを振るうのか、それが大切だぞ」
最後に説教してくれて、メル兄、昇天。
おつかれさんでした。

宿屋のお部屋に意識が戻ってきましたリュード。
わー良かったね。
エレナちゃん、助けたのはミレーニアだというけど、リュードには確かにエレナの声も聞こえてた。
ま、とにかく、良かったじゃん。
マレッグとティオも見舞ってくれる。

  その言葉の意味が判らなくても、嬉しい。

村人さんたち、前向きに生きてくれることになったみたいです。
メルフィスを許して、リュードを許して、また剣の修行を始めるみたいです。
剣術大会も再開されそうです。その時はリュードも参加するからねー。
墓地もちゃんと掃除してもらえてました。よかったね。
メル兄とリーナもあの世でしあわせ?
とにかく、めでたしで決着つきました。

さー!
次はグラナクリフに沿って東へいくぞー!
どこやねん、そこ…。



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