++ 日常日記 ++


05.10.07-熱帯魚の病気対策の疑問

タイトルの通り、今回は熱帯魚が病気を治す方法について書くつもりだが、
白点病には何が効く・・・と言う事ではなく、熱帯魚の病気治療で行っている方法の疑問について書いてみようと思う。

まず最初に、熱帯魚の病気治療の主な方法を簡単に説明しよう。
1:その病気にあった、薬品等を入れる。
2:食塩を少し入れる。
3:水温を少し上げる。
4:鷹の爪を入れる。
等がある。

1の薬品を入れる。だが、これは水草、バクテリア、その他生態にも影響が出て、殆どの場合が水草が枯れたり、バクテリアの現象など悪影響となる。
薬品を使う場合は、通常、別水槽や治療用プラケースに病魚を隔離して薬品を使う。

2の食塩をいれる方法も、水草やバクテリアに悪影響が出る場合があるのでこれも、隔離してから病魚の治療を行う。
何故食塩が効くのか・・・確か、皮膚の浸透圧がどうのこうのだったと思う。魚は、人間の様に皮膚が硬くなく粘膜で覆われているらしい。
病気に効くと言うより、ウオジラミや怪我の時の殺菌効果もあるのかもしれない。多分、菌に直接効くと言うよりは、魚の皮膚を守ると言うのが主な目的なのかも・・・?
食塩が何故効くのか、具体的に知っている方どうか教えて下さい。

3と4は、主に新陳代謝を促進して、病気が重くなる前に治してしまおうという方法。
鷹の爪は殺菌効果もあるのかも・・・
水温は28度位まで上げるのが良いらしく、鷹の爪は60Lに対し、5・6本の鷹の爪を、半分に切ってお茶パックやティーパックに詰めて沈める。
鷹の爪の種は取り除く、と言う意見と、種も一緒に詰めて沈めると言う意見がある。
鷹の爪の種は特に害は無さそうなので、一緒に詰めて沈めた方が良いと思う。

ここから今日の日記本番
3と4の新陳代謝を促進して治す方法についての疑問である。
新陳代謝が良くなると言う事は、細胞分裂を促進して古い細胞(角質等)を押し出し、新しい細胞に換え、免疫機能も上がると言う物。
新しい細胞に代わるので、当然、傷の治りも早くなる、免疫機能も上がるので病原菌への抵抗力が上がるので、早く病気も治る。
人間なら、美肌効果があるのだが・・・・・

一見良い事尽くめの様に見えるが、ひとつ忘れている事は無いだろうか・・・
それは、細胞の分裂回数にはリミットが有ると言う事。
リミットが切れると細胞は死んでいく、これが老化現象で、リミットが切れた細胞が多くなり死んでしまうのが老衰である。
ヘイフリック現象と言うらしいが、染色体にテロメアと言うのが有って、細胞分裂される度に、少しずつ無くなり、やがてはリミッタを向える様だ。
人間の細胞の場合、50〜70回でリミッタの様だ。
詳しくはこちら(勝手にリンク。別窓)

新陳代謝を促進し、細胞分裂を早くすると言う事は、熱帯魚・人間を問わず、老化が早くなると言う事でもある。
とは言っても、熱帯魚の場合、老衰にいたるまで生きれるのどうかは不明で、他の要因によって、死んでしまう事が多いと思う。
また、病気で今、死んでしまうよりは、多少老化が早く進んでも新陳代謝を良くし、病気を早く治したほうが良いとは思うが
人間での美肌効果と言うのは、その時は肌が綺麗になるだろうが、老化が早く進むのではないだろうか・・・?
そうなると、寿命も短くなる(誕生から老衰までの期間)ではないのだろうか・・・・

この疑問は以前から持っていたのだが、今、風邪をひいて少し、頭がボ〜っとしているので、思い出して日記に書いてみた。

特にこう言う専門分野を教わったと言う事ではないので、訂正箇所などが多々あると思いますが、
宜しければ、掲示板の方で御意見や訂正箇所を指摘して頂けると嬉しいです。