四国八十八ヵ所《お礼参り》歩き遍路の旅
空海の史跡と自然を訪ねて

第1回 東寺

 
 24年4月9日 真言宗総本山東寺
 弘法大師三大霊場の一つ(京都市南区)。四国遍路を始める前にお参りし道中安全のお札を頂くのが慣わしとか、後で知ってお礼参りは東寺が最初と決めていた。又 歩き遍路ツアーをされているお仲間が、東寺から高野山へ歩いておられるのに自分も参加させてもらっていることから今回の参拝となった。
 幅の或る堀を渡って南大門には入る、まるでお城に入城する感じ。正面に金堂の威風堂々な佇まいが目に入る。先ずは大師堂・食堂を参拝。
 拝観料を払って講堂へ、堂内をはみ出さんばかりの21体の仏像が迎えてくれる、大日如来の優美な顔、不動明王の怒りの表情が胸を打つ。
弘法大師が精魂込めて造らせた仏像が15体も残っている、圧巻という他無し。
 金堂を拝観した後、瓢箪池の周囲を散策。大きな五重塔、総高55mで可愛い室生寺の16mとは対照的だ。
折しも「不二桜」(八重紅枝垂れ桜)(写真)が満開に近く五重塔を覆って咲いていた。

 身は高野 心は東寺に おさめおく 大師の誓い新たなりけり
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