ラン科:Orchidaceae
ナゴラン属:Sedirea
このナゴラン (名護蘭) は、2010年1月に隣市の洋ラン展で買い求めました。
以来、毎年6月の初旬に開花してくれます。
属名の Sedirea は、元の属名
Aerides の綴りを逆にしたものと、あちこちのサイトで見かけます。
Aerides の意味は、"Of the air"つまり「空中の」です
1)。
栽培方法は、フウランとほぼ同じで、心もち湿り気を多めにしています。
通年戸外で栽培し、冬季は風よけをした棚に置いています。
購入時に、フウランよりもカイガラムシがつきやすいと聞きましたが、拙宅では特にそのようなことはありません。
香りは甘さがなくスッキリとした淡い香りです。
フウランの濃厚な香りになじんでいるのでそう思うのかもしれません。あるいは、この個体の特徴なのかもしれません。
左は4月に花茎が伸び始めた姿です。
立杭の伝市窯が作っている胴抜き鉢に植えています。
風情がありしかも丈夫な鉢で大変に気に入っています。
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唇弁や側ガク片の模様は、株や個々の花によって違うようで、拙宅のはどちらかと言えばあっさりとした模様でしょう。
フウランといいナゴランといい、暖地では強健で育てやすいランです。
のんびりゆっくりつき合って、年に1回の開花を愛でます。
耐暑性はもちろん十分です。
植え込み資材を可燃ゴミとして扱えるのも、バルコニー園芸の管理人にとっては大変にありがたいことです。
(2013年2月28日)
【リンク /引用時のご注意】
参考 (先頭の数字をクリックするとページ内のリンク先へジャンプします):
- 1) GLEDHILL, D.、The Names of Plants - Fourth Edition、Cambridge University Press (2008年)、p.38
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