ラン科 :Orchidaceae
フウラン属:Neofinetia
Neofinetia falcata - ネオフィネティア・ファルカタ (以下フウラン) は2002年の7月に近所で購入しました。
当時の姿は下の写真の
とおりです。
Wikipedia 1) を見ると、「Carl Thunberg (1743 - 1828年) が発見して 1784年発行の
Flora Japonica に記載したが、日本の文献に登場したのは松岡恕庵 (じょあん) (1668 - 1746年) による怡顔斎蘭品 (いがんさいらんぴん) (1728年) までさかのぼる」 と書かれているもようです。
怡顔斎 というのは恕庵の号です。
この記事を書いている時点で、Wiki のフウランの項にはフランス語、日本語、韓国語、ロシア語があります。そして怡顔斎蘭品云々は、日本語ではなくフランス語の
Wiki に書かれております。ちと複雑な気分ですね。
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私はフランス語はわかりませんから、英語に機械翻訳したものを読んでいます。
で、問題のフウランは、2003年以後、6年間まったく咲いてくれませんでした。
しかし園芸店や 「緑の質問コーナー」 で尋ねても 「毎年水苔を替えて水をやっていれば咲く」 程度の回答しかもらえませんでした。
ならば逆のことをしようと、水苔を替えずに2年ほど放置したら2009年の8月に咲きました (それが上の写真です)。
植え替えなかったことで根がビュンビュン外に出て、その分光合成がたくさんできたから … というわけでもないでしょうが、大多数の着生蘭では根も光合成をする器官なので、水苔で覆ってしまわないほうが良いようです
(参考:
怠け者の散歩道 - 2009年5月2日の記事)。
咲かないのに凝りもせずも育て続けたのは、ほとんど手間のかからない植物だからでした。フクシア栽培の地獄にオアシスをもたらすフウラン! - というわけでお勧め (笑)。
バニラを思わせる濃密な香りに心が安らぎます。
2010年7月23日追記
過去の記録を調べると「奄美フウラン」のタグが付いていたことがわかりました。「アマミノフウラン」(またはアマミフウラン)と思われます。「フウラン」との学名の違いは承知していません。
(2009年9月23日)
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