グランディアU 日記、その3


20040205

願いを叶えてくれたのは?

ルミルの森、雪道歩いたり地下道くぐったり。
シロハゲゴリラのバトルでインテリジェンスと雷火強化スキルのエレナがカオスエッグのヴァンフレイムぶちかましーで一気に片付け!スッキリー!
バトルがヌルいなぁ(笑)<あくまで比較はグラX

雪道を歩いてると突然の濃霧。
あれ?あれ?元の道に戻れない!?あれあれ??アイテム取り残してるのにっ!(せこっ)
仕方なく前進すると、いきなり全然違う場所。
霧が晴れて辺りを見回すと、一面の花畑。

  きれい、なんだけど。

「いきもののニオイがしない」
とマレッグおじさんも怪訝そう。
「ここはあたしのお花畑なのよ」
いきなり小さな女の子に話しかけられる。あ、いや、迷って来ちゃったのよー
あ、目が見えないのかな?この子。
「ううん。神様が願いを叶えてくれたから、いろんなものが見えるようになったのよ」
神様??グラナスのことかな?
「おねえちゃん、ここに救いを求めて来たんじゃないの?」
え?
「わからないの?じゃあ黒い翼のおねえちゃんに聞いてみて」
え??
なんか妖精みたいなのもフヨフヨしてるし…。
「黒い翼のおねえちゃんに、あたしを食べないでって言っておいてね」
えー!?
それってどういう意味よぅ!
おろおろしてたら、花園は消えて元の雪道に戻ってしまった。
本当に、夢でも見たかのような…現実。

ミルムの村に到着ー!
すると、いきなりお出迎えが!?なんじゃ?グラナス教の神官を待ってた様子。
でも、その待たれてる神官はエレナじゃなくて、セントハイムから派遣されてくる神官らしい。
いったい何だ?とりあえず村長さんにお話を聞く。
「村のものが眠ったまま目覚めないのです。初めは疲れでそうなったのかと思っていましたが、次々と倒れてゆき…。どうも呪いのような感じなのです」
呪いー?
「というのは、この件が始まった頃から村のものが皆同じ夢を見るのです。何か大きなモノに見られているような…そんな恐ろしい夢です」
これまた困ったお話で…。
「もしよろしければ、今日一日だけでも村に留まっていただけませんか?村のものは皆不安なのです」
そうだろうねぇ。エレナみたいな神官(笑)でもいてくれるだけでちょっとは安心だわね。
とりあえず、今日の宿はここに決めてしまいましょう。

村人さんはみんな顔色悪かったりするし。
眠れば「何かに見られているような悪夢」
起きていればそれこそ大切な人が眠ったまま目覚めないという悪夢のような現実。
そりゃ憔悴するだろうて。

宿屋に行ってみる。
おかみさんのイリーナさんがエレナを見るなりすがってくるし…。息子さんが眠ったまま起きないんだって。
とりあえず様子を見にいってみよう。
…イリーナの息子、ニコルくんはとっても幸せな夢をみているようです。
でも、エレナにできることは何もなくて。イリーナさんガッカリ。
ロアン坊ちゃんがふと気付きます。
「これって、ガダンさんと同じじゃないですか?」
ヴァルマーに心を食われたってこと??
マレッグおじさんがニオイを嗅いでみても、悪しきニオイはありません。

もう一回イリーナさんにお話を聞いてみる。
「あの気味悪い親子に違いないわ!サンドラがやったに違いない!」
あぁあぁ、もう、村中疑心暗鬼になっちゃってるし。
「こんなことになった頃から、あのサンドラの娘、アイラの目が治ったんです。どんなお医者様でも治せなかったのに」
って、さっきの女の子だよねぇ?
とりあえず、お話聞きに行ってみようか。



20040206

グラナス聖堂騎士団

ひとしきりイリーナさんの愚痴を聞いたので、今度はサンドラさんと娘のアイラちゃんに会いに行こう。

村人さんのお話もあちこち聞いてみる。

アイラちゃんはたいそういい子だそうです。
人々が争っていると悲しそうな顔をする。仲裁が上手。
生まれつき目が見えないけれど、優しくてかわいい笑顔でみんなが癒される。

サンドラさんは人付き合いがよくないけれど、薬草で薬を作ったりする。
けど、それがなんだか怪しげで、今回の事件で一番怪しまれている。

村人たちはこの事件が「闇の日」の前触れかと恐れている。
早く村を救ってくれる神官が来ないかなーと心待ちにしてる。
作物の不作も続くわ、わけわからん眠りっぱなしになっちゃうわ、原因がわからない以上、それぞれが疑心暗鬼になっちゃってもう大変。
「今でも明るく優しいのはアイラちゃんくらいだわ。
 あの子のやさしい笑顔を見てると、自分の悩みなんかつまらないものに思えるの」

村の子供たちもアイラちゃんと仲良し。
早くノロイがなくなって遊べるようになったらお花の話を聞きたいと言う。

村はずれまで来ると、橋の向こうの家の庭で子供がひとり遊んでる。
アイラちゃん発見!!
傍まで言ってエレナが話しかけると、

  やっぱり、またなのね…。

食べないでの意味はそのまんまだというアイラちゃん。
「お姉ちゃんはだいじょうぶだけどね」
って言うのは、エレナなら大丈夫でミレーニアなら大丈夫じゃないという意味なの!?
さっきの花園は夢じゃなかったんだねぇ。場所を問うリュード。
「あの花園はみんなが救われる場所なの。壊れて呪われた世界から救われる場所なの。
 早くみんなしあわせになれるといいのにね」
言うてることはナゾなんだけど。
アイラちゃんの望みはみんなのしあわせなんだ、ということは判るんだよね。

「アイラ、どこに行ったの!?アイラ!」
お母さん、サンドラさん登場。イライラ頂点!
アイラの周りにいるヘンテコ4人組にごっつぅ不審そう。そりゃそうだわな。
アイラちゃんがお母さんをなだめます。「このお姉ちゃんはだいじょうぶよ」
ロアン坊ちゃんも一緒になってにこにこ説得。場がなごむなあ。(笑)
とりあえず、と案内されて家の中へ。
人目を気にするということは何か後ろめたいんでしょーか?
「アイラは疑われているんです…。宿屋のニコルが倒れたとき、アイラは一緒にいただけなんです。
でも、この辺りにはおとぎ話で、幸せになれる花園という話があって、あの時も…」
あぁ、そういうコトなのね。
「そうよ、アイラはニコルを花園に連れて行くって約束してたの!」
「アイラ!何を言うの!」
サンドラさん、ああ、怒らないでって気持ちはわかるけどー。
だって、と口ごもりながらも、アイラちゃんはいきなりロアン坊ちゃんのメダルに興味を示します。
見せて、と言われて戸惑うロアンに
「お母さんとの思い出なんでしょう?」
なんでソレを知ってるのー!?
とにかく、他の村人からは奇異の目で見られちゃうアイラちゃん。
「神様へのお祈りが通じて、アイラの目がやっと治ったというのに」
「素晴らしい奇跡が起きたのですね!」
素直に嬉しそうなエレナちゃん。
どーりで魔女だとか疑われるわけだーとリュード。(苦笑)

アイラちゃんは生まれたときから目が不自由で、ずっと辛い思いをしていたサンドラさん。
良くなればいいと薬草を探して祈っていたのが、村人には魔女だと言われたり。
やっとアイラちゃんの目が見えるようになって、少しばかり幸せになった、と思っていたら、今ミルムの村で起こっている呪いはこの親子のせいだと言われ。

でも、結局エレナたちには何もできることが無さそうで。
セントハイムから神官が来るんなら、そいつに任せようという結論です。
じゃあ、アイラちゃん、ロアンにメダル返してくれる?
「お兄ちゃん、ありがと。キレイなお母さんなのね」
って、何でそれが判るんだーアイラちゃん!?

さ、家を出ようか、と立ち上がると、アイラちゃんがビクっとなる。
「怖い人達が来たよ、お母さん。とっても怖い人…
 とても冷たいの。まるで心が凍ってるみたい」
マレッグおじさんがアイラの感じているモノを確かめに行こうと進言。
よっしゃ。行ってみようか!

村中も大騒ぎになりつつあり。
どうやらセントハイムからグラナスの神官が来たらしい。
騎士を連れてきたと浮かれてる村人にロアン坊ちゃんが反応。
「…なにも起こらなければいいけど…」
子供もなんだかその神官だか騎士だかに怯えてるけど。

村の門まで行ってみる。
うお、確かにいるいる、神官みたいなのとでっかい騎士がいっぱい。
「わたくしたち聖堂騎士団が来たからにはもう大丈夫です。
 この村には闇が満ちています。それはヴァルマーの仕業に間違いありません。
 これより全ての出入り口を封鎖します。何人たりとも出入りしてはなりません。
 さあ、グラナスの騎士よ!闇を打ち滅ぼすため、剣を掲げなさい!」
がっちょん!と騎士が一斉に動く!こええぇ!!
「申し遅れました。わたくしは聖堂騎士団を束ねるシレーネと申します」
エレナがその名前に反応。
シレーネはとても優秀な…異端審問官だそうです。
こりゃあこの村は大変な事になるかもしれない。

とりあえず、シレーネ様にご挨拶。
一刻も早くセントハイムのグラナス大神殿へ行き、ゼラ様にお会いしなければならない、と報告してもシレーネはあっさり門は開けないと言う。
この件が解決するまで、村は封鎖。誰も外へは出さない。
鉄壁だねぇ。
ヴァルマーに関係する事件なら、ただ人に解決できっこないぞーと言うと、
そのために戦う聖堂騎士団だからーとしれっと返事。
「この村にいるヴァルマーに与するものを探し出して浄化するなど、ごく簡単なことです」
浄化?

  え?ホント!? (てか、ロアン坊ちゃん博識!)

シレーネ様、さらりと否定。
「グラナス様は殺すことなど認めておりません。
 ヴァルマーに心を譲り渡した愚かな人々を、グラナス様の聖火が清めただけです
 おかげでひとかけらの骨も残さず、この世の闇を浄化できました」
正気かいなー!おねーちゃん!?
もしそのヴァルマーに取り憑かれた者が見つからなかったら?
「その時はこの村の全てがグラナス様の聖火で浄化されます」
おーい!やっぱりそーかい!
この段階でようやく村長さん大慌て。遅い遅い。
「聖火は罪なきひとを浄化したりはしません。尤も、神の御前でまったく罪なき人がいれば」
うひょー!ヤバイヤバイ、このおねーちゃん!

結局この村から出られなくなっちゃったから、今夜はここでお泊りが決定。
聖堂騎士団の非情っつーか非常識っぷり!
さっそく犯人探しをしちょります。
「最近この村で変わったことや不思議なことはありませんでしたか?」
ボケ村長が思い出さないけど…けど!
ヤバイよー。

村人たちも不安でいっぱい。
ヴァルマーに関係する者がわからなかったら全員殺されちゃうんだもんな。
不作だわ、呪いだわ、今度は焼き尽くされるかもしれない。
神様なんて本当にいるの?と思っちゃう。
どんどん疑心暗鬼も深まっちゃって、サンドラさんへの当たりもキツイ。
「バカバカしい!ちょっとよそよそしいってだけで、よくそこまで他人を疑うもんだ!」
リュードも怒っちゃう。

この村にも昔は短くても春が来たらしい。
けれど、そんな季節はもう来なくなった。春なんてもう来ないのかもしれない。
マレッグおじさんも「あきらめるな」と励ますけれど。

再びアイラちゃんとお話。
シレーネ様って怖〜ぁい!とリュードとロアンも口々に。
エレナにたしなめられるけど、だって、本当なんだもん。
同じグラナスの神官なのに、エレナは怖くないんだってさ。

宿屋に戻ってお食事。
本当にヴァルマーの仕業なのか?
聖堂騎士団が何をするのか?
ああ怖い怖い。

赤く輝く月。ヴァルマーの月。  

月を気にしてるエレナにリュードが励ますように話しかけるけど、エレナは落ち込んだまま。
ミレーニアはそんなに悪さをしてないから大丈夫だってー。
大神殿まで行けば、ゼラってヤツがキエ〜〜ッ!っといっぱつで解決してくれるってー。
「そんなに気楽に言わないで!」
キレるエレナにリュードも本気で相手。
剣を抜いてまっすぐにエレナに向ける。
「そんなにヴァルマーがイヤだってわめくんなら、おまえごと斬っちまうしかない」
エレナがガクリと膝を折って、
「私を殺して!それでヴァルマーが滅ぼせるのなら…」
ばーか!
そんなシレーネみたいなことはしないんだよー!
リュードのシゴトはエレナを大神殿まで連れて行く護衛役!
それ以外のシゴトは受け付けねーんだよっ!

もう、調子狂っちゃうよね。エレナちゃん元気無い〜。
とりあえず、今日は寝ちゃおう。明日になれば少しは変わるかもしれんし。

…リュードの夢の中。
目ン玉に囲まれちゃってるし。
逃げて逃げて、振り切ったと思ったら。

  ぎゃー!怖いー!

過去の悪夢を見せられちゃう。
飛び起きるとスカイが「うなされてたぞ」と伺ってくれる。
そっか、この悪夢が村人たちが見てる悪夢なのねー!
ふと窓の外を見てみると。

  ぎゃー!アンテナ付き目ン玉ー!

これが悪夢の原因かー!
ロアンとマレッグが来てくれる。
マレッグも過去の悪夢を見たらしい。
遅れてエレナも来る。
悪夢の原因、でっかい目ン玉の話、リュードとスカイとで話して皆を説得。
イリーナさんの様子を見にいくと、イリーナさんのベッドの上にも目ン玉が!
うわごとは最初は悪夢で、次第にお花畑へ…。
やられちゃいましたー!
スカイが先に逃げた目ン玉を追いかける!
宿屋の外に出ると、目ン玉いっぱいが一斉に村の奥へ逃げていく。
とりあえず、追いかけるぜー!!



20040207

人を救いたいって気持ちが間違いであるもんか!

逃げてった目ン玉を追いかけて、村の奥の裂け目のような洞窟へ。
化石地帯らしい造りなんだけど、一番奥には神殿風の建造物が。
あーやっぱり神魔の戦い関係の場所じゃんかー!
進むと、グラナスの壊れた封印。
あれ?真ん中にお花があるわ。コレは夢の花園のヤツ?
あ。さっきの目ン玉×4が!
バトルぜー!うおー!…アッサリ終わったー!(笑)
これで村の人達は元に戻るんだろうか?
「ヴァルマーの舌」と戦った時と比べて、手ごたえが全然ない。ということはダメなんとちがうか?

ミルムの宿へ戻る。
イリーナさんは眠りに落ちて、他の村人も、何人も眠ってしまったそうな。
眠らなかった人は悪夢を見たと。
リュードも見た過去の悪夢。
「ボクも見たんです。…母さんが…死んだときの夢を…」
「わしも見た。破滅の魔人に村を襲われたときの…」
あら。そうなのね。
「わたしは見なかった。ゆうべは何の夢も見なかったわ」
おやおや。それはやっぱり…。
この村のどこかにヴァルマーに憑かれた人間がいるはずで、きっとそいつが目ン玉を操ってる。
アイラちゃんかな?
「そんなハズないじゃない!あんなにいい子じゃない、そうでしょ?
 ヴァルマーは悪い心や欲望に取り憑くのよ!あの子は何も悪くないじゃない」
そうよねぇ〜。
村人さんが伝令。シレーネが公民館に来いとさ。

公民館へ行ってみる。
うわっ!めっちゃ寝てる!!
全部で9人、眠ってしまった。

  出た!トンデモねーちゃん!

昨夜見た目ン玉のことを言ったら、そりゃあヴァルマーのしもべなんだと。
さっさとヴァルマーが取り憑いてるヤツを見つけて浄化浄化♪
この村ごと浄化せずに済むように…。
ぎゃー!とにかく、目玉の親玉を早く見つけなくっちゃー!!

村人さんたち、サンドラさんをガンガン疑ってます。
どんな医者も見離したアイラちゃんの目が治ったんだから、って。
「それでいきなり犯人扱いかよ?どうしてアイラの目が治ったことを素直に喜べないんだ」
リュードも熱いねぇ〜。
村人さんたちは誰かを犯人にして安心したいんだ。自己中だね。当然だよね。
外で遊んでる子供に、空飛ぶ目ン玉のことを聞いてみると、
「アイラちゃんの家の物置で何かを見たよ」
ああーもう、ヤバいねぇ。

アイラちゃんは家の中にいなくて、サンドラお母さんが心配してる。
裏の物置の入り口は開かない。ビクともしない。
うーん、やっぱり村奥の裂け目?
と思ったら、アイラちゃんがエレナを誘ってる。
「そんなに一緒になりたいの?じゃあ楽しいところへ行きましょう」
よーわからんけど、とりあえず付いて行くと、さっきは全然開かなかった物置小屋の扉が軽く開く。
「お母さんってね、アタシのせいで大変だったの。お薬を買ったり薬草を探したり
 朝から夜までずっと働いてた…。みんな、アタシのせい…。
 でもお母さんのお祈りがアタシを治してくれたのよ!」
そう言って、床に開いた穴に飛び込んじゃうアイラ。
追いかけろっ!

床下は昨夜、目ン玉×4とバトルした、あの封印の場所。

  アタシはみんながなかよくできるようにしてあげるの!

ああ、やっぱりアイラだった…。
夢の花園へ他の人もみんな連れて行くって。みんなが争わないように。
そんで連れて行かれちゃう夢の花園。
「目が治ったときは嬉しかった
 でも、見えなかったものまで見えて、悲しいの」
アイラちゃんはただみんなに仲良くしてほしかっただけ。
だから、みんなでこの花園に来てもらって、嫌なことを忘れて楽しくすごしたい。
それが、良いことだと思ってる。

  ただの無邪気。額に、開いた眼。

「これ、神様がくれた目なの。だから何でも見えるのよ」
ああ、アイラちゃん、笑ってる。
みんな諍ってばかりで苦しいことばかりだから、ここにつれてきてあげる。
優しいフリをしてうそばかり、酷い事を考えてる。アイラちゃんが信じてるのはお母さんだけ。
それは、アイラちゃんを信じてるのはお母さんだけ、というコト。
リュードがその目は神様がくれたものじゃない、と考えたのがアイラに読まれてしまう。
エレナと一緒なのに、どうしてアイラだけが責められるのか。
エレナが懸命になだめようとするけど、アイラに突き飛ばされちゃう。
…唐突に、アイラはお母さんを呼んで消えてしまった。
村で何か、サンドラさんに何か起こったらしい。
戻るぞー!

村ではシレーネに詰め寄られてるサンドラさん。
娘の目が治ったのは神様が奇跡を起こしてくれたからだと訴えても、シレーネは「おまえたちに神の御恵など与えられない」と無碍。
さらに村人を煽ってサンドラさんをよってたかってイジメ。
すがり付いて懇願するサンドラさんをシレーネはドカンと一発、気絶。
「お母さん!」
アイラちゃん、来てしまった。
「お母さんをいじめないで!なんでみんななかよくしないの?
 イヤなことしたらつらいだけじゃない!」
シレーネ、聞いちゃいねぇ。
アイラの額に開いた眼をヴァルマーだと看破!

村の門から戻ってきました。
村人たちはそれぞれ言いたいことを言う。
「前からサンドラが犯人だと言ってたじゃないかー」と決め付けられたり。
違う、と言っても、本当はアイラだとは言い返せず。
「サンドラを助けてやってください」とお願いするばかりで、自分では何もしない人とか。

やっとサンドラさんの家まで戻ってきました。
サンドラさん、倒れたままです。
介抱をマレッグとロアンに頼んで、リュードとエレナはアイラとシレーネの間に割って入る。
リュードもエレナも、アイラを殺させるようなことはしたくない。
なんとかアイラを救いたい。
けど、シレーネは無情に「不可能です」と言い放つ。
「そんな穢れた子供を救おうなどとは、グラナス教の神官とは思えませんね!」
なんだとー!?
そんなワケないだろー!
人を救いたいと思う気持ちが間違いだというのなら、それを言う神様が間違ってる!

  こんな小さな子供に罪があるのか!?

サンドラさん、気がついてアイラを見ると…額に開いた眼に愕然とする。
その心をアイラに読まれてしまう。
「…化け物…アタシのこと…化け物って言うのね!お母さんまで!!」
アイラちゃん、お母さんだけは信じてたのに。
お母さんだけはアイラをいじめたりしないって、信じてたのに。
エレナがまた懸命にアイラを落ち着かせようと抱きしめたらば。
ぴかーん!
アイラは光って消えちゃった。エレナ、気絶。
シレーネ様はお怒りです。
リュードたちが邪魔しなければ、ヴァルマーを浄化できたのに、だとー?
シレーネ様、ヴァルマー探しに行っちゃいました。

気絶したエレナを起こそうとすると。
ぴかーん!
ミレーニアに入れ替わっちゃいました。
「私が、すべて悪かったの」
いきなり後悔しはじめるサンドラさんに、疑問符いっぱいのミレーニア。
ニコルを夢の花園へ連れて行ったと話したアイラ。
他の人の考えてること、思ってること、どこで何をしているのかまで判るようになってたアイラ。
「私はあの子がふびんだった。なんとかしてあげたかった!
 それなのに…私の祈りは悪魔が聞いていたなんて…」
「そんなの間違いじゃない!親なら当然のことです!」
「母が子を思う、何の不思議があろうか。悪いのはヴァルマーであろう」
ロアンもマレッグも、励ますけど。
サンドラさんはガックリしたまま、
「あの子を殺してください。これ以上どなたにも迷惑をかけないように…」
諦めるな!とリュードは言うけど。
ミレーニアはさっさとあの眼を剥がそうって。
「そして、アイラの心は砕けてなくなる。この間みたいにね」
カラっと、サラっと。ミレーニアも容赦がない。
お前は人の心なんてなんとも思ってないとキレるリュードに、さらにキレるミレ子。
「なんとかしなくちゃいけなかったのはリュードでもあたしでもなくコイツでしょ!?
 でももう諦めてんだから
 尤もそれが普通じゃない?人間てのは苦しいことから逃げたいんだもん」
おお、さすがだと思うね。
人じゃないモノ、ミレーニア。だから人のことがよく見えるんだ。
リュードがサンドラさんをさらに説得してると、村の上を空飛ぶ目玉が。
アイラが苦しんでる。
シレーネよりも先にアイラを見つけなくっちゃぁ!!

村人さんたち、みんなアイラがヴァルマーだと知って呆然。
「どうしてあんなにいい子がヴァルマーなの!?」
ミレ子、お答えします。
「ヴァルマーってのは強く求める心が大好きなのさ。
 純粋だろうが、汚れてようが、関係ないのさ」
そうかー。
アイラのみんなに仲良くしてほしいって心が最強だったワケだね。
それは、この村全員の責任だね。

ルミルの森を抜けて、あっさりたどり着いた夢の花園。
けど、アイラはいない。
「ううん。いるよ」
ミレーニアが腕を振るうとブキミーな魔法陣が出現。この中ー?
中に入ると、グラナスの封印の場所。
その脇に真っ黒い穴が立ってる。
「これはあの子の…心の入り口さ」

  寂しくて、泣いてるんだ…。

ココから先は、決着がつかなければ戻ってこられない。
でも。
行くぞーアイラの心へ!!



20040208

ごめんね お母さんはあなたのこと 誰よりも愛してる

アイラの心の中へ入ってきました。
最初は霧の中のような、それなりに不思議ゾーンです。

  こんなハネクジラもいる。(笑)

その次は、おどろおどろしい、血の海と目玉空間。
思い出したように、ほのぼのとした庭のような場所があったりする。バトル付きだけど。
アイラちゃんの、というよりも、ヴァルマーに持っていかれつつある心の世界。

最後にたどり着いた目玉の中心。
暗い場所で、アイラちゃんが一生懸命訴えてくる。
「なんにもわるいことをしてないのにどうして?みんなアタシがキライなの?」
そうじゃないんだよ。
落ち着いて、お母さんの所へ帰ろう。
みんなの心をアイラに読まれちゃう。
サンドラお母さんが、これ以上誰かを傷つける前に、アイラを殺してほしいと願ったこと。
違うよー!そんなの本心じゃないよー!

  うわー!アカンー!!

アイラちゃんが目玉に吸い込まれて、中から生まれる巨大パイナップル?
うわ、剥けた!目ン玉パイナップルー!
バトりますとも!デルタバーストがうざーい!!
途中、ミレ子がキレて大変ー!ぎゃー回復が間に合わーんっ!(汗)
…それでもバトルがヌルイなーと言っちゃイケマセンね。(笑)

ヴァルマーの目をやっつけたら、夢の花園へ戻ってきました。
黄昏時です。
倒れてるアイラにミレーニアが近寄って、リュードたちが緊張。
まさか、本当にアイラの心を吸い取ってしまうのか?他に何か方法はないのか?
「何もないって言ったろ!あたしがこの子を食うか、この子があたしを食うか、二つに一つよ!」
だから、関わると辛いって言ったのに。ミレ子が言うのは優しさから?

サンドラさんが来ました。
夢の花園の真ん中で倒れてるアイラを見つけて、急いで駆け寄ってくる。
アイラを抱いて、ごめんね、と謝って。
アイラちゃん、嬉しそう。嫌われたんじゃなかったと解かったから。
「見て…お母さんがお話してくれた夢の花園よ。とってもキレイでしょう?」
目の見えないアイラに、この花園を教えたのはサンドラお母さん。
仲良しで、優しい母子。
「翼のおねえちゃん、お願い、この目を取って。
 お母さんが笑ってくれたから、もうこんな目、いらない。もうみんなわかってるもん」
にっこり笑うアイラちゃんに、ミレーニアが近寄る。
みんながミレーニアを止める。どうか、このままでなんとかできないのか!?
でも、アイラが決めたこと。このままではまたヴァルマーの目が暴走してしまう。
「お母さん、大好きよ…」

ミレーニアが力を吸い取ると、夢の花園は荒地に変わる。
漂っていた妖精が村の方へ帰っていく。
これで、眠っていた人は目覚めるだろう。
アイラは心を失くして、眠ってしまった。

結局リュードも何もできなかった。サンドラさんもアイラを救えなかった。
笑いながら眠ってるアイラに、生きがいを失くしてしまったと嘆くサンドラさん。
「あはははっ!じゃあ死ねばいいんじゃない?
 だってもともとの原因はあんただろ?あたしたちの知ったことじゃないよ」
ミレ子、一同の神経逆なで!
けど、何かと話をしたような反応の後で、荒地にひとつだけ残った花を教えてくれる。

 もしその花がここ一面を埋め尽くすほど咲いたら

「アイラの心が帰って来るかもしれない。
 でもあんたにそんなことできやしないけどね」
「いいえ!やってみせるわ!ここを一面の花畑にしてみせます!」
ミレ子ー、あんた、励ましたんだよねー?
リュードがこっそり聞いてみてもミレーニアはとぼけるだけ。
さっきアイラは元には戻らないって言ったのに、嘘を言ったその理由は?
「そんなのどうでもいいじゃない。
 あたしはヴァルマーの翼。あんな人間の為に何かするとでも思ってんの、リュード?」
でも。してくれたんだよね?
リュードが自分と同じように素直じゃないと言うと、ミレ子は辛そうな顔をした。

サンドラさんの家に戻ってきました。ミレ子からエレナに入れ替わってます。
眠ったままのアイラに、エレナは何もできなかったと嘆く。
「人の心とは、優しさが産み出すもの。優しさを持って接していれば、アイラは必ず元に戻る」
マレッグおじさん、ありがとう。
お礼を言って旅立とうとすると、宿屋の子ニコルがアイラのところに遊びに来ました。
アイラは眠ってます。遊べません。
でも、ずっと仲良しでいてくれます。友達だから。

村人さんたち、みんな激しく後悔してます。
みんなの希望だったアイラちゃんは災厄を背負って眠ってしまった。
だからもう諦める、なんてことは絶対言わないで、アイラちゃんが望んだことをみんなで求めて欲しい。
不幸を嘆いていても、幸せにはなれない。

村の門前でシレーネ様がお待ちでした。
まだあの母子を審問するツモリらしい。
ヴァルマーに関わった者をそのままにはしておけない、と。やっぱりトンデモねーちゃん!
懸命に庇うリュードに異端の目を向けるシレーネ様。けどそんなこと構わんのだ!
言い合ってると、ミルムの村長さんがおずおずとシレーネ様に「もういいです」って。
これ以上の揉め事は避けたい、やっと村長さんらしいこと言ったので、シレーネも引き下がる。
最後、エレナに「歌姫としての自覚が足りません。ゼラ様に報告します」
うわ、怖っ!
聖堂騎士団引っ提げて、シレーネ様ご退場。

村長さん、改めてお礼をしてくれる。
けど、何にもできなかったんだけど。
みんなが落ち込んでるこの村をなんとかしたい村長さん、ひとりでどうすれば…と悩むけど、なんでひとりでやろうとするのー?
もう、アイラちゃんの望んだこと思い出しなさーい!


旅立ちの前に、宿屋に止まってイリーナさんの料理を食って行こうぜっ!
エレナはこの村のいろんなモノが気になってました。
貝の化石なんだけど、エレナは貝も見たことないのだー!田舎っ子めー!
神魔の戦いのずっと前の地層が、グラナクリフができたときに隆起したんだろって。
建物を作る材料に、木が取れないから、石を積み上げてついでに化石を飾るんだね。



さあ、グラナス大神殿へ行くぜー!!

セントハイム山地を越えます。

一日目のキャンプでは、ミレ子の話題。
考えれば考えるほど、わけわかんないミレ子。
悪魔ヴァルマーの翼のハズなのに、誰かを救おうとしてみたり。
マレッグいわく、破壊の魔人のような悪いニオイはしてなくて、子供のような無邪気さが見えると。

二日目のキャンプでは、わざわざマレッグとロアンが席を外してくれる。
きゃーん♪
リュードとエレナ、2人きりイベントねー!
たいしたことは話してくれません。
けど、リュードはこの仕事を引き受けたときよりずっと笑うようになったよね。
しばらくしてロアンとマレッグが戻ってきました。
「マレッグさん、気を回しすぎですよ。このまま傍で見てた方が面白かったのに」
ロアン坊ちゃん!何を言うねーん!(爆笑)

とにかく、もうすぐセントハイムだ!



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