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Calc の起動

たいていのシステムでは、M-# と打つと Calc が起動します。 M-# という表記は、Meta-# の短縮表現です。これは、 たいていのキーボードでは、Meta(またはAlt)キーと Shift キーを押しながら 3 を打て、という意味です。

繰り返しますが、もしキーボードにメタ・キーが無かったら、 ESC をまず打って、それから # を打てば同じ事ができます。 ESC キーすら無い場合でも、 Control または CTRL を押しながら左カギカッコ (Emacs表記では C-[)を打つことで、 ESC と同じ信号が発生します。

M-#プリフィックス・キーです。これを打つと、 Emacs は次のキー入力を待ち、それと合わせて完全なコマンドとします。 この場合、 M-# に続いて打たれる文字が(M-#に限って言えば、 大文字でも小文字でも関係ありません)どんな Calc インターフェイスを 呼出すかを決定します。

Calc の標準インターフェイスを呼び出すには、M-# c と打ちます。 キーパッド・モードは M-# k です。 M-# ? と打つと、利用できる選択肢の簡易一覧が得られ、 さらにもう一度 ? と打つと完全な一覧が得られます。

簡単なやり方として、M-# M-# と2回打つと同様に Calc が起動します (M-# #の方が簡単ならそれでも結構です)。 これは、前回使ったインターフェイス (M-# c でも M-# k でもどちらでも:デフォルトはM-# c) を起動します。 (もしあなたのシステムに特別なファンクションキーが付いていて、 M-#と同じに振舞うように設定されているなら、 そのキーを2回叩けば M-# M-# と同じです。)

もし M-# が効かないなら、M-x calc(標準ユーザーインターフェイス)とか M-x calc-keypad(キーパッド・モード)のように、 明示的コマンドで起動します。 まずM-x(メタ・キーを押しながらx)と打って、 そしてプロンプトに対してフルコマンドを (たとえばcalc-keypadのように)打込み、 最後にリターンを打ちます。

M-x calc と打っても Emacs がコマンドを認識しない場合 (続いて RET を押してみても `[No match]' と出る場合)、 Calc は正常にインストールされていません。

Calc 起動コマンド(M-# cM-# M-#)を起動後に再度実行すると、 Calc を終了します。


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