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12. アプリケーションのインストール

プログラムのことを別名アプリケーション(アプリ)と呼びます。
アプリをパソコンに登録することをインストールと言います。

インストールとは、貴方のパソコン上でアプリが正常に動作する環境を作成することを言います。
アプリをインストールする作業は結構頻繁に発生します。
インターネット上には、フリーウェアと呼ばれる無料で使用できるアプリと、シェウェアと呼ばれるお金を払わないと使用できないアプリとがあります。

貴方がパソコン上で何かやりたいことがあって、それがOS標準のアプリの機能だけでは実現できない場合や、できたとしても非常に手間が掛かるような場合には、先ずフリーウェアのアプリを探します。
フリーウェアで機能を満足するものが無ければ、シェアウェアから探します。
それでも無ければ、自分で作ってしまいましょう。
自作するには、プログラムの知識が必要ですので、簡単ではありませんが、やってできないことではありません。

フリーウェアやシェアウェアが紹介されているURLを紹介しておきましょう。
名前内容URL
ベクターソフトの収録数ではトップクラスhttp://www.vector.co.jp/
窓の杜ベクターに比べソフトの収録数は少ないが、解説が丁寧でハズレが無いhttp://www.forest.impress.co.jp/
アルテック日本だけでなく海外のソフトからも選択できるどのソフトも完成度は高いhttp://www.altech-ads.com/
※ソフトとはソフトウェアの略であり、アプリケーションと同じ意味で使われます。
アプリ、ソフトおよびプログラムと同じような意味で複数の言葉がありますが、本来は微妙に意味が異なりますので、検索エンジンで違いを調べてください。

12.1 インストール手順

インストールを実際に行ってみましょう。
これからインストールするのは、インターネット上でダウンロードできるファイル形式として一番ポピュラーな「PDF」という拡張子のファイルを閲覧できる、「Adobe Reader」です。

ダウンロードとは、インターネット上のファイルを自分のパソコンに取り込むことを言います。
ファイルはプログラムファイルや画像ファイルであったり、音声ファイルであったりと様々です。
ダウンロードしたファイルの拡張子が LHZ や ZIP である場合、そのファイルは圧縮されていますので、解凍し、元の状態の戻さなければなりません。
圧縮ファイルの解凍に関しては、「12.3 圧縮ファイル」を参照ください。

一般には、「アクロバット・リーダー」と呼ばれています。
このソフトは、PDFファイルを閲覧するだけの機能であれば、無償でダウンロードできるソフトです。
インターネット上で、マニュアルなどは殆どがPDFファイルで保存されています。
インターネットで情報を収集する際には、必ず必要になります。

http://www.adobe.com/jp/

上記はAdobe Readerを提供しているアドビという会社のHPアドレスです。
上記を入力すると、下図のような 画面が表示されます(デザインが頻繁に変更されるHPですので、多少異なるかもしれません)。


上記画面より、「Get Adobe Reader」という絵をクリックします。


すると、下図のような画面に変わりますので、ダウンロードボタンをクリックします(同時にダウンロードされるプログラムもありますので、要らないと判断すればチェックマークを外します)。


しばらくすると、ダウンロード(インターネット上のファイルをパソコンに取り込むことを言います)を開始する 画面が表示されますので、「 保存」をクリックすると、保存場所を聞いてきますので、CドライブのTempフォルダなど適当なフォルダに保存するように指定します。


「実行」ボタンをクリックしても良いのですが、ダウンロードしておけば、もう一度インストールする際に再度ダウンロードする必要がありませんので、保存を選択した方が後々楽になります。
(今ダウンロードできたファイルが数ヵ月後ダウンロードできるとは限りませんので・・・・)


インストールしたいファイルをインターネットから取得できました。

次はいよいよインストールです。
アプリのインストールは、そのアプリの製作者により色々ですが、通常はエクスプローラでこのダウンロードしたファイルを実行すると自動でインストールされます。
そうでない場合は、大抵「ReadMe.txt」というファイルが添付されており、そのファイルをノートパッドで読むとインストールの方法が記載されているはずです。

エクスプローラを起動し、CドライブのTempフォルダを開きます。
そしてダウンロードしたファイルを選択し、ダブルクリックしてください。
後は、画面の指示に従ってインストールを進めるだけです。
画面の指示としては、
・ プログラムをどのフォルダに登録しますか
・ ディスクトップにショートカットを作成しますか
・ プログラムメニューを登録しますか
ということを聞いてくるのが殆どですので、多分全て「OK」で大丈夫ですが、画面をよく読んで指示してください。

インストールする本体のファイルが大きいと、プログラム本体をダウンロードするプログラムをダウンロードし、実行すると、プログラム本体のダウンロードを開始するようなプログラムもありますので、ダウンロードしたのに又何かダウンロードしていると思われるかもしれませんが、心配要りません。
又、貴方のインターネット環境の速度が遅い場合、ファイルのダウンロードに数時間掛かってしまう場合もあります。
貴方がインターネットに接続する際に、電話を掛けるような音がしていれば、貴方のパソコンは、モデム接続ですので、かなり速度が遅いと思われます。
ですので、大きなファイルのダウンロードは諦めた方が懸命です。
通信速度が上げられないのであれば、通信速度の速い人にお願いしてダウンロードしてもらうか、インターネットカフェに行って、ダウンロードしてくることをお勧めします。

インストールが完了すると、スタートメニューに表示されますので、確かめてください。

●常駐プログラムを停止しろという警告表示

稀にですが、インストール処理中に「常駐プログラムを停止してから・・・」という感じのメッセージが表示される場合があります。
又は、「ウィルス対策ソフトを停止してから・・・」というメッセージかもしれません。

このようなメッセージが表示されるのは、インストールする際に書き換えなければならないファイルを他のアプリが掴んでいる可能性があるために、インストールが完了しない場合や、ウィルス対策ソフトがインストールしようとするアプリをウィルスと誤認識して、インストールの邪魔をする可能性があるからです。
このようなメッセージが表示された場合、常駐プログラムを停止してください。

常駐プログラムとは、パソコンを起動した時に自動で起動され、その後パソコンの電源を落とすまで、常時動作しているアプリのことを言います。
ウィルス対策ソフトなどはその典型です。
ウィルス対策ソフトは、常時起動し、パソコンに更新しようとする情報をチェックしていますので、常駐していなければ意味がありあません。

常駐プログラムを停止するには、6章で解説しました常駐トレイを使います。
常駐トレイには、常駐プログラムのアイコンが表示されているはずですので、そのアイコンを右クリックすると、停止メニューが表示されるはずですから、それで停止してください。
インストールが終了した後、常駐アプリを再起動する必要がありますが、それぞれを再起動するのは面倒なので、パソコンの再起動により、常駐アプリを立ち上げ直します。

12.2 アンインストール手順

アンインストールとは、インストールしたアプリをパソコンから消去することを意味します。
アプリが不要になった場合は、パソコンに残しておいてもよいのですが、使わないのならハードディスクの容量が無駄ですので、削除しましょう。

アプリのアンインストール方法も様々です。
一般的には、
スタートメニュー → コントロールパネル → プログラムの追加と削除
を選択します。
すると、下図のような画面が表示されますので、アンインストールしたいアプリを選択し、「削除」ボタンをクリックします。
アンインストールは、殆ど何も質問されずに終了するのが一般的です。


上図のプログラムの追加と削除画面に、アンインストールしたいプログラムが現れない場合、プログラム本体が格納されているフォルダをエクスプローラで見てください。
フォルダの中に、「uninstall.exe」という(またはそれに近い名前の)プログラムが存在すれば、アンインストールするためのプログラムが用意されているということですので、そのプログラムをダブルクリックして、アプリをアンインストールします。

それも見つからない場合は、同じフォルダに「ReadMe.txt」ファイルが無いか探します。
あればそのファイルをノートパッドで開き、アンインストール方法が記載されていないか確認し、その手順に従ってください。

12.3 圧縮ファイル

インストールしたファイルの拡張子が「zip」又は「lza」という名前の場合、そのファイルは圧縮ファイルです。
ダブルクリックしてもエラーメッセージが表示されるだけになるはずです。

圧縮ファイルというのは、ファイルサイズを小さくするアプリを使用して、ファイルのサイズを圧縮したものです。

通常圧縮ファイルには、複数のファイルが格納されており、圧縮していない状態に戻す(解凍と言います)と複数のファイルに分割され、圧縮前の状態の戻ります。

圧縮されたファイルは、解凍してからインストールを実施します。
ファイルを圧縮したり解凍したりするアプリは非常に多くの種類が提供されていますので、先ほど紹介したURLから、お気に入りのアプリを探してインストールしましょう。
インストール方法は、それぞれのアプリのインストール方法に関して書かれたファイルを探してインストールにチャレンジしてください。

12.4 圧縮・解凍ツール

圧縮・解凍ツールをインストールしてくださいと書きましたが、私がお勧めする設定をご紹介しておきましょう。
それは、エクスプローラの替わりに「まめFile4」というソフトを使用します。
そのソフトに圧縮・解凍機能が付いていますので、それを使うと便利です。
「まめFile4」は、次のURLよりダウンロードしてください。

http://www6.plala.or.jp/amasoft/soft/index.html

「まめFile4」をインストール後、圧縮・解凍用のソフトを別途インストールしなければなりません。
圧縮・解凍用のソフトが一通り揃っているサイトが次のURLですので、そのサイトからダウンロードし、インストールします。
すると、「まめFile4」というエクスプローラに機能を追加したものから、ファイルの圧縮・解凍が簡単にできます。

http://www.forest.impress.co.jp/lib/arc/archive/arcdll/caldix.html

因みに、どちらもフリーソフトです。
また、「まめFile4」には、ランチャと呼ばれるプログラムを起動する機能や、登録したフォルダにワンクリックで 移動できる機能などがありますので、エクスプローラを使用するより随分と作業が楽になります。



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