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3. ウィンドウ操作

ウィンドウとは、下図のようなプログラムが表示する四角い窓のことです。
プログラムが全てウィンドウを表示するとは限りませんが、一般に使われるプログラムは大抵ウィンドウを持っています。
では、ウィンドウ操作の基本を説明しましょう。


3.1 アクティブウィンドウ

ウィンドウは、画面上に複数表示することができますが、マウスで操作できるのはその内の1つだけです。
ウィンドウの上の長方形が青色の場合、そのウィンドウが操作対象であることを表し、そのウィンドウのことをアクティブウィンドウ(activeとは「有効な」という意味です)と呼びます。
アクティブではないウィンドウの場合には、その部分が水色になっています。


アクティブウィンドウを切り替えるには、カーソルをアクティブにしたいウィンドウの上に移動し、クリックします。
因みに、アクティブではないウィンドウを、非アクティブウィンドウと呼びます。

3.2 ウィンドウのサイズ変更

ウィンドウは、その大きさをマウス操作で変更することが可能です。
サイズ変更は、マウスのドラッグとドロップで行います。
このウィンドウの右下にカーソルを移動してみてください。
カーソルの形状が下図のように一瞬変化する箇所があります。
カーソルが下図のような形状になった箇所で、マウスをドラッグし、カーソルの示す方向に(どちらでも結構です)移動させてみてください。
ウィンドウのサイズが変化しますよね。


ご自分の好みの大きさになれば、マウスをドロップしますと、サイズの変更が確定します。
上下左右にサイズ変更することも可能です。
カーソルをウィンドウの横や上下の境目付近に移動させると、先ほどと同じように、カーソルの形状が変化しますので、ドラッグとドロップにより、サイズを変更することが可能です。
ウィンドウの右上のあります「□」ボタンは、ウィンドウのサイズを画面一杯まで大きくするためのボタンです。
画面一杯まで大きくなると、「□」ボタンが下右図に変化します。
これは、画面一杯のサイズになる前のサイズにウィンドウを戻す場合に使用します。
試しにクリックして、確かめてください。

          

3.3 ウィンドウのスクロール

スクロールとは、ウィンドウの中に表示されている情報を上下左右移動させることを言います。
実際にやってみると理解できると思います。
このウィンドウの右端と下を見てください。
下図のような棒状のものが表示されていると思います。
これをスクロールバーと呼びます。
表示されていない場合は、先ほどのウィンドウサイズ変更の手順に従って、ウィンドウを小さくしてみてください。


●スクロールバー

棒状の物が立っているスクロールバーを縦スクロールバーと呼び、横になっている物を横スクロールバーと呼びます。
この縦スクロールバーをドラッグして上下にマウスを移動してください。
ウィンドウに表示されている文字や絵が上下に動きます。
同様に、横スクロールバーをドラッグして左右に動かすと、ウィンドウに表示されている文字や絵が左右に動きます。
又、スクロールバーの上下、左右にある矢印のような形状のボタンをクリックすると、文字や絵がすこし動きます。
ウィンドウにスクロールバーが表示されていない場合には、現在のウィンドウで隠れている文字や絵が無いことを意味します。

●マウスのホイール

そう言えば、マウスのホイールに付いて説明していませんでした。
スクロールバーが表示されているウィンドウをアクティブにして、マウスのホイールを指で回してください。
すると、縦スクロールバーを動かしたのと同じ動きをすると思います。
ホイールは、スクロールバーを操作するのが面倒な場合に使用します。


3.4 メニューの選択(マウスによる)

ウィンドウには、大抵の場合メニューが用意されています。
メニューは、そのウィンドウが実行可能な処理の一覧を適当なグループで分類しています。
メニューとは、下図のようにウィンドウの上の方に並んでいる文字のことを言います。


プリンターに印刷するような場合には、メニューの「ファイル(F)」をクリックすると、下図のように「ファイル」メニューから実行可能なメニューの一覧が表示されますので、その中の「印刷(P)」をクリックします。


3.5 メニューの選択(キーボードによる)

メニューの文字の後ろに下線付きのアルファベット1文字が書いてあります。
これは何でしょうか。
これは、メニューをキーボードで操作するために割り当てられている文字が書いてあります。
例えば、このウィンドウで「Alt」キーを押したまま、「F」キーを押下してください。
すると、ファイルメニューをマウスでクリックしたようにメニューが表示されます。
そして、「Alt」キーを押したままの状態で、「P」キーを押下すると、上記同様印刷することができます。

「印刷」メニューの下にある、「印刷プレビュー」というメニューがあります。
これは印刷したイメージを画面に表示させる機能で、実際に印刷する前にどのように印刷するのか確認できますので便利です。
事前に確認しておけば、画面の端が切れていたりすることが確認でき、印刷前に調整が可能になります。
因みに、この操作をキャンセルするには「Esc」キー(キーボード左上に位置するエスケープキー)を押下してください。

3.6 アクティブウィンドウの切り替え

アクティブウィンドウは、アクティブにしたいウィンドウをクリックすることで可能ですが、それよりもちょっとプロっぽいやり方を紹介します。
貴方のパソコンの画面で、複数のウィンドウが表示されている状態で、キーボードの「Alt」キーを左手の親指で押し下げてください。
押し下げたままの状態で、「Tab」キーを押してください。
すると画面の中央に下図のようなものが表示されます。
これは、今あなたのパソコンの画面で動いているプログラムの一覧が表示されています。
そして「Tab」キーを押すたびに、青い四角が移動します。
四角がアクティブにしたいプログラムの上に来たら、キーを離してください。
選択したプログラムがアクティブになります。
どうですか、ちょっとプロっぽいでしょう?

これは、画面上に沢山のウィンドウがあり、後ろの方に隠れてしまったウィンドウを簡単な操作でアクティブにすることができます。


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