御同朋の社会を目指して!


「tomo」のつぶやき
                                    
 
 このページでは私tomoの怒りや愚痴、疑問などを日記形式で書いていきたいと思っていま
す。「日記」というぐらいだから、目標は毎日だけど、どうなることやら・・・


06年11月15日(水) 「若不生者 不取正覚∞B」

 ある人が「明るい所からは明るい所しか見えへん。でも、暗い所からは全部見え る。明るい所も暗い所も全部見える」とおっしゃった。自分自身の辛さや悲しみに 向き合った人は、他人の痛みや苦しみもまた理解できのだと思う。逆に、自分の弱 さや愚かさを誤魔化し続けてきた人は、他人の痛みにも鈍感になるのだと思う。自 らの苦しみ、悲しみに向き合い、それを乗り越えた人こそ、本当に優しい人、本当 に強い人なんだろう。

06年11月14日(火) 「若不生者 不取正覚∞A」

 人生に辛いこと悲しいことが一杯ある。でも、それに負けたらいけないんだと思 う。私は一人ではない。たとえ世界中の全ての人が裏切り、見捨てようとも、いつも この私を心配し、支え、見護ってくれている存在がある。その存在に出遇えたとき、 「一人ではなかった」と気づいたとき、その苦しみや悲しみと向き合い、そして乗り 越えていけるのだと思う。

06年11月13日(月) 「若不生者 不取正覚=v

 子どもの頃から親や周囲の大人に裏切られ続けてきた人は、他人に期待するこ とを諦めてしまんだそうだ。でもそれじゃあまりにも悲しすぎる。
 決してそんな空しい人生を送らせない!と誓いをたて、はたらいてくださっている のが阿弥陀如来という仏様なんだろうな・・

06年11月12日(日) 「教育基本法改悪反対!」

 来週中にも教育基本法改定案が衆議院を通過する可能性が高まってきた。なん とかして阻止したい。
 政府は「愛国心」を子どもに強制しないと言っているらしいけど、もう誰も信じやし ない。東京や広島の教育現場における「日の丸・君が代」強制の現実、やらせ *竭闢凾見れば一目瞭然。「国は、国民に国を愛することを求めるのではなく、 むしろ、どうすれば国民が自信を持って愛せる国にできるかを考えればいい」(11/ 11)。

06年11月11日(土) 「大本営発表=v

 ついに政府はNHKに対して「放送命令」を出した。なぜ今そんなことをする必要 があるのだろうか?NHKは「放送命令」がなくてもこれまで十分「拉致問題」につい て報道してきたという(11/10)。また、総務相自身が「具体的な番組の内容まで介 入しないと」と明言するなど、全く今回の命令には意味が無い(拉致被害者家族の 中にも困惑している人がいる)。それなのになぜ?
 ただ「政府によるメディアへの介入」という前例を作るために、この「北朝鮮憎 し!」という時期に、「拉致問題」を政治的に利用したとしか思えない。

06年11月10日(金) 「やらせ≠ノよる世論誘導」

 タウンミーティングでのやらせ*竭閧ェ全国各地に拡大している。よく「教育基 本法「改正」は多くの国民が望んでいることだ!」と言う人がいるけど、段々それも 怪しくなってきた。「タウンミーティングで民意の広がりがあるというのは適当ではな かった」(by伊吹文科相)(11/10)。この大臣はすごく正直なんだと思う。

06年11月9日(木) 「教育基本法改定に対する本願寺派の立場」

 やっと浄土真宗本願寺派として「教育基本法」改定に関して公式見解を発表した 見方)。表現はかなり和らげているけど、要するに現在審議されている与党案に 対して反対の立場を表明しと受け止めていいのかな・・・?
 でも、「宗教教育の重要性に深く留意し」等の表現が残っていることからして、今 だに学校や国家の力を借りて子ども達に宗教教育をしたいと考えているらしい。宗 教教育や「宗教的情操」を育てることは大切だと思うけど、それは私たち僧侶(宗 教者)の不断の努力によってすることであって、国家の力を借りてやることじゃない と思う。国家にそれを期待することがどれだけ危険なことか、ちょっと歴史を学べ ば、昨今の政治状況を見ていたら分かるはず。

06年11月8日(水) 「他人事?」

 あまり報道はされないけど、北朝鮮のミサイルや核実験を理由に在日朝鮮人へ の嫌がらせが頻繁に起きているという(11/7)。もちろんほんの一部の心無い日本 人がやっていることで、ほとんどの人はそんな姑息なことはしないのだと思う。
 でも、「全く俺には関係ない。私もは関係ない」でいいのだろうか?たとえ一部の 者の行為でも、その行為を生み出す土壌がこの日本にあるんだろうし、またそうい った行為を許しているのが今の日本社会なんだと思う。「俺には関係ない」と今回 の件を他人事で片付けてはいけないのだと思う。

06年11月7日(月) 「かるさ=v

 最近、政権(政府・与党)の中枢にいる人たちの思慮の浅さというかかるさ がやけに目に付く。外相や政調会長の核保有議論もそうだし(11/6)、タウンミーテ ィングでのやらせ≠烽サうだし(11/7)、NHKに対する「命令放送」もそう。彼らの 浅はかな言動や行動によって、たくさんの人(私と全く意見が反対の人を含めて) が迷惑を蒙っているような気がする。特に「放送命令」うんぬんで、拉致問題を真 剣に解決しようとしている人たちの邪魔だけはしてほしくない(11/6)。
 郵政選挙での大勝や北朝鮮問題等で、「今なら何をやっても許される」とでも考え ているのだろうか?

06年11月6日(月) 「どうなっているの?」

 今、国会内では「教育基本法」を改定するための議論が行われている。ところ が、気のせいか、議論されている内容がほとんど聞こえてこない。先の国会ではよ く耳にした「愛国心」とか「宗教的情操」といった言葉もほとんど聞かない。新聞やテ レビは「いじめ問題」や「教員免許制度」、「教育委員会改革」など教育問題につい てはは毎日のように報道しているけど、「愛国心」や「宗教的情操」がどうなってい るのかといった検証や報道はほとんどしていないような気がする。これからなんだ ろうか・・・?

06年11月5日(日) 「もし北朝鮮が・・・=v

 「北朝鮮が武力行使に踏み切り、日本に飛んでくるノドンを米艦が撃ち落としてい る時、近くにいる日本のイージス艦が米国に飛んでいくテポドン2を憲法問題を理 由に傍観することがあっていいのか」(by額賀前防衛庁長官)(11/5)。
 本当に北朝鮮という国は、日本の軍事大国化(核武装・集団的自衛権の行使・ 憲法改定など)を目指す人たちにとっては便利で都合のいい国だな・・。

06年11月4日(土) 「第三回全国集会へのご案内」

 横須賀に配備されている米海軍のイージス艦2隻は、日本を守るためではなく、 実は米本土を守ることだけを任務としているんだそうだ(11/3)。莫大な再編費用 は請求されるは、基地を提供しなければならないは、敵≠ゥらの攻撃リスクを背 負わされるは、一体なんのための米軍再編なんだろうか?
 今回の事実を調査し公表したのが、「ピースデポ」という非営利組織。その代表・ 梅林宏道さんが、11月29日、第三回「念仏者九条の会」全国集会で公演してくだ さる。おそらくその辺の詳しい事情も話してくださるのだろう。

06年11月3日(金) 「怪我の巧妙=v

 自民党の中川政調会長や麻生外相がしつこく繰り返し、首相が黙認する昨今の 「核保有」議論(11/2)。最初はとんでもないと思っていたけど、彼らが繰り返すこと で、これまで北朝鮮問題で冷静さを失いかけていた世論が、「さすがに核武装はち ょっと・・」というように、冷静さを取り戻してきているような気がする。「ちょっとヤバ イよな・・」とか「最近、物騒な話が多いよね・・」みたいな声をテレビでも私の周囲で も聞くようになった。

06年11月1日(水) 「やらせ=v

 政府・自民党が自分達の都合のいい考えを政策や法律に反映させるために、世 論誘導など様々な汚い手≠使っていることは予想できたけど、ここまで露骨に やっているとは思わなかった。最近流行のタウンミーティング。国民の意見を聞くと いう。でも実際には、最初からやらせ≠ナあったかもしれないという(11/1)。

06年10月31日(火) 「しつこい!」

 自民党の政調会長や首相はいつまで「核保有」に関してわけのわからん発言を 繰り返しているのだろうか(10/31)?「法理論上はどうのこうの・・、政策上はどうの こうの・・」と。もう十分世論の反応は分かったはず。あまりしつこくやっていると、か えって世論の反感を買うかもしれないよ!

06年10月30日(月) 「矛盾A」

 東京大空襲の被害者らが、国に補償を求めて集団提訴するという(10/29)。
 なぜ国は、軍人や軍属だけに補償をし、民間人には補償をしてこなかったのだろ うか?一般の国民も、軍需工場で働き、戦争遂行のために、食べるものも食べず に国家のために協力し、戦ったはずなのに・・。

06年10月29日(日) 「なぜ歴史を学ぶのか」

 沖縄戦での「鉄血勤皇隊」の編成に関して、県や教育行政が主体的な役割を果 たしていたことが判明したという報道があった(10/28)。戦後60年経ってやっとであ る。「日本は十分先の戦争を反省してきた」と言う人がいるけど、一体何を反省し たというのだろうか?
 今、自治体による「国民保護計画」の策定や、行政によう教育現場への政治的 介入が強化され始めている。「(「テロ」やいじめなど様々な問題を解決するために は)仕方がない!当然だ!」という声をよく聞く。しかし、もし私たち日本人が先の 戦争をしっかりと反省し、その教訓を活かそうとしていていたなら、そんな安易な発 言は出てこなかったのだと思う。
 過去の過ちを反省しないものは、再び同じ過ちを繰り返すことになるのだと思う。

06年10月28日(土) 「二枚舌=v

 最近の政治家・閣僚の発言は分かり難い。政府として「非核三原則は堅持する」 「歴史認識は踏襲する」と言いながら、一方では、私見としては「日本も核武装すべ きだ」とか「歴史観を見直すべきだ」とか平気で言う(10/27)。「靖国問題」にして も、「内閣総理大臣○○が私人としての参拝した」とか「適切に判断する」、「何も言 わない」と曖昧な発言を繰り返して、賛成派、反対派両方のご機嫌取りをする。こ れを二枚舌≠ニ言うんだろうな・・
 公人としての自覚とか責任感が薄れているのだろうか?これも「保守派」の人た ちが言う「戦後教育の弊害」なんだろうか・・・

06年10月27日(金) 「日本のメディア」

 最近、大阪の芦原病院や飛鳥会の問題などで、同和行政の見直しが叫ばれて いる。関西などでは連日のようにどこかのテレビ局が、「これが同和利権の実態 だ!」みたいな特集番組を報道している。あれだけ見ていれば、「もう差別はなくな った!それなのに利権を食いものにするなんてけしからん」みたいに思うようにな る人も多いのだと思う。
 「部落地名総鑑」が「2チャンネル」の掲示板に掲載されていたという(10/26)。今 のところ、一部新聞が小さく扱っているだけだけど、メディア、特にテレビはちゃんと この問題の報道をするのだろうか?「差別はまだなくなっていない!」と報道するの だろうか?
 今後、差別の問題にしても、9条の問題にしても、メディアの動きをちゃんと注視し ていかなければならないんだろうな・・

06年10月26日(木) 「放送命令と拉致問題の解決」

 NHKに対する放送命令に関して、民放からも「言論の自由を侵すことになるので はないか」と懸念が表明されている(10/25)。
 なぜ政府はこんなことをするのだろうか?こんなことをしていたら、かえって、拉 致問題に対する国民の関心が薄れていくような気がする。

06年10月25日(水) 「報道の自由度」

 国境なき記者団が各国の「報道の自由度」を発表した(10/24)。その中で、日本 は「ナショナリズムの隆盛が目立つ」との理由で前年より14位下がって51位となっ たという。政府によるNHKに対する放送命令など(10/24)、当然の結果だと思う。
 ちょっと面白かったのが、この報道に関する各紙の見出しである。毎日新聞が 「<報道の自由>日本に厳しい評価 国境なき記者団がランク」だった。一方、「報 道自由度、北朝鮮が昨年に続きワースト1位」としたのが産経新聞だった。

06年10月24日(火) 「いじめ問題と教基法改悪」

 政府・自民党は今国会での共謀罪の成立を断念し(10/24)、教育基本法「改正」 法案成立を優先させることを決めたという(10/23)。
 共謀罪に関してはまだ世論の支持がないことを見極め、「教基法」なら、連日の 「いじめ問題」に関するマスコミの報道で、世論も改定を支持するだろうと睨んでの ことなんだろうな・・。でも、はたして一法律を改定することで、愛国心≠子ども 達に刷り込むことで、「いじめ」がなくなるのだろうか・・?今の学校での「いじめ問 題」は一刻も早く対策を取らなければならない問題なのに、自分達が望む法律を 通すために、この問題を利用しようと考えているなら絶対に許せない。

06年10月23日(月) 「お上に楯突くヤツは許さん!」

 「日教組の一部活動家は(教育基本法改正反対の)デモで騒音をまき散らしてい る」「下品なやり方では生徒たちに先生と呼ばれる資格はない。免許はく奪だ」(by 中川昭一自民党政調会長)(10/23)。
 安倍政権の教育改革の目玉である教員免許更新制度の新設。「子ども達のた め」とは言っているけど、どうやらこれが本音らしい。

06年10月22日(日) 「矛盾」

 東京大空襲や原爆被害者が国家賠償を求めてデモを行ったという(10/22)。国 家は、国を守るために兵士として戦った人やその遺族には補償はするが、空襲な どの被害者や遺族にはこれまで補償をしてこなかったという。
 今、政府の命令で各自治体では「国民を守る」とのかけ声のもと、国民保護計画 の作成や訓練が連日行われている(10/21)。

06年10月21日(土) 「幼稚さ」

 「あの国のあの指導者(金正日(キムジョンイル)総書記)は、ごちそうを食べ過ぎ て糖尿病だから、(日本攻撃を)考えるかもしれない。『おいしいものが食べられなく なった。日本からウニやマグロが入らなくなった。頭に来た。やってしまおう』と思い かねない人だ」(by中川昭一自民党政調会長)(10/21)。
 なんなんだろう、この幼稚で、低レベルで、差別的な発言は・・。これが日本の政 権政党の幹部であるという。言葉が見つからない。

06年10月20日(金) 「核攻撃シュミレーション」

 なぜ被爆地である広島が、「国民保護計画」策定の中で核攻撃を想定したシュミ レーションなど行うのだろうかとずっと疑問だった(10/19)。
 でもやっと分った。「核攻撃を受ければ、国民を守る事は出来ないという結論にな ると思う。きちんと報告をまとめて、核が使われれば、逃れることが出来ないと世 界中に訴えなければならない」(葉佐井博巳部会長談)。
 策定自体を批判するのも手だけど、相手の土俵にのって、そこで徹底的に核攻 撃を想定した保護法がナンセンスかを実証していくのも一つの手なんだなと。

06年10月18日(水) 「アメリカ合衆国51番目の州」

 中川政調会長の「核武装論」に対して各方面から批判が噴出している。それを受 けて中川氏はすぐに自らの発言を撤回したけど、やっぱり一番効いているのがア メリカ政府からの懸念なんだろうな・・(10/17)。安倍首相が持論を封印して、歴史 問題や靖国参拝問題でなどで妥協したのも、これ以上中国はじめとする東北アジ アの安定を壊して欲しくないというアメリカの強い要望があったのかも知れない・・。 今朝の朝日新聞に、安倍氏のブレーンの一人、「新しい歴史教科書をつくる会」の 八木氏が、ボス≠フ豹変振りを嘆いていた。
 一方、アメリカ政府が望む、自衛隊の海外派兵や集団的自衛権の行使、憲法 「改正」問題に関しては、行け行けどんどんって感じ・・。
 今の日本はいい意味?でも悪い意味でもアメリカの言いなりなんだろうな・・。

06年10月17日(火) 「民主主義の危機」

 何かが変だ。倉敷市が在日朝鮮人らで構成する劇団の公演での会場使用を急 遽取り消したという(10/16)。理由は、右翼団体からの嫌がらせと、市民からの中 止を求める電話などが殺到したからという。
 自分が気に入らない人や集団に対して暴力を持って表現の理由を制限すること が許される社会。これでも日本は民主主義国家なのだろうか?
 民主主義を守るためにも、自治体や国が責任を持って、安全に公演がとり行わ れるよう断固とした対策を講じるべきだったんだと思う。「絶対に暴力で表現の自 由を制限することは許さない。民主主義を絶対に守る!」という強いメッセージを送 るべきだったのに、今回の件で全く逆のメッセージを送ってしまったような気がす る。

06年10月16日(月) 「自民党と北朝鮮」

 「(日本に)核があることで、攻められないようにするために、その選択肢として核 (兵器の保有)ということも議論としてある。議論は大いにしないと(いけない)」(by 中川昭一自民党政調会長)(10/16)。まったく北朝鮮の主張と同じだな・・

06年10月14日(土) 「築くは難し、壊すは易し」

 政府は「拉致」に関する放送をするようNHKに対して命令を出すという(10/13)。  政府は今回の北朝鮮の核実験を周辺事態に認定し、船舶検査をする米軍の支 援 をするための準備を始めたという(10/13)。その他、ミサイル防衛システムの整 備 を前倒しで行うとか、一時期盛り上がった「敵地先制攻撃論」などが再び声高に 主 張されだした。今回の騒動が長引けば、改憲を支持する世論もさらに勢いを増 す だろう。 
 先の大戦を教訓に、戦後60年日本人が築き上げてきたものが、今、あれよあれ  よと言う間に音をたてて崩れ落ちていく・・・  

06年10月13日(金) 「なぜ核実験に反対なのか」

 ご本山に行く機会があった。宗務所入り口に、今回の北朝鮮の核実験に抗議す る立て看板が立ってあった。さすが宗教教団。いのちの尊厳を脅かす核実験に対 していち早く抗議声明を出すことは大切だと思う。 
 (本当に私は知らないんだけど)これまでにも、アメリカやソ連、中国、インドやパ キスタンなどが核実験をした時にも、毎回ちゃんと抗議の立て看板を出していたの だろうか?まさか北朝鮮の時だけってことはないよね・・・(どなたか知りませんか)
 宗教教団としてなぜ核実験に反対するのか?核不拡散のためなのか?否、違 う。核実験がいのちの尊厳を踏みにじるものであるから反対するんだろう。もし「北 朝鮮の実験だから抗議した!」だったら、それはもはや宗教教団としての抗議に はならないんだと思うんだけど、大丈夫だよね・・

06年10月12日(木) 「美しい国∞B」

 やはりと言うか、情けないと言うか、北朝鮮の核実験を受けて、日本国内で在日 朝鮮人、特に子ども達に対する嫌がらせが全国で続発しているという(10/11)。だ いだい今回の核実験と、在日の子ども達に何の関係があるのだろうか?「朝鮮へ 帰れ!」そんな暴言を聞くたびに、同じ日本人として悲しくなる。
 これからも、北朝鮮や中国の脅威が煽られる度に、日本人の偏狭なナショナリズ ムがどんどんと刺激されていくんだろうな・・

06年10月11日(水) 「なぜ今憲法9条なのか」

 北朝鮮の核実験に対して各国から批判が相次いでいる。当然だと思う。
 しかし、何かすっきりしない。アメリカや中国、ロシアなど核保有国が「けしから ん!」と言っても何か説得力が無い。それだけじゃない。日本など軍事的均衡によ る安全保障(武力による平和)を主張する国の批判もなぜか虚しい。北朝鮮は言う だろう。「自国の安全・平和のために核を持っただけだ。抑止力だ」と。
 もちろんこれ以上核拡散を許してはいけないのだと思う。しかし、現在のように武 力による平和構築(安全保障)を当然と考える国際社会では、これからも北朝鮮の ように核を持とうと考える国・指導者が現れてもぜんぜん不思議じゃないと思う。

06年10月10日(火) 「北朝鮮による核実験」

 北朝鮮が核実験をしたという。報道が本当なら、武力を持って自らの要求を実現 しようなんて、全く許せない。軍事費に予算を取られて飢えに苦しむ北朝鮮の人々 にとっても、近隣に暮らす韓国や日本国民にとってもプラスになることなど一つもな い。しかし、今朝の報道などを視ていると、これ見よがしに勢いづいている人たちも いるような気がする。
 今後、北朝鮮バッシングや脅威論がマスコミを通して煽られていくのだと思う。そ していっきに世論が「改憲」賛成へと傾く可能性も十分にあるんだと思う。今回の核 実験で得≠するのは一体誰なんだろうか?また損≠するのは誰なんだろ うか?

06年10月9日(月) 「平和≠フ裏にあるもの」

 秋晴れの下、小松基地で行われた航空祭で、飛行展示されたC130輸送機(10 /8)。
 あのC130輸送機は、イラクの血塗られた大地の上を一体何を運んで飛んでい るのだろうか・・
 今週の言葉:「戦争の犠牲者を 踏み台にして ひたすら自らの 幸福(しあわ せ)を 求めていないか」。常に自分自身に問い続けていこうと思う。

06年10月8日(日) 「政教分離」

 奈良県生駒市の市長が、「政教分離」を理由に地元の神社主催の祭りへの参加 を取りやめたという(10/7)。当然だと思う。ちなみに前市長は率先して参加してい たんだそうだ。
 神社参拝は習俗だとか、自治会が氏子費を徴収するなど、まだ戦前の「神道は 非宗教だ」という国家神道の考え方が残っているのだろうか?
 自民党の新憲法案にある20条(政教分離規定)の緩和は何を意味するのだろう か?

06年10月7日(土) 「教員免許更新制度」

 教育基本法改悪を前提に、政府は、新たに「教員免許の更新制度」導入を目的 として、「学校教育法」の「改正」案を来年の国会に提出するという(10/7)。最近 は、子どもが嫌いな教師や、授業が出来ない先生が増えていると聞くから、「更新 制度」に賛成する人も多いのだと思う。
 でも大丈夫だろうか?東京などでは、「君が代」斉唱時に起立しなかったことを理 由に、定年後の嘱託教員としての再雇用や採用が拒否されるというケースが増え ているという(10/6)。将来、「免許の更新」を利用して、「君が代」や「愛国心教育」 に反対する先生達が、職を失ったり、行政から嫌がらせを受けたりはしないだろう か・・・
 教育基本法・第十条 (教育行政)=「教育は、不当な支配に服することなく、国民 全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。」「教育行政は、この自 覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行わ れなければならない。」
 絶対に教基法の改悪だけは許してはいけないのだと思う。

06年10月6日(金) 「苦渋の選択?」

 安倍首相が自らの歴史観を修正し始めている(10/5)。また、靖国神社も先の大 戦の米国関連の記述を見直すらしい(10/6)。両者とも自らの歴史観(「常識」)が いかに一般社会や国際社会では「非常識」であったか、ようやく気づき始めたのか な・・。
 安倍氏はともかく、靖国神社としては、さすがに行き過ぎた歴史観を修正すること で、その存在を国民にも、アメリカにもちゃんと認めてもらいたい。それによって、 「靖国神社こそ日本で唯一の戦没者追悼施設だ!」ということを内外に周知させた い思惑があるのかも知れない。

06年10月5日(木) 「新たな仮想敵国=v

 陸上自衛隊が宮古島に新部隊を配置するという(10/4)。冷戦が終結した今、中 国が新たに日本の「仮想敵国」になったんだろう。
 でも、もし中国との間で何かあった場合には、おそらくもうガキの喧嘩≠ナは済 まないんだろうな・・。

06年10月3日(火) 「戦争のできる国≠ヨの足音」

 最近、自衛隊のOBが地方自治体の防災・危機管理担当に再就職するケースが 増えてきているという(10/1)。また、自治体によっては、有事の際に、自衛隊OBな どが組織する「隊友会」とも連携し合えるような体制を構築しようとしているところも あるという。
 う〜ん。いつ戦争になっても大丈夫!みたいな社会が出来つつあるような気がし てならない。

06年10月2日(月) 「美しい国∞A」

 米議会に提出されていた「慰安婦決議案」(日本政府に対し、(1)歴史責任の認 知(2)学校教育での指導(3)慰安婦問題はなかったとする議論への公式反論− などを求めている内容)が、日本政府のはたらきかけにより、採択見送りになった という(10/1)。
 こういうことまでしないと美しい国≠作ることができないのかと思うと情けなく て仕方がない。

06年10月1日(日) 「男系維持」

 なぜ保守勢力は天皇家の男系維持にそれ程こだわるのだろうか?圧倒的多数 の国民が女性でも、女系でもいいというのに・・(9/30)。ちなみに私は天皇制など 廃止すべきだと思う。高貴な家柄だとか、貴い人を作り出すということは、逆に言え ば、貴くない家柄や賎しい人を作り出すことであり、天皇制はまさに差別制度その ものだと思うから。
 まあ、それは今は置いといて、なぜ保守勢力は男系にこだわる必要があるのか な?天皇制そのものが残ればいいんじゃないの?それとも、男系が途絶えること で天皇家の権威が低下することを警戒しているのかな・・あわよくば天皇家の権威 を再び高めて、それによって国民を統合・支配しようとでもまだ企んでいるのか な・・。

06年9月30日(土) 「先を急ぐ理由」

 安倍首相は所信表明演説で、憲法「改正」を待たずに憲法解釈を変更すること によって集団的自衛権行使を可能にするための研究を始めることを明言した(9/ 29)。おそらく9条を守ろう!という人々の声が予想した以上に強く、当初の予定よ りも国民投票の実施時期が遅れると考えてのことだと思う。「(投票まで)5年近くの スパンも考えないといけない」と安倍首相自身が発言している通りである(9/11)。
 でも、これまでの政府答弁を反故にしてまでも、何をそんなに急ぐ必要があるの だろうか?アメリカからよっぽど強い圧力でもあるのだろうか(9/10)?不気味だ な・・。米軍は、集団的自衛権の行使が可能となった自衛隊と一体何をしたいのだ ろうか?アフガニスタン、イラク、その次は・・・とでも考えているのだろうか・・?

06年9月29日(金) 「戦場で死ぬのは誰なのか」

 サラリーマンの平均給与が毎年ダウンしているという(9/18)。もてる者≠ニ もたざる者≠ニの格差がどんどんと開いている。
 アフガニスタンとイラクで戦死した米兵の数が同時テロの犠牲者数を越えたとい う記事があった(9/23)。その内訳を見てみると、34%が貧困層の出身者で、極め て高い所得を得ている世帯の出身者は17%だったという。

06年9月28日(木) 「政策と人気」

 安倍新首相に対する各紙世論調査結果が出ている。支持率(人気度)は史上3 番目に高く、相変わらずの安倍人気≠ェ続いている。
 でも、何か変。安倍政権最大の課題である「憲法改正」と「教基法改正」。しかし、 国民が新政権に期待しているのは「社会保障制度改革」なんだそうだ(9/28)。安 倍首相が繰り返し主張する「歴史問題は歴史家に任せるべき」。しかし、国民(支 持層も含めて)は彼のそんな態度を評価していない(9/27)。彼が主張する(最近 は曖昧にしているけど)首相の靖国神社参拝。48%が反対、賛成は39%(9/ 28)。
 どうやら政策よりも人気だけが先行しているようだ。

06年9月26日(火) 「世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ=v

 今日でついに小泉内閣が終わる。次もあまり期待はできないけど、何はともあれ よかった。
 小泉内閣の閣僚の中で一人だけ印象に残った人がいる。杉浦法相。杉浦さん は、大臣就任直後の会見で「自分は死刑執行命令書にはサインしない」と明言さ れた。各方面から批判が相次ぎ発言自体は取り消されたが、結局最後まで一度も 命令書にサインをしなかったという(9/26)。
 杉浦さんは真宗大谷派の門徒さんだという。「なぜ自分が死刑制度に反対する のか、その根底には、小さい頃おばあちゃんのひざの上でお参りし、その時聞いた 親鸞聖人の教えがあるのだと思う」と会見でおっしゃっておられた。命令書にサイ ンするよう迫った法務省の役人に、杉浦さんは「人間が人間を殺すことができるの か・・」と言い続けたという。杉浦さんは、親鸞聖人の教えを聞く中でいのち≠フ 尊さ・かけがえのなさを実感されていったんだと思う。
 「悪いヤツは吊るしてしまえ!」そんな社会全体の雰囲気が、また戦争の肯定す る雰囲気にもつながっていくのだと思う。あらためてお念仏の教えが一人でも多く の人に広まっていけばいいなと思った。

06年9月25日(月) 「争いは後に大いなる怨みをむすぶ=v

 最初からわかっていたことだけど、アメリカの情報機関が衝撃的な報告書を出し ていた(9/25)。「イラク戦争は、全体としてテロの問題を悪化させた」と。
 ブッシュ政権の「テロとの戦争」を真っ先に支持した日本政府。おそらくイラク戦 争前よりも日本国民が「テロ」の標的にされる確率は数段に上がったのだと思う。 その責任は誰が取ってくれるのだろうか・・
 今週の言葉「争いは 後に 大いなる 怨みをむすぶ」

06年9月24日(日) 「もしミサイルが飛んできたら?=v

 政府が各自治体に作成を命令している「国民保護計画」。でも本当に政治家や 役人達は「国民の命を守りたい!」という気持ちがあるのだろうか?国が示した 「核攻撃の対処策」に関する基本指針に対して、被爆地である広島や長崎から「核 攻撃の被害について国は十分な検討をしたのか」「国のようなお粗末な指針で、市 民を守れるはずがない」といった不満の声が上がっている(9/23)。
 「核攻撃を受ける」なんてもともと誰も本気で想定などしていない証拠じゃないの かな・・。「ミサイルが飛んできたらどうするんだ!敵が攻めてきたらどうするの?」 と国民の危機感を煽り、ただ改憲世論を盛り上げようとしているだけじゃないのか な・・?
 「平和が一番!でも、北朝鮮に攻められたらどうするの?ミサイルが飛んできた らどうするの?」と言う人がよくいる。確かにそう思ってしまう気持ちは分かる。しか し、そのように想定すること自体が、もう戦争の出来る国≠ヨ向けての一歩を踏 み出したことだし、そのような国を作りたいと思っている為政者の術中にはまって いるのだと思う。
 本当に平和が一番と思うなら、「どうしたら戦争にならないか、他国から攻められ ないか」それをまず考え、実践するべきなんだと思う。

06年9月23日(土) 「三権分立」

  東京地裁で出た「君が代」強制に関する違憲判決に対して、行政のトップである 総理大臣や文科相、法相などが相次いで遺憾の意(「期待したようにならずに残 念」『大辞泉』より)を表明した。三権分立の原則もあり、表向きは「個人的な見解」 としつつも、明らかに上級審(司法)に対して圧力をかけているんだろうな・・。
 東京都で行われている強制、どうやらあの蛮行はあの知事の意向だけで行われ ているのではなさそうだ。とすると、東京や広島だけでなく、将来この愚行が全国の 教育現場に広がる可能性も十分考えられる。

06年9月22日(金) 「画期的判決!!」

 画期的な判決が出た!東京都教育委員会による「君が代」の強制は違憲(9/ 21)!自分のことのように嬉しい。一刻も早く多くの人に知って欲しいと思い、昨夜 は思わずHP上に「速報」を出してしまった。
 最初記事を見たとき、一瞬自分の目を疑った。以前、ヤフーニュースの偽サイト を作り、「中国軍が日本の領土に侵攻した・・」とかいった偽のニュースを流し、捕ま ったヤツがいたというニュースがあった。最初、それと同じ類かなと思った。それ程 私にとっては信じられないニュースだった。
 まあ、当たり前と言えば当たり前だけど、そんな当たり前が通用しない司法判断 が続いていたので、本当にびっくりした。
 小泉首相が言うように「(日の丸・君が代に)敬意を表すか表さないかは法律以 前の問題」。何に敬意を表すかは、それは個人の自然の感情に任すべきもの。そ れを、個人の良心に反してまで通達や職務命令(法律)によって強制、処分するな んてもっての他だと思う。



トップへ
戻る
前へ
次へ