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13. ディスクトップのカスタマイズ

貴方のパソコンのディスクトップは、貴方の好みに合わせてカスタマイズが可能です。
その基本的な項目を紹介します。

13.1 壁紙の変更

壁紙とは、ディスクトップの後ろに表示されている静止画像のことです。
これを貴方の好きなように変更できます。
検索エンジンで「壁紙」あるいは「WallPaper」をキーに検索すると、沢山の画像が取得できます。
それをディスクトップの壁紙として登録します。
それでは、実際にやってみましょう。
私の趣味で申し訳ありませんが、NASAのHPからハッブル宇宙望遠鏡が撮影した宇宙の写真を入手し、それを壁紙にします。
URLは次の通りです。

http://hubblesite.org/gallery/wallpaper/

このURLをブラウザの入力すると、下図のような画面が表示されますので、気に入った写真をクリックします。


すると、クリックした写真が拡大表示され、ダウンロードする写真サイズが表示されますので、貴方のモニタの解像度に合ったサイズの写真を選択します。

(どのようなサイズの写真でも壁紙にできますが、サイズが合っている写真の方が歪みがでないので綺麗です)


貴方のモニタの解像度はいくらでしょうか?それは、次の操作で確かめてください。
ディスクトップでウィンドウなど何もが無い箇所にマウスを移動し、右クリックをしますとメニューが表示されますので、プロパティを選択します。


すると下図のような画面が表示されますので、設定タブ(インデックスのように見える箇所をタブと呼びます)をクリックします。
すると、モニタの解像度が表示されます(下図の場合は1280×1024です)。


解像度とは、モニタのきめの細かさを表します。
数値が大きい程、同じ大きさのモニタで広い範囲を表示できます(但し、絵や字は小さくなります)。
解像度を変更する場合は、上図画面の解像度のバーをスライドさせます。

話を元に戻しますが、モニタの解像度に合ったサイズをクリックしますと、下図のような画面が表示されますので、写真の上で右クリックし、「名前を付けて画像を保存」を選択し、画像を保存します。


先ほど解像度で説明しました、画面のプロパティ画面から、ディスクトップタブを選択しますと、下図の様な画面が表示されますので、画面の参照ボタンをクリックし、先ほど保存した画像を選択後、適用ボタンをクリックしてください。
これで壁紙が自由に変更できます。

ディスクトップの表示には、3種類あります。
それは、下図画面の「表示位置」という欄です。
これには、「中央に表示」、「並べて表示」と「拡大して表示」とありますので、貴方のお好みで設定してください。
どれに設定するかは、それぞれの設定を試してみれば直ぐに確認できますし、何度でも変更可能です。

インターネット上には、様々な画像があり、上記方法で簡単にパソコンに保存することが可能です。
しかし、画像の中には著作権を有するものも多数ありますので、個人的に保存し、壁紙などにする程度なら構いませんが、それを自分 のHPに貼り付けたり、他人に送ったりすると著作権を侵害することになりますので 注意してください。
著作権を有する画像の場合には、HPの入り口付近に明記してあることが多いのでしっかりと確認してください。


13.2 ユーザの登録

ディスクトップは、貴方の好みで色々な設定変更が可能ですが、このパソコンをご家族共同で使用されている場合、貴方が設定した内容をご家族が気に入るかどうか分かりません。
貴方以外の人が使うたびに、設定を変更されるかもしれません。
そして、貴方が使うたびに元に戻すのです。

●一台のパソコンを複数の人が使えるようにユーザを作成

でも、それは非常に面倒なことです。
そのような場合には、ユーザアカウントをご家族分用意するのが最も簡単な解決方法です。
ユーザアカウントとは、パソコンの使用を許可されたユーザのことで、
スタートメニュー → コントロールパネル → ユーザアカウント → 新しいアカウントを作成する
で設定します。

後は画面の指示に従っていくだけです。
「新しいアカウントの名前の入力」では、パソコンへのログインを許可する人の名前を区別できるのなら、あだ名でもニックネームでも何でも構いません。

次に、「コンピュータの管理者」か「制限」かを選択します。
貴方がパソコンを使いこなせるようになってからなら、他の人は「制限」にすべきですが、最初は皆「コンピュータの管理者」にしておきましょう。

新しいアカウントを作成すると、作成されたアカウントが画像付きで表示されます。
この画像をクリックすると 別の画面に遷移します。
この画面には、「パスワードを作成する」という項目があるはずですので、それをクリックします。
貴方がその人のパスワードを入力したのでは、パスワードの意味がありませんので、パスワードは、そのアカウントを使用する人に入力してもらいます。
パスワードのヒントは、未入力でも構いません。

貴方自身のアカウントが未登録なら、ご自身の登録も当然行ってください。
パスワードが設定できたら、画面左上の戻るボタンで前の画面に戻り、「ユーザのログインやログオフの方法を変更する」をクリックし、「ようこそ画面を使用する」にチェックが入っていることを確認します。

(OSより承認を得てパソコンに使用開始を宣言することをログインと言い、その人をログインユーザと呼びます。
また、パソコンに対し使用終了を宣言することをログオフと言います。
人によってはログオンという人もいますが、どちらも間違いではありません。)

以上の設定が終了したら、スタートメニュー → ログオフ をクリックしてください。
下図のような画面が表示されますので、ログインしたいユーザをクリックし、パスワードを入力すれば、ディスクトップが表示されます。

ディスクトップは、ユーザアカウント毎にOSが記憶しますので、貴方以外の人がディスクトップを変更したとしても、貴方のディスクトップには影響を与えません。

補足ですが、そもそもユーザを分けるのはディスクトップを自由にカスタマイズしたいからという単純な発想から考案されたものではありません。
複数の人が一台のパソコンを共有する場合でも、貴方が秘密にしたいファイルや、他人には動作させたくないプログラムを他のユーザから見せなくしたり、動かなくしたりというセキュリティの観点から出てきたものです。

13.3 メニューの並べ替え

スタートメニュー → すべてのプログラム で表示される、インストールされたプログラムの一覧ですが、沢山のアプリのインストールを行うと一覧に順次追加されます。
しかしこれらは、インストールされた順序で表示されるため、起動したいアプリを探すのに苦労するという場合が出てきます。

そのような場合は、アプリの名前順で並べ替えを行うことができます。
方法は次の通りで、スタートメニュー → すべてのプログラム でプログラムの一覧を表示させ、その一覧の内どれでも構いませんから、どれか一つにカーソルを合わせ、右クリックします。
すると、「名前順で並べ替え」というメニューが表示されますから、それをクリックします。



13.4 クイック起動への登録

ディスクトップのクイック起動への登録は、登録したいアプリの実行ファイルを、クイック起動にドラッグ&ドロップすることにより登録できます。
起動したいプログラムのアイコンがディスクトップ上に存在する場合には、そのアイコンをドラッグ&ドロップすることにより登録することもできます。

●登録したいアプリが何処にあるか分からない
しかし、登録したいアプリの実行ファイルが何処にあるのか分からない場合には、先ずそのファイルを探さなければなりません。
実行ファイルを探す方法の一例を以下に記述します。
「Ctrl + Alt + Delete」キーを押下して、タスクマネージャを起動します。
そして、タスクマネージャのプロセスタブを選択します。
その画面には、現在パソコンで動作しているアプリの一覧が表示されます。



表示項目の中に、「CPU」という表示項目が無い場合には、表示メニュー → 列の選択 をクリックして、「CPU 使用率」のチェックをONにした後、「OK」ボタンをクリックします。
CPUという表示項目が表示されれば、CPUをクリックします。



すると、CPUの使用率が大きい順に並べ替えられます。
先頭のCPU使用率が0%の場合には、小さい順に並んでしまっているので、もう一度クリックします。

次に、登録したいプログラムを今まで通り立ち上げましょう。
すると、起動したプログラムの名前が先頭か、その次の行に表示されるはずですので、その名前を覚えてください。

その名前をエクスプローラの検索機能で検索すれば、そのファイルがどのフォルダに格納されているのか分かります。
エクスプローラの検索機能を使用するには、エクスプローラで検索したいドライブ或いはフォルダをクリックしてから右クリックすると、下図のようなメニューが表示されますので、「検索」をクリックします。



すると、下図のような画面が立ち上がりますので、「ファイル名の全てまたはの一部」という項目に、検索するファイル名を入力します。



検索結果が右に表示されますので、フォルダ名に表示されるフォルダ位置を見ながら、エクスプローラでそのフォルダ位置に移動し、その実行ファイルをクイック起動へドラッグ&ドロップを行います。

●クイック起動からの削除

クイック起動から削除する場合には、削除したいアイコンにカーソルを合わせてから右クリックすると、「削除」メニューが表示されますので、それを選択します。
すると、下図のような画面が表示されますので、「ショートカットの削除」ボタンをクリックします。



13.5 スクリーンセーバの設定

●スクリーンセーバとは

打ち合わせなどでパソコンから長時間離れる場合、モニタを着けっ放しにすると同じ画面が長時間表示されることになります。
この状態を続けると、モニタに映像が焼きつく現象が発生します。
それを回避するために考えられたのがスクリーンセーバです。
読んで字の通り、スクリーンを守るのです。

(当然のことながら、長時間離れる場合にモニタの電源を切るか、パソコンをシャットダウンするなら必要ありません。)

スクリーンセーバのお勧めは、できるだけ暗い色で画像が動くものか、動かないが画面が真っ黒であるというものです。
避けるべき物は、一部或いは全体がハレーションを起こしているように光るような感じの画面です。
また、スクリーンセーバの中には、動作させるのにCPUやメモリを目一杯使わないといけない様なものもありますが、このようなものも避けるべきです。
と言いますのは、モニタは守れるかもしれませんが、CPUやメモリを目一杯使うと、パソコン全体が高熱になり、パソコン本体の寿命を縮めることになるからです。

●スクリーンセーバの設定方法

スクリーンセーバを有効にするには、ディスクトップの何も無い箇所を右クリックして表示される、プロパティを選択すると、下図の様な画面が表示されます。

この画面の、「スクリーンセーバ」タブをクリックし、先ず図@のスクリーンセーバリストよりスクリーンセーバの種類を選択し、図Aのプレビューボタンでスクリーンセーバの動きを確認し、図Bの待ち時間でスクリーンセーバの起動時間を設定し、気に入れば「適用」ボタンをクリックします。
スクリーンセーバの待ち時間というのは、貴方がマウスやキーボードを操作しなくなってからの経過時間のことです。



●ダウンロードしてカスタマイズ

スクリーンセーバは、壁紙同様フリーのものがインターネット上に多数存在しますので、お好きなものをダウンロードして、貴方の好みにあったスクリーンセーバを設定してください。

13.6 マウスの設定

設定によりマウスカーソルの形状を変更したり、移動するスピードやダブルクリックと認識する間隔を変更したりすることができます。

設定画面を表示するには
スタートメニュー → コントロールパネル → マウス
を選択します。
すると下図のような画面が表示されます。



●左利き用に設定

貴方が左利きの場合、左右ボタンの機能を切り替えた方が使いやすいと思います。
そのような場合に、上図画面の「ボタン構成」の「主と副のボタンを切り替える」のチェックマークをONにします。
変更を有効にするには、「適用」ボタンをクリックしてください。

●ダブルクリックの速度

ダブルクリックをしているつもりでもダブルクリックと認識されない場合、ダブルクリックと認識する間隔を遅くすることができます。
「ダブルクリックの速度」のバーを「遅く」と書いてある方向に移動させることにより、遅くすることができます。
変更を有効にするには、「適用」ボタンをクリックしてください。

●カーソルの形状

カーソルの形状を変更するには、「ポインタ」タブを選択し、「デザイン」のリストボタンをクリックすると、変更可能な一覧が表示されまうので、お好みのデザインを選びます。
変更を有効にするには、「適用」ボタンをクリックしてください。



●ポインタの速度

ポインタの速度とは、マウスを移動させた時の移動距離の大きさのことを言います。
マウスを少し動かしただけでも、カーソルを多く動かしたい場合には、「速度」の「ポインタの速度を選択する」を速くの方に移動します。
カーソルの移動量を少なくしたい場合には、逆に遅くの方に移動します。
変更を有効にするには、「適用」ボタンをクリックしてください。



●ポインタの位置を教える

カーソルが何処に行ったかわからなくなる場合、マウスを動かしてみれば分かるのですが、「Ctrl」キーを押下するだけで知らせてくれる機能もあります。
それを有効にするには、上記画面の「Ctrlキーを押すとポインタの位置を表示する」のチェックをONにします。
変更を有効にするには、「適用」ボタンをクリックしてください。


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