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2003年に購入したNF-1Aのアンプ部分を覗いて見たところ、抵抗は1/8Wのカーボン、コンデンサはマイラーの安い奴、電解はニッケミの汎用品、基盤はベークライトと自作派の感覚としてはあまりにトホホな内容だった
そこで、基盤はそのままに、交換できる部品は総取り替えする計画が発動した。
まずは、部品の選定を行う。電解コンデンサは音響特性が良いタンタルコンデンサに、電源周りはブラック・ゲート、抵抗は1/4Wの金属皮膜抵抗に交換する。ところが、間違えて1uFのタンタルを電源カップリング用として使ってしまったら、即アウトとなってしまった。タンタルは最悪回路が短絡する方向に破損するので、電源周りへの使用は厳禁なのだ。今回もどこかにトラブルがあったようで、危うく電源ごとすっ飛ばしてしまうところだった。コンデンサを買い置きしてあった、フィルムコンデンサに付け替えたところ問題なく動作している。また、OPAMP/ICは手持ちのバーブラウン社OPA2604に交換し、(パッケージがSMDなので、変換基盤を製作した。希望者には1個100円で配布する。OpAmpは実装されていないことに注意)音質の改善を図っている。電源の要、トランスにはRコアトランスという良好な性質の物が奢られている。パワー部はLM3886という汎用品。まあまあの音質らしいのが、余りハイファイなものではなく、出来ればこれも変更したいところだ。

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