御同朋の社会を目指して!

tomoの同朋運動
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『手紙』という映画を観た。実の兄が強盗殺人事件を犯し、無期懲役囚となる。
それ以来、人殺しの弟≠ニいうレッテルを貼られ、仕事を追われ、住む所を追
われ、愛した人とも別れなければならない、そんな差別に苦しむ一人の青年を主
人公にした映画だった。差別の厳しさに打ちひしがれ、それから逃げ出そうとす
る青年。そんな青年が、彼を心配する仲間や友人の支えによって、やがてその
現実を受け止め、差別に立ち向かっていく。そんな青年の姿が描かれていた。い
い映画だった。
一つケチをつけるとすれば、「差別されるのは差別される側にも責任がある」
「それに負けずに頑張れ」みたいな台詞が差別する側(映画の中では主人公を
励ますいい人≠ニして描かれていた)から出ていたことかな・・。差別する側が
自らの姿を問うという視点がなかったのが残念だった。単なる同情で終わってし
まっていいんだろうか?それで本当に差別はなくなるのだろうか?
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