太鼓の達人シリーズ

ハード:AC,PS2,PSP
公式サイト: ナムコ・ドンだーページ
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音楽を聴いていていつの間にやら体が動いているというそんな人、もしくは知らず知らずにリズムを刻んでしまっている人にこのソフトをささげたいと思います。
太鼓の達人シリーズは、元はアーケードゲームとして産声を上げた音楽ゲーム、通称音ゲーです。
これがリリースされた2000年当時。音ゲー市場は格闘ゲーム、もしくはシューティングゲームと同じスパイラルへ陥ろうとしていました。
すなわち、より難しいものを求めるユーザのニーズにこたえての高難易度化による初心者一見さんお断りな空気が醸成されようとしていたのです。
「このままじゃあまずいことになるっ!」と当時のナムコさんが考えたのかどうかわかりませんが、このソフトはそんなさなかに発売されてきました。
日本人になじみのある太鼓をモチーフに、人気のポップスやクラシックをその演奏曲に投入。すなわち、誰でもとてもとっつきやすい広告と選曲を行ったのです。
そして、そのお手軽な雰囲気にさそわれてこのソフトを遊んだ人はそのシンプルさとわかりやすさに魅了されたのです。
基本「どん」と「カッ」の2音、譜面が流れてくるのは1ライン。「こんな簡単なのの何がおもしろいんだか」という古参ユーザの声を背に、そのお手軽さが口コミで広まって徐々にこの作品は多くの人に知られるところとなりました。
現在、ブームこそ去りましたがこのシリーズには固定ファンがつき、新作もコンスタントにリリースされてきている現状から考えるに、この作品はこの7年間アーケード家庭用共に一定の成功を収めてきたと言えるでしょう。
ならば、なぜ太鼓の達人はこのように多くの人から指示されたのでしょうか?
そのもっとも顕著な理由は「初回プレイでいやな思いをせずにすむ構成」にあると思います。
日ごろあまりゲームをしないという人へこのソフトを薦めてみると、なんだかんだでみなさんたのしんでいらっしゃるのです。
それは、純粋に「何をすればいいか」が明白であることから誰でもルールに順応しやすいことに理由があるのか、曲にあわせてリズムを取る行動それ自体が本能的に会館をもたらすからなのかはわかりません。
ただひとつ共通しているのは、皆さん2曲3曲と遊んでいるうちにいつのまにやら笑顔になっているということなのです。
ゲームにおける修練鍛錬の大切さ、それと達成感との相関関係はまったくに大切な要素ですが、そこにいたるまで。つまり、もっとがんばろうと思うまでの時間を楽しく過ごさせてくれるところにこそ、このシリーズの懐の深さがあると思うのです。
特に努力鍛錬を旨とせずにあそぶのなら、そういうプレイスタイルも許容する、そして求道者には「おに」というものすごい難易度を用意してその向上心に答える。まったくすばらしいゲームです。
そんなわけでゲームをあまりしない人ゲームの熟練者関係なく、ともかく音楽が好きならだまされたと思ってぜひ1度触れてみてください。きっと楽しい時間をすごせるはずです。
太鼓の達人ぽーたぶるのプレイガイドはこちら
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