u v (calc-enter-units-table
) コマンドは、
units table を *Units Table*
というバッファに表示します。
この表の各項目は、単位表現で現れる単位名,
より基本的な単位による定義, 単位のフルネームまたは説明です。
u b コマンドで出てくる基本単位群は、それ自身で定義されています。
基本単位は、
メートル, 秒, グラム, ケルビン, アンペア, カンデラ, モル, ラジアン, ステラジアン
です。
Units Table バッファにはまた、Unit Prefix Table も表示されます。 "kilo" と "hecto" は大文字も小文字もプリフィックス文字として使えます。 `Meg' は `M' プリフィックスの同義語として使えます。 ある単位名が、 組込み単位にも、プリフィックス付き組込単位にもどちらにも解釈できる場合、 前者が採用されます。 例えば、`2 pt' は2パイントであって、2ピコトンではありません。
Units Table バッファは、いったん作成されると、 ユーザーが新しい単位を定義しない限り再構築されません。 強制的に再構築するには、u v に何か数値接頭引数を付けてください。
u V (calc-view-units-table
) コマンドは、
u v と同じですが、ただしUnits Table バッファ内でカーソルを動かせません。
もう一度 u V をタイプすると、
Units Table をディスプレイから消すことができます。
u v の後 Units Table バッファから復帰するには、
再度 M-# c とタイプするか、
Emacs の C-x o (other-window
) コマンドを使ってください。
必要なら、C-x k でバッファをキルできますが、
実際の Units Table は Calc 内部で安全に保たれています。
u g (calc-get-unit-definition
) コマンドは、
単位の定義式を検索して Calc スタックに push します。
例えば、u g in は式 `2.54 cm' を生成します。
これは Units Table バッファに出てくるのと同じ定義です。
このコマンドは正味の単位名にしか効かないことに注意してください。
例えば km
の正味は m
で k
(キロ)はプリフィックスなので、
u g km は「そのような単位は存在しない」と報告します。
base 単位系による定義を見るには、
単位名をスタックに置いてから u b で変換するのが簡単です。
u e (calc-explain-units
) コマンドは、
スタックにある単位の英語解説を表示します。
例えば、`62 km^2 g / s^2 mol K' についての解説は、
"Square-Kilometer Gram per (Second-squared Mole Degree-Kelvin)" です。
このコマンドは、Units Table の右の列にある英語解説を使用します。
Go to the first, previous, next, last section, table of contents.
利用度数