Calc は多くの計算局面で再帰を多用します。
Emacs Lisp はプログラムのバグから回復を試みるため、
再帰可能な量を制限する変数 max-lisp-eval-depth
を保持しています。
もし計算が "Computation got stuck or ran too long
(計算が立往生したかあまりにも長期になった)"
というメッセージを出して不正に止まるようなら、
M (calc-more-recursion-depth
) コマンドを使って
この制限値を増やしてください。
(もちろん、
この処置は Calc 内部の問題に起因する本当の立往生の解決にはなりません。)
M コマンドを 1回使うとこの制限値は 2倍に増えます。
I M (calc-less-recursion-depth
) コマンドは
この制限値を半分にします。ただし下限は 200 です。
この制限値のデフォルトは 1000 です。
これらのコマンドは、
もうひとつの内部 Lisp 再帰制限 max-specpdl-size
をも倍増/半減します。
この制限値の下限は 600 です。
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