35mmカメラを
ピンホールカメラに改造する


一番簡単なピンホールカメラの作り方は、レンズが外れるカメラを使うことだ。
しかもこの方法なら、もしうまくいかなかったりしても、またもとどうりの普通のカメラとして使うことができる。
そこで、まず一眼レフカメラを用意してもらいたい。もちろん一眼レフに限らない。レンズが無くてもかまわない。古いものの方が電池無しで使うことができてより都合が良い。が、無ければ新しいものでも問題は無い。
私はキャノンのFTbを使うことにした。メカニカルシャッター機で電池無しでも使えるからである。

用意するもの

アルミ缶、軍手、先のとがったはさみ、きり、リーマー(無ければ代用可)、ボディキャップ(無ければマウントのサイズの黒い厚紙)

材料

作業

1:アルミ缶をはさみで3cm角に切り取る。(上の写真の右)

2:ボディキャップにきりで穴をあけ、リーマーで8mm程度に広げる。

3:アルミ辺をできるだけ平らにする。

4:アルミ辺の中央に裁縫用の針で丁寧に0.3mm程度の穴をあける

5:800番ぐらいの紙やすりで穴の周囲のバリをなくす。

6:エポキシ接着剤でアルミ辺をボディキャップに貼りつける。

7:内側を油性ペンで黒く塗る。 完成。

アルミを切るときは普通の工作用はさみを使ったが簡単にきることができた。このときは軍手をしないと危ない。
アルミ辺を完全に平らにするのは、普通の家の工具では無理なので適当なところで妥協する。


出来上がり フラッシュが反射して白く見えるが実物は真っ黒に塗ってある。


取り付けたところ 

厚紙で作った場合は両面テープでボディに貼りつけ念のため周囲をめばりする。

00.4.2.


ニコン社のページでボディキャップで造るピンホールカメラが紹介されていたが、それによるとキャップの内側にアルミなどを貼りつけるとミラーがあたる恐れがあるので外側に貼るようにとあった。
私の場合は内側で何とも無かったが真似て作る方は注意して欲しい。

00.7.25.


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