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20. OpenOfficeを使う

●WordやExcelは高い

Windowsで使用できるワープロソフトや表計算ソフトとしてポピュラーなのが、Word(ワード)やExcel(エクセル)です。
日本製のソフトでは一太郎や花子でしょうか。
富士通のパソコンを購入すると、それらのソフトはプレインストール(最初からインストールされている状態)されているので、別途購入する必要はないのですが、Dell(デル)などのメーカから購入するとOSしか付いていないので、ワープロをしようとすると、別途WordやExcelを数万円で購入しなければいけません(オプションで追加購入できます)。

●フリーのOpenOfficeがある

しかし、SunMicrosystems(サンマイクロシステムズ)という、コンピュータ業界では超有名な会社からOpenOffice(オープンオフィス)という無料のソフトが提供されています。
このソフトにはWord、Excel、PowerPoint(パワーポイント)およびVisio(ビジオ)といった有償のマイクロソフト製品と同程度の機能を持っています。
これを使わない手はありません。

●オープンソースのOpenOffice

OpenOfficeは、オープンソースで提供されています。
これは、プログラムのコードを一般に公開しているということで、世界中のプログラマーがボランティアで新機能を追加し、バグを修正していますので費用は一切掛かりません。
ワープロソフト:OpenOffice.org Writer(ライター):ワードと同じワープロソフト
表計算ソフト:OpenOffice.org Calc(カルク):エクセルと同じ表計算ソフト
プレゼンテーション用ソフト:OpenOffice.org Impress(インプレス):見た目に美しいプレゼン用資料作成ソフト
図形作成ソフト:OpenOffice.org Draw(ドロー):複雑な図形を作成できる描画ソフト
データベース:OpenOffice.org Base(ベース):多量のデータを一元管理できるデータベースソフト
計算式作成ソフト:OpenOffice.org Math(マス):複雑な計算式を記述可能なソフト

●ワードやエクセルとの互換性

ライターやカルクは、ワードやエクセルで作成されたファイルを読み込んだり、ワードやエクセルで読み込み可能はフォーマットで出力できます。

●PDFに変換できる

ワープロソフトは編集できないPDFフォーマットに変換できますので、PDFファイルに変換してからメールに添付すれば、改ざんされる心配はありません。
これらのソフトは、次のURLよりダウンロードできます。

http://ja.openoffice.org/

●これから一緒に勉強しましょう

OpenOfficeは2004年にスタートし、2006年程度から徐々に広がってきていますが、まだまだ使える人は少ない状況です。
私も殆ど使ったことがないので、皆さんと一緒に勉強していきましょう。
これから徐々に使い方について更新していくつもりです。

20.1 Writerを使う

ワープロ用ソフトであるWriterの基本操作を解説します。

●Writerを立ち上げる

Writerを立ち上げるには、
スタートメニュー → すべてのプログラム → OpenOffce.org 2.0 → OpenOffice.org Writer
を選択することにより立ち上がります。

●書式を設定する

文章を作成し始める前に書式を設定しましょう。書式とは、書体・文字の大きさ・行間サイズ・余白サイズ・インデントなど様々ですが、これらを設定しないと文章全体のバランスが決まりません。

書式を設定するには、
ツール → オプション
を選択します。

●書体の決定

書体を設定するには、OpenOffice.org Writer の既定のフォント(アジア諸国語)を選択すると、下図のような画面が表示されます。

この画面で、それぞれの書体(フォント)やサイズを設定します。

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