日本の野鳥に関するブログ


私が子供の頃によく遊んだ 山・川・海での経験を一人でつぶやいてみようと思う。 このページは子供の頃に山でいろんな鳥を観察し、いろいろな経験もし 私なりに 学んだことを載せてみようと思います。 まず 日本の野鳥には  「留鳥」  「漂鳥」 「渡り鳥」 主にこの3種に分けられます。そして 渡り鳥には 「夏鳥」 と 「冬鳥」 に分かれます。  夏鳥とは 夏日本にやってくる鳥です。 代表は ツバメですね。また  冬鳥は 冬日本に渡って来る鳥です。代表としては白鳥です またカモ類も冬鳥ですね。 ユリカモメなどもそうです。
ものさし鳥と言う鳥もいます 「すずめ」  「ムクドリ」  「はと」 「カラス」 この4種が ものさし鳥です。小鳥の大きさを表す時用います  そして ホトトギスのように自分では子育てをしない鳥もいます。  あまり専門的なことはよくわかりませんが 私なりに経験し 学んだことを記載してみようと思います。
 ウグイス   メジロ  ミサゴ  カワセミ  ホホジロ  ホトトギス メジロのさえずり ジョウビタキ  アオサギ
ものさし鳥  (野鳥の大きさを例える鳥のこと)
  日本の野鳥には 「ものさし鳥」 が 4種あります  「すずめ」 「むくどり」 「はと」 「カラス」 この4種がものさし鳥です。 野鳥の大きさを表すのに使われます。
例えば  「モズの大きさはどのくらいですか??」   雀より少し大きく ムクドリよりは少し小さい  などと表現します。 

 表記方法は すずめ(A) むくどり(B) はと(C) カラス(D) このように表記します 例へば 日本では一番小さい野鳥 「ミソサザイ」 「セッカ」 等は 「A](小)と表記
アオサギの場合は カラスより大きな鳥なので  「D」「大}と表記します。
 ミサゴ 「留鳥}  猛禽類の中でも大型 トビよりも大きく魚を主に捕獲する
 私は愛媛県新居浜市出身である。新居浜でも一番西の端、 磯浦町というところ。前に県道が走っており 自転車で少し走ればもう西条市になる。 すぐ前は海・瀬戸内海で 後ろは山である。この山は土居の山と言って、 子供の足で20分ほど走って登れば頂上に着く程の小さな山だ。標高で言えば200メートルあるなしだと思う。 丁度登りきったところに高圧線の鉄塔が建っている。その鉄塔から下を見下ろせばそれはもう絶景である。高いビルもなければ、スモッグもない。見渡す限り瀬戸内の海が広がっているのだ。しかも真っ青で 天気の良い日は 空の青と海の青が一体かしどこから海でどこから空なのかわからないほどである。
 この海でこの山で私はこのミサゴを見たのである。 海の上を旋回しながら獲物を探し、それらしきものを見つければそれこそ20メートルも30メートルもの高さから急降下をし、頭からダイブするのである。 そして海面に浮かび上がった時には、大きなボラをわしずかみにしているのだ。 そして海面からなんとか飛び立つと一定の高さまで旋回をしそこから雛の待つ巣へと飛んでいくのであるが、まるで小型爆撃機が魚雷をぶら下げて飛んでいる様にソックリなのである。
 近年アメリカ軍が沖縄に新しく配備した新型輸送機はこのミサゴから名前を付けたものだ。「オスプレイ」と言うのは「ミサゴ」と言う意味なのである。この光景は何度も目にしているが私が子供の頃のことなので、今はどうなっているやら。しかし何十年たっても私の頭の中にはこの光景が焼きついて離れることはない。・・・・・・・

アオサギ 恩智川で写したもの D(大) 全長90センチ 翼開長時160センチ  
       八尾市恩智川  池や、川、湖、沼などでごく普通に見られる鳥で、日本のサギ類では、一番大きく 時々ツルと間違われることがあるが,飛ぶ姿がサギ類独特の、首を折り曲げた格好なのですぐにアオサギだと分かる。青いサギ という意味でこの名がついたようだが、実際にはほとんど灰色で、少し青みがかっている。と、いった感じ。

 飛躍しながら 「ギャッー」と鳴き 地上では 「ゴアッー」と鳴く。この鳥はエサを採取するときは、必ず一匹でいることが多いようだ。だから「孤独な鳥なんだなあ」と、私は思っていたのだけれど,営巣の折には、松や広葉樹林のテッペンに集団で巣を作り、4個〜5個の卵を産みます。雛になってから20日〜30日で巣から離れ、約50日で巣立ちます。

 主に魚を食べるが、カエルや蛇、トカゲなども食べる。  天気の良い日などは日当たりの良いところで翼を半開きにして、日光浴をする姿が見られる。北海道 本州 四国 九州 と広く繁殖し、北方のものは冬には南の方へ移動するものもいます。                  


 カワセミ「留鳥」  渓流の宝石とも呼ばれている  
皆さんはカワセミと言う野鳥をご存知でしょうか。?このカワセミは昔から「渓流の宝石」と言われるほど美しい鳥である。 大きさは 雀よりも少し大きく お腹は鮮やかなオレンジ色、背中は見事なコバルトブルーである。 体のわりにはくちばしが大きく 長いのが特徴。 生まれたところを生息地とし、 一年中同じ場所にいる。 このような鳥のことを 「留まる鳥」 と書いて「留鳥」(りゅうちょう)と言う。 留鳥の代表は雀である。一年中同じ場所にいるのが特徴だ。 
このカワセミは 「ホバリング」という独特の捕食動作をする。 ダムや池などの水面から出ている杭や木の枝に止まり、 いきなり頭からダイブするのである。この光景は誰もが見たことがあると思うのですが、 ダムなどの水面で羽ばたきながら数秒間停止をし、そこからいきなりダイブするのである。 このホバリングは滅多に見られるものではない。 もしこの光景を目にされた方は大変幸運な人だと思う。 なかなか見ることができない光景だ。 私はへらぶな釣りをするので奈良のダムへよく出かける。 そしてキュイーンと泣きながら水面すれすれに飛ぶ姿をよく目にする。 どうかすれば釣り竿の先に止まることもあるのだ。  川の土手や堤に小さな穴を開け栄巣するのだが近年川の護岸がほとんどコンクリートで固められいしまい翡翠の栄巣する場所がなくなってしまっている。 
都会に住むカワセミ  
私の今住んでいるところは、八尾市の恩智というところです。八尾でも南の端の方ですぐ隣は柏原市になります。あまり大きな川ではないが恩智川が流れております。 この恩智川は大和川から寝屋川へと流れ込んでいます。そしてこの川にもカワセミが住み着いているのです。 あまり綺麗な川ではないのですが、大きな鯉や、小魚がいっぱいいるのです。東大阪の池島というところには池島遺跡が有り いつの頃からか発掘作業が行われていたのですが、今はもう終わったみたいで、池のようなものが出来ており、その中程に小さな島があるのです。その横を恩智川が流れておりますが、近年この川の両岸がコンクリートで固められてしまっております。このためカワセミの栄巣場所がなくなっています。池島遺跡の池のような真ん中に小さな島があります。始めの頃は草もあまり生えていなく、土手には小さな穴がたくさん空いていたのだ。 それがカワセミの巣なのです。今では草や木がたくさん生えており穴は見えないのだが、この場所で繁殖しているものと思われます。 このようなところでもカワセミはホバリングをします。あの美しいコバルトブルーの羽がなんだか泥水で汚れそうなそんな気がするのです。・・・・・・・・・・ 

ホホジロ(留鳥」  里山や山地に住む鳥 冬場は群れで過ごし地鳴きは「チッ チッ」と鳴く 
 このホホジロは山地に住む鳥で留鳥である。山の近くの田畑では必ず見かける。 ただ 「すずめ」 と全く変わらないので 普通一般の人が見れば必ず雀と間違います。大きさもほぼ同じだ。雀と違うところは尾が雀よりも長く飛び立った時に尾っぽの白い部分が目立つ。私が新居浜にいた頃は裏の畑には必ずこの鳥がいたのだ。 冬場は数十匹で群れをなしているが春先からは各自縄張りを持つようになる。そして高い松ノ木のてっぺんや電線など高くて目立つところで囀り始める。 
 オスはこのように目立つところでテリトリーを主張するがメスは色彩も地味であまり目立たない。オスは頬のシロクロがはっきりしている。 オスの鳴き声は昔から 「一筆啓上仕り候」 と鳴くくように言われているが、私は 「いっぴつけいじょうつかまつりそうろう」 と最後まで囀る鳴き声は聞いたことはないように思う。  「いっぴつけいじょうつか」 ぐらいで止まっているように思う。 それよりも「源平つつじ白つつじ」と聞こえる方が確かなように思えてならない。
 4月中頃から9月下旬くらいまでさえずっている。 5月から6月ごろにかけ小さな松ノ木やすすきが群生しているところなどに巣を作る。 卵は4個から5個ほど産む。
   

ホトトギス(渡り鳥)「夏鳥」  目に青葉 山ホトトギス 初鰹 
 上の俳句のように日本の夏を代表する鳥である。このホトトギスは夏鳥として一番遅く日本にやってくる渡り鳥である。ホトトギスの鳴き声を聞けば 「ああ また暑い夏がやって来るのだなー」・・・ということになる。  このホトトギスほどいろいろなことに例えられる鳥はいない。まず戦国武将の性格の喩えに出てくる  「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」 徳川家康 また「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」 織田信長 「鳴かぬなら鳴かせて見せようホトトギス」 豊臣秀吉・・・・ 

 また不如帰という映画もある。 村上幸子が「不如帰」という歌も歌っている私は直接は見たことはないのだが、ホトトギスの口の中は真っ赤だそうだ。そこで 「泣いて血を吐くホトトギス」・・・などという言葉も生まれている。  このホトトギスは鳩程の大きさで朝早くからよーく鳴く。 「テッペンカケテカ」 「テッペンカケタカ」と聞こえる。 朝まだ暗い夜中の3時・4時ごろに鳴いているのである。  

 また托卵という性質を持った鳥で自分では子育てをしないのである。殆どが鶯の巣に卵を産み付けるのだ。 そして鶯の卵が雛になる1週間ほど先に必ずホトトギスの卵が雛になる。 誰がどう教えたのかその雛は鶯の卵を巣から放り出してしまうのだ。 そうしなければホトトギスの雛は育たない。 鶯の仮親は自分よりも大きな雛に一生懸命エサを運んでくるのである。そして9月頃巣立ちをした幼鳥とともにまた南の国えと渡って行くのである。一番バカを見るのは鶯の仮親だ。  このような托卵をする鳥はほかにもいる。 カッコウ ジュウイチ ツツドリ がそうだ。

           
 托卵をする鳥    托卵をされる鳥
ホトトギス  ウグイス  ミソサザイ
カッコウ  オオヨシキリ ノビタキ ホホジロ アオジ 
ジュウイチ  コルリ オオルリ ルリビタキ 
ツツドリ  センダイムシクイ 


メジロ・ウグイスの飼育法 (鳥獣保護法により飼育してはいけないのだ)
 私たちが子供の頃はまだメジロやウグイスを飼っても良かった時代なのだ。今では鳥獣保護法なるものが出来野鳥を飼育してはならない。まして捕獲などはもってのほかだ。私たち子供の頃には今のようにテレビもなければゲームなんてものもなく それこそ自然と遊ぶしかなかった夏は海で魚を取り 冬は山で野鳥を追っかけて育ったのだ。 もちろん街へ行けば小鳥屋さんというものがあり、そこにはメジロ籠やウグイス籠も売っていたし、 メジロもウグイスも売っていた。  夏鳥であるオオルリやコマドリまでもが売られていたのである。でも私はまだ子供だったのでそのようなものには手が届かなかったのである。だから山へ行きメジロやウグイスを追っかけて育ったのである。

 しかし山で獲ったメジロやウグイスは 餌付けをしなければならないのである。 これがまた難しいのである。 メジロは簡単だ ほっておいてもエサを食べてくれるのだが、ウグイスはそうはいかないのである。練り餌というものを食べさせるのであるが、なかなか鶯は食べようとしないのである。虫をとってきては与えるのだが、その虫しか食べない。 結局死なせてしまう。だからそれはかわいそうなので放してやったものだ。結局ウグイスの親鳥は餌付けはできなかったのだ。

 そこでウグイスの餌付け方は、 6月7月になれば鶯のひなが巣立ちするのをを待つのである。 いわゆる幼鳥を捕獲するのだ  私たちは今年巣立ちをした雛のことを 「達子 達子」と呼んでいた。 その達子の中にはメスもいるのでオスだけを捕獲するのだ。メスは放してやる。幼鳥はどこで見分けるかと言うと、 くちばしの根元が黄色いのである。幼鳥はお腹がすけば必ずエサを食べてくれるのである。  


ウグイス(漂鳥 )(または留鳥) 春一番に鳴き始めるので春告げ鳥とも言われている 
 野鳥には、「留鳥」「漂鳥」「渡り鳥」の、三種類に分類されます。漂鳥とは、書いて字のごとく、(漂う鳥) と書きます。渡り鳥ではなく、日本の国内を漂うのです。つまり、冬場は平地から低山帯を生活園とし、春から夏場にかけては、亜高山帯へ移動をし又、日本列島を、冬場は南の地域で過ごし、夏場になると北日本のほうへ移動するのです。 このような鳥のことを、漂鳥といいます。漂鳥に対し 「留鳥」がありますが、これは又後ほど.  漂鳥の代表としては、ルリビタキ・アオジ等が居ます。ウグイスは、どちらかといえば、漂鳥に属します。冬場は平地で生活をし、里に下りてきて、木の実や穀類等をえさとし、けっこう民家の庭などにもやってきます。あまり美しい鳥ではありません。どちらかといえば、あまり目立たない鳥です。大きさは、オスがスズメくらいで少し尾が長く、メスはうーんと小さくなります。

 昔から「梅に鶯」などと言われているが、私は梅には「めじろ」だと思う。鶯という鳥はなかなか目に付きにくい鳥だ。 すぐそばで鳴いていても姿は見えない。まして梅の木に鶯がいれば目につくはず。でもそれは鶯ではなく メジロなのだ。花の蜜を吸いに来るのだ。ヒヨドリも来る。
ウグイスの鳴き声 
 冬場は民家の庭先や、野原の茂み等で、「チャッ チャッ」 「チャッ チャッ」と鳴くだけで、あの華やかな、「ホーホケキョ」 は聞くことはできません。オスもメスも同じように、「チャッ チャッ」と鳴きます。この泣き声を、[地鳴き]と言います。 地鳴きに対し、「ホーホケキョ」 と鳴く鳴き方を [さえずり] と言います。ウグイスは春一番が吹く頃には、もう鳴き始めます。だから、昔から「春告げ鳥」 などとも言われてきました。又、泣き声が、「法法華経」 と聞こえるので、経読鳥などとも言われます。

 我が恩智の鳴き始めは 2017年(3月17日) 昨年2016年は(3月24日) でした。その年の気候などにも左右されるみたいです。
「ホーホーホケキョ」 「ホーホーホケキョ」と初めの頃はもどかしげに鳴き始めますが、でも自信がつくにつれ、だんだんと声も大きくなってきます。そして 「ケキョ ケキョ ケキョ ケキョ ケキョ ケキョ ケキョ」と鳴きます。この鳴き方が、[ウグイスの谷渡り] と,言います。すごく興奮しているときの鳴き声です。又、少し間を空けて 「ゲキョ − ゲキョ −ゲキョ − ゲキョ − 」 と濁りのあるなき方をするときがあります。これは、危険を知らせる鳴き声でヘビなどが、巣に近ずいてきたときなど、このような鳴き方をします。そして、危険が去るまで鳴きやみません。

 ウグイスの勇姿

あまり野鳥に、関心のない人、普通一般の人は、ウグイスの姿を見かけることが、ほとんどないのではないだろうか。冬場は平地、または近くの野原などで見かけることがありますが、「チャッ チャッ」と鳴くために、その鳥がウグイスだと気がつかないようです。  私は、釣りもするので、釣り仲間と湖などで、釣りをしているときに、すぐ近くでウグイスが、鳴くことがあります。

「あ・・ウグイスが鳴いてる」と言うと、 「ウグイスが、そんな鳴き方をするかあ。ウグイスは、ホーホケキョって鳴くねん」 なんて言われたことがあります。早春になって、「ホーホーホケキョ」 と、なき始めて、初めて「ウグイスが鳴いてる」 などと人は言いますが、その頃のウグイスは、藪の中で鳴くだけで、ほとんど姿を見せることはありません。まして6月 7月ともなれば、山々は、深い深い草や木々に覆われてしまい、ウグイスがすぐ目の前で鳴いていても、姿など到底見ることができない。幸いにして、私は子供の頃に、ウグイスやメジロなどのオトリを持って行き、捕まえたことがあるので その姿を何度も目にしたことがあります。(私が子供の頃は、まだ野鳥を捕まえて、飼ってもよかった)大きな、長い尾っぽを、真上に上げて、ものすごく 歯切れのよい声で、「チャッ チャッ チャッ チャッ」と、オトリに近ずいて来るウグイスのオスを、目の前にして、「なんと勇ましい姿だなあー」と、思ったものだ。  以上 



メジロ(留鳥)  
前回ウグイスを記した時に、[留鳥] については後程説明してみましょう、と、言いましたね。では、ここで  [留鳥]とは、
字で書いたごとく留まる鳥と書きます。つまり、春夏秋冬、一年中同じ場所に留まり生活をしている鳥のことです。これらを[留鳥]と言います。メジロもその一種です。[留鳥]の代表としては スズメ カラス ホホジロ ムクドリ シジュウカラ等が居ます。   でも・・・私が育った愛媛県新居浜市では、 すぐ裏に200メートルほどの高さの、土居の山 と言うのがあって、冬場は、ウグイスもメジロもシジュウカラも、たくさんいましたが、春の声を聞いたとたん、 その山からは全部いなくなってしまいました。ただホホジロだけは、裏の山に残っていました。裏山のもうひとつ奥に、壮大な四国山脈があったからではないでしょうか。春から夏にかけては、その四国山脈のふもとまで行かないことには、ウグイスやメジロの声を聞くことができなかった。だからメジロもウグイスも、漂鳥だと思っていました。・・・・・が・・・・今住んでいる、八尾の恩智ではメジロもウグイスも、そのまま移動せずに残っています。 多分すぐ近くに高い山がないからだと思われます。 鳥類図鑑によれば、メジロ も ウグイス も  [留(漂)鳥] と記されている物もあります。多分、同じ メジロでもウグイスでも、移動するものと、移動しないものも、いるのだと思われます。それでは メジロの鳴き声を説明しましょう
メジロのさえずり 
地鳴きは、「チィー チィー」と鳴きます。オスもメスも 同じ鳴き方です。ただメスの方はそれほど力強くは,鳴きません。オスに比べるとなんとなく、か細い感じです。又、羽を細かく震わせるような感じで  「キリ キリ キリ キリ キリ キリ」とも鳴きます。やはりすこし興奮をしているときの、鳴き方でしょうか。 この鳴き方を [メジロの笹鳴き] と言います。 それから、春先 メジロ が(さえずる)すこし前に、小さな声で「チィーチィク チィーチィク グジュ グジュ チィー チィー」とまるで子供がぐずっているような、鳴き方をする事があります。その鳴き方を、私たちは「メジロがグズリ始めた」等と言いました。 このメジロの[ぐずり]を大きくしたものが、メジロのさえずりです。 さえずる まえの前兆と言うか、練習をしているような感じですね。 メジロは、とても複雑なさえずり方をします。ただ、他の小鳥達とすこし違うのは、さえずりに区切りがないのです。いつまでも「チィー チィク チィーチィク」と鳴き続づけます。 ウグイスは「ホーホケキョ」 カッコウは「カッコウ カッコウ」ホトトギスは「テッペンカケタカ」 ホホジロは(源平つつじ・白つつじ) このように、他の野鳥には鳴き方にはっきりと、区切りがありますが、メジロには、このような区切りがないのです。それではこの後、メジロの鳴き会わせ会 を説明してみましょう。
メジロの鳴き合わせ会 

私たちが子供の頃は、メジロもウグイスも、まだ飼育してもよい時代でした。だからそれは、それなりに品評会のようなものもあったようです。今でも、そのような会があるのかどうかは、私には、分かりません。ただ、お互い、飼っている、メジロ なり ウグイス をその様な会に持って行き、鳴き方を競い合うのです。そして、優勝 準優勝 などと ランクを決めて楽しんでいたようです。 では、どのようなメジロが、よく鳴くメジロなのでしょう。 私が、それなりに聞いたところでは、 四国 九州 伊豆大島 和歌山等の、太平洋側に生息するメジロがいいのだそうです。 それは、なぜかと言うと、小鳥のさえずりには、メスにアピールするのと、やはり自分のテリトリーを確保する、と言う、二つの理由があるのです
そのためには、できるだけ高い位置で、できるだけ大きな声で、さえずらなければならないのす。

太平洋側では、たえず 大きな波が 「ざぶーん ざぶーん」と打ち寄せています。小さな声でさえずっていたのでは、波の音にかき消されてしまうのです。だから その波の音に負けてはならず と 力いっぱいさえずるのだそうです。 ここらの生駒山や恩智村でさえずるのとではわけが違うのです。・・・(笑)

あるお寺の住職のところに、その筋の人が、「四国の高知で捕獲したメジロです」と 言って よく鳴くメジロを、もって行ったそうです。 すごく気に入った住職は、「いくらだ」と 聞いたそうです。その筋の人は、さりげなく言いました。「30万です」・・と・・・その住職は何の惜しげもなく、30万円で、そのメジロを買い取ったそうです。

絵画とか、骨董品などであれば、大事にさえ扱っていれば、いつまでも残っているだろうけれど、メジロやウグイスに関しては、いつ鳥かごから逃げ出すか分からない。それこそ、[お札に羽が生えて、飛んでいってしまった。]  なんてことにならなければ、いいのだけれど。・・(笑)以上



ジョウビタキ(渡り鳥) 冬鳥  ジョウビタキ 冬鳥の中でも色彩豊かな鳥である 
  このジョウビタキは晩秋の頃に日本にやってくる渡り鳥である。 結構縄張り意識の強い鳥で 渡来直後は里山の 民家の庭先や 枯れた木の枝 テレビのアンテナ 物干しなどに止まり しきりに 「クワッ クワッ」 と体を上下にゆすり泣く姿を目にする。 モズと縄張り争いをすることもあるのだ。 結構人目につきやすい鳥で 冬鳥のわりには色鮮やかなのが特徴。  

大きさはほぼ雀と同じで オスは胸からお腹にかけては鮮やかなオレンジ色 頭はグレーで  背中は黒である。 羽には白い斑点があり 飛躍時にはとてもこの白の斑点が目立つ。

私が新居浜にいた頃はこの鳥のことを 「ヒンカツ」 と言っていた。 
ジョウビタキのオスの鳴く声を聞いて 「もう ヒンカツがやってきたのか」 などと言ったものだ
「ヒーヒー カツッ カツッ」 「ヒーヒーカツッ カツッ」と大きな声で鳴くのである。裏山に反響してとても大きく聞こえるのである。

近年 鳥取の大山や 奥飛騨地方でこのジョウビタキの繁殖が記録されているそうである。
3月・4月頃にはロシア方面に渡っているはずのこのジョウビタキが日本で繁殖をしているなんて 専門家もびっくりしているようだ。そう。・・・・・・
 

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