++ 日常日記 ++


08.09.16-稲川淳二怪談ナイトで・・・

昨日、15日に姫路市民会館で行われた、稲川淳二のミステリーナイトホラー(稲川淳二の怪談ナイト)(以下:怪談ライブ)に行ってきた。
以前から、夏の深夜番組などで稲川淳二さんの怪談をたまにやっていたのを見た事があったのだが、
実際に怪談ライブには行ったことがなかった。
で、今回、わりと近い会場だったのと休みの日が合ったので、行ってみたのだ。
前売り券をネットで購入、5000円でした。

テレビでやっている、心霊番組などは良く見るのだが、その手の話を信じているかどうかと言われれば、
半々と言った所、心霊番組と言えば、大きく分けて3通り有る、怪談話や心霊写真を紹介する番組。
怪談話などを科学的、理論的に解明していく番組。
その二つが混ざり合った番組。

怪談話の番組などは、なぜか出演者、観覧者の一人または数人が必ずと言って良いほど、霊に憑依される。
この辺は、胡散臭い。また、再現VTRを見た自称霊能者の方が、事細かくVTRの霊の説明をする。
現地に行ったのならともかく、生きた人間が演じている再現VTRでは、そこまでわからんだろうと言う所まで言い当てる。

心霊現象解明番組では、かなり強引な科学的説明をする。
TVショーだからと言って、無理に説明する必要はない、分からないのなら「よく分かりません」で良いと思うのだが・・・

この手の話、映画などには、色々と言い方がある。
まず、怪談、ジャパニーズホラー、スプラッターホラー。
勝手に分類わけをしてみると、怪談は、実体のない幽霊などが登場し、ストーリー重視、幽霊の出現理由がそれなりに有る。
幽霊の登場が控えめ、じわじわとした恐怖。有る程度の会話が可能なことも有るが、生き死には幽霊の気分しだい。
ジャパニーズホラーは、怪談を取り入れつつも、グロテスクな表現や瞬間的な恐怖。幽霊が徐々にでしゃばる。幽霊の精神が壊れている事が多い。
登場人物の殆どが、幽霊の巻き添えにになり死んでしまう。
スプラッターホラーの代表作としては、13日の金曜日。殆ど場合、実態があり、武器を所有し血みどろでグロテスクな表現。
出現理由は特になし、瞬間的な恐怖。登場が派手。ヒーローの登場で事件解決するがたまに復活する。

この中で好きなのはやはり、怪談。ストーリー等も面白く、夏に持って来いである。
ジャパニーズホラーの映画もたまに見る、見たのは・・・「リング系」・「呪怨系」・「着信アリ系」まぁ、有名どころ。
後、怖かったのは古い映画だが「女優霊」でかなり、怪談に近いつくりになっていて、監督は松嶋奈々子出演のリングの監督
スプラッターホラーは、殆ど見ないが「バイオハザード系」は観ました。

ちなみに今読んでいる小説は、ホラー小説の「アイズ」、新潮文庫で「リング」の原作者、鈴木光司さんの作品。
短編集で、怪談の様な話が多い。
鈴木光司さんの小説は、登場人物が人間臭く、風景の映写の絶妙で主人公が現在どこにいるのかが分かりやすい。
映画の「リング」とは話の流れは同じだが全体を見ると大分違う、幽霊である貞子はもっと控えめな登場と言うか、
物語中、名前は出るが殆ど登場しない。
松嶋奈々子出演の「リング」の前に、すでに映像化されているのだがこちらの方が、原作に近い。

と・・・怪談ライブの話から大分ずれてしまったので、話を戻します。
とりあえず、行ってみた感想は・・・思ったほど怖くない。
席が中間あたりで、稲川淳二さんの表情が分からなかったからかもあると思うのだが、
各話怪談話なのだが、途中でジョーク怪談が挟まれていた・・・要りません。
また、最後の話も怪談話なのだが感動的な話。
TVでも良くある構成で最後に感動的な話を持ってきて、綺麗な終りにしようと言う作戦だと思うのだが、
ジェットコースターに乗りたいのに最後突然メリーゴーランドに変わっても・・・
でも、面白かったですよ。また、近場でやるのなら行くと思います。

舞台は林の中の小屋という設定で、稲川淳二さんは、小屋の前で怪談を始める。
演出は特別派手ではなく、話に合わせた照明で演出されており、最後の話の中で蛍が登場するのだが、
蛍が光る演出もあり、その中の蛍1匹が飛んでいく演出があるのだが、それが、話とよく合っていました。
怪談が終わると心霊写真のコーナーなのだが、ジューク心霊写真は要りません。
要所要所に冗談を要れずに笑い話と怖い話のメリハリをつけて笑う所は笑い、怖がらせる所は怖がらせてほしかった。
物販は、稲川淳二さんと誰かの対談の本と団扇を購入しました。

それから、今回の怪談ライブに・・・出ました。
何とか写真に収める事が出来たので登載します。

 

稲川淳二CD・DVD(別窓)
リング〜事故か!変死か!4つの命を奪う少女の怨念(別窓)
アイズ/鈴木光司 著(別窓)