Calc モードのバッファは同時にいくつでも共存させることができます。
これは通常 M-x another-calc を実行して実現します。
このコマンドは M-# c に似て Calc を立上げますが、
既に `*Calculator*' バッファが存在していても、
独立した新たな Calc バッファを `*Calculator*<n>' という形式の名前で
生成します。
また、calc-mode
コマンドを使って、
任意のバッファを Calc モードにすることもできますが、
普通は使いません。(訳注: もとのバッファの内容が破壊される??? 怖くて使えない。)
q (calc-quit
) コマンドは Calc バッファを消滅させるのではなく、
単にそのウィンドウを閉じるだけです。
Calc バッファを消滅させるには M-x kill-buffer を使ってください。
それぞれの Calc バッファは独自のスタック, UNDO リスト,
(計算精度, 角度モード, 表示形式といった)モード設定を保持します。
Emacs 用語で言えば、calc-stack
のような変数は buffer-local 変数です。
これらの変数のグローバルなデフォルト値は、
新しく Calc バッファを生成する時のみ参照されます。
calc-quit
コマンドは、
終了するバッファのスタックとモード設定を
新たなデフォルト値として保持します。
トレイルバッファ `*Calc Trail*' はただひとつ存在し、 全ての Calc バッファによって共有されます。
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