第6回講義は「(設計クラスの導入」でした。

今回から「分析」から「設計」へと入っていきます。
今回は前回のクラス図にバウンダリ、コントロールクラスを考えて追加していきます。
バウンダリとコントロールクラスの意味は第5回で説明しましたが、ではいったいどういう
クラスがそれに当たるかをもう少し詳しく書きます。

・コントロールクラス…システム全体のメインクラス、各ユースケースの制御クラス

・バウンダリクラス…画面クラス、ファイル入出力クラス

となります。ここでよくわからないのがファイル入出力クラスだと思います。
これは今回のシステムがどういう風に動くのかわからないとなぜこんなクラスが必要なのか
わからないと思います。説明すると動作するたびにファイルを読み込んだり、
ファイルに変更のあった値を書き込むのではなく、システムが起動したときに必要なファイルから
必要なデータは全て読み込み、システム終了した時はじめてファイルに書き込むという動かし方
にするためです。
説明だけではわかりにくいと思うので図で説明していきたいと思います。


悪い例



良い例

これでどうでしょうか。分かりにくいと思いますが悪い例の方の考え方をしていませんでしたか?
こっちだとなぜいるのかわからないはずです。良い例では全てのファイルをそのファイルと同等の
オブジェクト(インスタンス)を作成して全てのオブジェクト(インスタンス)にファイルを読み込ま
さなければなりません。
そのためにファイル入出力インターフェースが必要となるのです。本当ならMainが
起動したときにMainはファイル入出力インターフェースにファイルを読み込めというメッセージを送り
ファイル入出力インターフェースは全てのファイルをそのファイルと同等のオブジェクト(インスタンス)
を作成して全てのオブジェクト(インスタンス)にファイルを読み込む
のです。終了のときも同じです。
同じ方法を踏んでファイル入出力インターフェースは書き込みます。この考え方で動いていきますので
良い例の方で考えていきましょう。

次に画面設計と画面遷移図を考えていきます。これはそんなに難しくないのであせることもないです。
画面設計はこれからどんな画面を表示させるかを本当に絵などを書いて考えるだけです。
画面遷移図は全ての画面をどういう風に移動するか図で表したものです。

レコード設計を説明します。
レコード設計はシステムが使うファイルをどのようにするかを書いたものです。今回は大体皆が
csv形式でやると思います。さすがにSQLの方はいないと思いますw

そして今回ふえたバウンダリ、コントロールをクラス図とシーケンス図に反映させます。

お勧めページ

UML技術者認定制度「チュートリアル」<設計編>
不明(しばらくお待ちください)(ガイダンス資料にURLがあるのでそれを参考に。)
教科書より断然分かりやすいと思います。


注意!:この文章は管理人が思った風に書いているので本質とずれて
いる可能性大です。鵜呑みにしないで参考程度にみてくださいね。^^



TOPに戻る