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GNU GENERAL PUBLIC LICENSE(日本語訳)

Version 1, February 1989

Copyright (C) 1989 Free Software Foundation, Inc.
675 Mass Ave, Cambridge, MA 02139, USA

Everyone is permitted to copy and distribute verbatim copies
of this license document, but changing it is not allowed.

何人も本許諾文書の忠実な複製をつくり配布することを許されるが、
内容を変えることは許されない。

本許諾は、次章の英文文書が正式である。 本和訳は訳者のメモであって、法律的には効力がない。

前文

たいていのソフトウェアの会社の使用許諾は、 それらの会社の思うがままにユーザーを繋ぎ留めようとします。 それに対して我々の General Public License は、 あなたがフリーソフトウェアを共有し改変する自由を保証し、 ひいては当該ソフトウェアがすべてのユーザーに対してフリーであることを 確実にするよう意図されています。 この General Public License は、Free Software Foundation のソフトウェア、 および著者が本使用許諾に依るとしたいかなるプログラムにでも適用されます。 同様に、あなたのプログラムに対しても本許諾を適用できます。

我々がフリーソフトウェアについて話すとき、 我々は、価格ではなく自由に言及しています。 特に、General Public License は、 あなたがフリーソフトウェアの複製を人にあげるかまたは売る自由を持つこと、 ソースコードを受け取るか欲するなら得ることができること、 ソフトウェアを改変したり新しいフリープログラムでその一部を流用できること、 そしてあなたがこれらの権利を知っていること、を保証するよう意図されます。

あなたの権利を守るために我々は、何人たりともあなたにこれらの権利を与え ることを拒否したり、あるいはあなたに権利を放棄させたりできないよう禁止す る制限を設ける必要があります。もしあなたがソフトウェアの複製を配布する なら、もしあなたがそれを改変するなら、これらの制限はあなたに対する一定の 義務になることを意味します。

例えば、もしあなたがそんなプログラムの複製を配布するなら、無料か有料 かにかかわらず、受取人にあなたが持っているすべての権利を与えなくてはなり ません。あなたは同じく受取人がソースコードを受け取るか、あるいは受けとる ことができることを保証しなくてはなりません。そしてあなたは受取人に彼ら自 身の権利を伝えなければなりません。

我々は2段階であなたの権利を守ります:(1)ソフトウェアに対して著作権を 主張し、そして(2)本使用許諾によってあなたにソフトウェアを複製し、配布し、 または改変する法的認可を与えます。

同じくそれぞれの著者と我々の保護のために、我々は、このフリーソフトウェ アが無保証であることを皆が確かに理解していることを望みます。もしソフトウェ アが第3者によって改変され流通するなら、第3者によって引き起された問題が オリジナルの著者の評判に影響しないために、それがオリジナルではないと受取 人が知っていることを望みます。

複製、配布、改変にあたっての厳密な条項および条件を下記します。

条項及び条件

    この使用許諾は、著作権保有者によって掲示された「この General Public License の条項のもとでそれが配布できる」と示す告知を含む、いかなるプログ ラムにも、その他の作品にも適用されます。以下「プログラム」とは、そのよう なプログラムや作品を指します。「該プログラムに基づいた作品」とは、該プロ グラムそれ自体や、改変されようがされまいが、該プログラムまたはその1部を 含むプログラムや作品を意味します。許諾を受ける者を「あなた」と呼びます。
  1. あなたは「プログラム」のソースコードの(入手時のままの)忠実な複製を、いか なる媒体上にでも複製し配布することができますが、ただし次の条件を全て満た す場合に限ります;(1) あなたは各複製ごとに、適切な著作権表示および無保証 表示を、明確かつ適切に表示せねばなりません;(2) あなたはこの General Public License や完全無保証に言及するすべての通知を(改変せず)手つかずの まま複製せねばなりません;(3) あなたはこの一般公衆使用許諾の複製を、いか なる受取人にでもプログラムとともに与えねばなりません。あなたは、複製物を 譲渡する物理的な行為に対して、料金を請求できます。
  2. あなたは「プログラム」あるいはその一部を改変し、そのような改変物を上記第 1項のもとに複製して配布することができますが、ただしあなたが以下の各項を すべて満たす場合に限ります。 「プログラム」(またはその派生物)とともに、他の無関係な作品が記録または配 布媒体上に単に一緒にまとめられていても、本条項はその作品に適用されません。
  3. 以下のうちいずれか1つを満たす限り、あなたは「プログラム」(または上記第2 項におけるその一部あるいは派生物)を第1項および第2項の条件のもとに、オ ブジェクトコードや実行可能形式で複製し配布することができます。 作品のソースコードとは、その作品を改変するのに望ましい形式を意味します。 実行可能ファイルの完全なソースコードとは、実行可能ファイルが含む全モジュー ルのソースコード全てを意味します。ただし特別な例外として、その実行可能ファ イルを走らせるオぺレーティングシステム付属の標準ライブラリモジュールのソー スコードあるいは標準ヘッダファイル、定義ファイルを含める必要はありません。
  4. この General Public License のもとでの明確な規定なしには「プログラム」を 複製、改変、サブライセンス、配布、譲渡してはなりません。さもなければ複製、 改変、サブライセンス、配布、譲渡のどんな試みも無効であって、本ライセンス のもとで「プログラム」を使うあなたの権利は自動的に剥奪されます。しかしな がら、この General Public License のもとであなたから複製や複製を使う権利 を受取った第3者は、彼らが完全に遵守する限り彼らのライセンスは存続します。
  5. 「プログラム」(または「該プログラムに基づいた作品」)を複製、配布、改変す る行為は、あなたがこのライセンスとそのすべての条項と条件を受入れたうえで そうしていることを示します。
  6. あなたが「プログラム」(または「該プログラムに基づいた作品」)を再配布する たびに、受取人はオリジナル許諾者からこの条項および条件が適用された「プロ グラム」を複製、配布、改変するライセンスを受けます。受取人がここに許可さ れた権利を行使するにあたって、あなたは追加の制限を課してはなりません。
  7. Free Software Foundation は時折 General Public License の改訂かつ/また は新版を発表することがあります。そのような新版は現在の版と精神は似たもの ですが、新たな問題や関心を扱うため細部において異なる場合があります。 それぞれの版は区別できるように版番号が付されています。もし「プログラム」 がそれに適用されるべきライセンスの版番号を指定し、かつ「それ以降の版のど れか」と指定していたら、あなたは指定された版の条項および条件に従うか、ま たは Free Software Foundation からそれ以降発表されたどの版の条項および条 件に従うかを選択できます。もし「プログラム」がライセンスの版番号を指定し ていなかったら、あなたは Free Software Foundation からかつて発表されたど の版でも選択できます。
  8. もし「プログラム」の一部を配布条件の異なる他のフリープログラムに含めたい 場合は、著作権者に書面で許諾を求めてください。Free Software Foundation が著作権を有するソフトウェアについては、Free Software Foundation に書面 を出してください(我々はこのために時々例外を設けます)。我々の判断にあたっ て考慮される2つの目標は、我々のフリーソフトウェアのあらゆる派生物の自由 を維持することと、基本的にソフトウェアの共有と再利用を促進することです。 NO WARRANTY
  9. プログラムは無償でライセンスされるため、適用法令に定められた範囲で「プロ グラム」の保証はありません。書面で明記されている場合を除き、著作権保有者 および/または他の関係者は「プログラム」を「そのままの状態で」、明示され た保証も暗黙の保証も無しに提供します。ここで暗黙の保証とは、特定目的のた めの市場性や適性の暗黙の保証を含みますが、これに限定されません。「プログ ラム」の品質とパフォーマンスに関するあらゆるリスクはあなたが負います。も し「プログラム」に欠陥があると判った場合、必要なすべてのサービスを提供す ることや、修理・訂正の費用はあなたの負担です。
  10. 適用法令の定め、または書面による合意がある場合を除き、著作権保有者や上記 許諾により「プログラム」の改変かつ/または再配布ができる関係者は、「プロ グラム」を使用したこと、または使用できないことに起因するあなたの一切の 「損害」について何ら責任がありません。たとえ該著作権者や該関係者が、その ような「損害」が発生する可能性について知らされていた場合でも同様に責任が ありません。ここでいう「損害」には一般的損害, 特別な損害, 偶発的損害, 間 接的損害が含まれます(データの消失、データの厳密さの劣化、あなたや第三者 が被った損失、他のプログラムとの運用不具合等も含まれますが、これに限定さ れるものではありません)。


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