HOME : 試験案内 : 目次 : 掲示板 : 参考書 : Link : 参考文献 : メール
未熟な左手が作った第2種MEの電気回路に関するノートです。
誤りがございましたら、ご連絡下さい。
直流と交流直流(DC;Direct Current) 時間の変化に対して大きさと方向が一定の電気を直流と呼びます。 交流(AC;Alternating Current) 時間に対して、大きさと方向が変化する電気を交流と呼びます。 正弦波交流 家庭に送られてくる電気は、正弦波交流です。なので交流といえば通常正弦波を意味します。 正弦波電圧と正弦波電流![]() ≪正弦波交流≫ 正弦波交流を通常sin関数で表現され以下のようになります。 正弦波交流=A sin(ωt±θ) ≪正弦波電圧≫ 正弦波電圧では次式で表されます。 v(t)=Vm sin(ωt±θ) ≪正弦波電流≫ 正弦波電流では次式で表されます。 i(t)=Im sin(ωt±θ) このように表された正弦波電圧又は電流は、任意の時刻tにおける電圧又は電流を時々刻々と表されるので交流電圧又は電流の瞬時値と呼ばれます。 周波数 f1秒間に繰り返される波のサイクル数。 ≪単位と記号≫ 周波数の記号は" f "、単位は" Hz(ヘルツ) "で表されます。 周期 T繰り返される波1サイクルに要する時間です。 ≪単位と記号≫ 周期の記号は" T "、単位は" s(秒) "で表されます。 周期Tと周波数fの関係周波数と周期の関係は逆数の関係にあります。 角周波数 ω
|
| R(抵抗) | L(コイル) | C(コンデンサ) | |
| 直流(低周波) | 一定 | 電流通しやすい(|Z|=小) | 電流通し難い(|Z|=大) |
| 交流(高周波) | 一定 | 電流通し難い(|Z|=大) | 電流通しやすい(|Z|=小) |
| 位相(電圧と比較) | 同相 | 電流は90°遅れる | 電流は90°進む |



★直列回路のため電流を基準とします。
(∵直列回路内では、抵抗とコイルに流れる電流は等しいため)





★直列回路のため電流を基準とします。
(∵直列回路内では、抵抗とコンデンサに流れる電流は等しいため)







の状態を特別に共振と呼びます。
直列回路の共振は、インピーダンスがRだけとなりインピーダンスが小さくなるため、一番電流を多く流している回路となります。


LCR直列回路
LCR並列回路
@各素子(抵抗・コイル・コンデンサ)のインピーダンス波形を描きます。
Aインピーダンス波形を重ね合わせます。
B直列回路 : 上側の波形をたどります。
コイルとコンデンサ波形が交わる共振周波数では、下に凸とします。
並列回路 : 下側の波形をたどる
コイルとコンデンサ波形が交わる共振周波数では、上に凸とします。
※電圧波形もR=V/Iのオームの法則より、抵抗(インピーダンス)と電圧は、比例するため似た波形となります。
※抵抗、、コイル、コンデンサのインピーダンスによって波形は変わるため、正確には描けません。
ただ、これによって問題の波形から一番似た波形を選べば正解は導き出せます。
@各素子(抵抗・コイル・コンデンサ)の電流波形を描きます。
A電流波形を重ね合わせます。
B直列回路 : 下側の波形をたどります。
コイルとコンデンサ波形が交わる共振周波数では、上に凸とします。
並列回路 : 上側の波形をたどります
コイルとコンデンサ波形が交わる共振周波数では、下に凸とします。
※ややこしいので、電流波形の描き方Aがおすすめ
※正確な波形は、描けません。
ただ、これによって問題の波形から一番似た波形を選べば正解は導き出せます。
インピーダンス波形を反転させた波形
※正確な波形は、描けません。
ただ、これによって問題の波形から一番似た波形を選べば正解は導き出せます。
例)端子 a−b 間のインピーダンス(|Z|)が周波数によってどのように変化するか
≪RL直列回路≫

@抵抗、コイルのインピーダンス波形を描きます。

Aインピーダンス波形を重ね合わせます。

B直列回路であるため、上側の波形をたどります。

☆出来上がり!!
≪LC直列回路≫

@コイル、コンデンサーのインピーダンス波形を描きます。

Aインピーダンス波形を重ね合わせます。

B直列回路コイルとコンデンサの直列回路であるため、上側の波形をたどり、
コイルとコンデンサ波形が交わる共振周波数では、下に凸とします。

☆出来上がり!!
≪RL並列回路≫

@抵抗、コイルのインピーダンス波形を描きます。

Aインピーダンス波形を重ね合わせます。

B並列回路であるため、下側の波形をたどります。

☆出来上がり!!
≪LC並列回路≫

@コイル、コンデンサーのインピーダンス波形を描きます。

Aインピーダンス波形を重ね合わせます。

B直列回路コイルとコンデンサの並列回路であるため、下側の波形をたどり、
コイルとコンデンサ波形が交わる共振周波数では、上に凸とします。

☆出来上がり!!


※電圧波形もR=V/Iのオームの法則より、抵抗(インピーダンス)と電圧は、比例するため似た波形となります。
※抵抗、、コイル、コンデンサのインピーダンスによって波形は変わるため、正確には描いていません。
例)端子 a−b 間の電流(|I|)が周波数によってどのように変化するか
≪RL直列回路≫

インピーダンス波形を反転

☆出来上がり!!
≪LC並列回路≫

インピーダンス波形を反転

☆出来上がり!!


※抵抗、、コイル、コンデンサのインピーダンスによって波形は変わるため、正確には描いていません。
目次 