フクシア・フルゲンス
Ellobium節、メキシコ
ブッシュ
Euro-fuchsia によるとメキシコ西部の標高1,450〜2,300m に自生
1)。
ガクとガク筒はオレンジ。額の先端は黄緑。花冠は鮮やかなオレンジ。
ガク筒は非常に長い (13cm程度にまでなります)。
花保ちが非常に良い種です。
直立性のブッシュで、気候が合う時期はどんどん成長します。
大きな葉は明るいグリーンで表面には細かな毛が生えています。
右の写真は葉の比較。写真内の葉はこれでも F. fulgens としては小さい方です。
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F. fulgens はダリアなどのように塊根を形成します。
左端は2007年の11月初旬に播種した実生です。
2008年の4月30日に掘ってみると、高さ5〜6cmの苗にすでに塊根ができていました。
このままの形で太るのではなく、翌年には2枚目の写真のようになります。
拙宅では、地上部を地際または主幹の木質化した位置まで切り戻し、水を完全に切って休眠させると高い確率で夏越しできます。上の右側の写真がこれに当たります。
塊根が形成された後に葉を付けたまま夏越しを試みると、往々にして根腐れして枯死します。
涼しくなってから水をやると、塊根や主幹から萌芽します。
問題は花期が遅いことです。
拙宅では、休眠させたい気温になる時期と開花期がだいたい同じになるので 「咲かせるか、休眠させるか」 ジレンマに陥るのですね。
冷涼な環境でないと継続栽培は難しいでしょう。
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