岡建築設計事務所 -JOBS

築５０年以上の木造平屋（２K）の賃貸住宅のリフォームです。
次の入居者を最後に取り壊す予定なので、「できるだけ低予算で」との依頼でした。
正直かなり厳しかったですが、とりあえず次の入居者が気持ちよく入居できる程度に
仕上げようと取り組みはじめました。

リフォーム前		リフォーム後
玄関はアルミの引き違い取っ手が取れて、鍵も施錠も困難でした。	⇒	当事務所でたまたま保管していた中古のアルミ戸サービスで支給しました。
玄関を入ると右手にあがる動線ですがなぜか正面にもドアが・・・。	⇒	ドアを撤去して壁で塞ぎました。
作りつけの吊戸棚が野暮ったい感じ。洋室の壁紙にも汚れが。	⇒	以前の吊戸棚は撤去して既製品にしました。壁紙の白さも復活。
既設の野暮ったい吊戸棚換気扇もありませんでした。	⇒	コンパクトにすっきりしました。換気扇も設置。
洋室の壁紙もかなり汚れが目立ちます。	⇒	壁紙を張り替えずに白さを復活させました。
襖がとても無残です。床の間の壁紙も完全に色あせてます。	⇒	当然のごとく襖は張替えました。床の間の壁紙も復活。

リフォームの相談を受けたとき、施主が提示した予算は４０万円でした。
普通に考えたらまず無理なので超低予算の減額案を提案し、さらに項目も減らしてもらいました。

主な減額案
■玄関の引き戸をサイズが違うが中古の支給品にする。
■吊戸棚と換気扇を既製品の最安値のものにする。
■襖の張替えも最安値のものにする。
■収納の両開きドア（新設）をベニヤで制作。
■玄関・台所・洋室・床の間の壁紙は張り替えずに直接ペンキで塗装。
■ゴミ・廃材は施主に処分してもらう。

という感じで一通りリフォームしました。
もちろん上記以外にもこまごまとした工事もありました。
結局最終的に金額は４５万９千９百円でこれは施主に提示した見積もりの通りでした。
この金額には設計監理料も含まれています。
今回、含まれていない主な工事は「タタミ」「美装」などです。

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