車止めのコーナー

♪線路は続くよどこまでも〜〜♪
子供の頃によく歌ったものだ(うたわんか)しかし、現実はそうではなかった。
線路には終わりがある。終わりがあるなら始まりもある。
どっちが終わりでどっちが始まりかはわからないけど、線路が途切れるところには
車止めと言う装置が設置してある。
手前で停止できなかった車両の暴走をくい止めるすごいヤツだ。
鉄道車両はそれだけで月刊誌になるぐらい大人気である。
そんな雑誌にはトンネル、鉄橋、架線、ポイントはもちろん枕木でさえ登場する。
こいつはどうだ。話題になる時といえば"電車でGO!"でわざとぶつけた時ぐらいだ。
僕はそんな彼に興味を持ってしまった。かなりマニアックな領域だ。
設置されて長い年月放置され、ある日突然衝突され大破。あまりにも極端な人生だ。
こいつの活躍をみてみたいが、それは絶対にあってはならない。
でも、ちょっと見てみたい。コレ本音
そんな車止めにスポットを当てて、いろんなタイプの車止めを紹介します。

タイプ別に紹介します。
設置場所は大まかに書いてますので、なんちゃら駅と書いていても、ホームから見えるものもあれば
改札を出てとことこ歩いて行かないと見えないものまであります。
車両基地などの場合は車の屋根に登らないと見えない物もあります。
ローカルチックな所だと敷地内に勝手に侵入してる場合もあります。ごめんなさい。
書けたやつから順次アップしていきます。

1種車止め
2種車止め
3種甲車止め
3種乙車止め
誘導形油圧車止め装置
2種車止めの変形型
コンクリートタイプ
花壇タイプ
新交通、モノレールの車止め
外国の車止め

基本の4種類です。
これを枕木などと組み合わせて使うことが多いようです。

左上:1種車止め。バラスも盛っただけの簡単なものです。
 
右上:2種車止め。線路で組んだものです。変形型がたくさんあります。

左下:3種甲。画像のようなもんです。としか言いようがない。

右下:3種乙。線路をぐにゃっと曲げたもの。

誘導型油圧車止め装置。
行き止まりの駅など営業運転での衝突する危険がある所に設置します。

左上:阪急梅田駅。くし形ホームに使用。
左右に伸びたアームに緩衝シリンダーが付いてる。

右上:JR桜島駅。島式、対向式ホームに使用。
レールの延長上に設置され、スライドして緩衝するしくみ。
 
下の2枚:阪急宝塚駅。近畿圏内では珍しい型式。
右上と同じだが、リンク機構を採用しているので、
装置全長を短くすることができる。
 

その他の型式

左上:京阪男山ケーブル八幡市駅。竹の子ばねが付いてます。

右上:大阪モノレール大阪空港駅コンクリートの土台にでっかいゴムが付いてます

左下:JR梅田駅(貨物駅)コンクリート製車止め
緩衝材として枕木やゴムのかたまりを付けてる場合が多いです。

右下:一番お手軽な枕木式。目立つように黄ペンを塗ってます。
もちろん養生などしていません。
しかもこの先ずっと線路は続いてました(笑)

ちょっと変わったやつら

左上:2種車止めとコンクリート式が2段構え。
横は緩衝材に車を置いてます。

右上:廃線に残っていたコンクリート式。
向こう側のやつは完全に崩壊してます。

左下:わざわざ設置しなくてもコンクリート式にできるのに。
車止めを外してトンネルの絵を描いて欲しいな。

右下:近鉄京都駅。営業運転にもかかわらずなんにも無し。
ちなみに近鉄日本橋駅も同様。

デリカ爺さん提供写真

関西国際空港のウイングシャトル。
これはレアです!出国する人しか見れない!
コンクリートの基礎に鋼鉄製の車止め、ゴムの塊を緩衝材として付けてるようです。

西武鉄道池袋駅
油圧式。黄色に塗装されてます。

JR東京駅新幹線ホーム
油圧式。在来線の物よりはるかにでかい。

ゆうゆう村に戻る