「チェンジ」と「チャレンジ」


「チェンジ」と「チャレンジ」

 「チェンジ」「チャレンジ」は、日本語での発音がなんとなく似ているような感じがしませんか?このように思うのは、私だけかも知れませんね。英語にすると、”Change””Challenge”になります。当然、日本語での意味は、それぞれ、「変化とか変革」「挑戦」となるのでしょうね。でもこうした言葉遊びをしていると、何か両者には、似かよったもの(奥底の意味)が感じられますね。つまり、「チャレンジ」は自分自身が意識的に「チェンジ」しなければ起こらないことですし、「チェンジ」することによって、「チャレンジ」することができるのだろうと思います。

 企業のリストラや、仕事の内容の変化、あるいは自分を取り巻く環境や状況の変化や、さらに上位の業務を目指すための行動など、私たちには、沢山の
「チェンジ」「チャレンジ」の機会があります。でも、改めて、私は皆さんには、以下のことを聞きたいです。

 このような絶好の機会を本当に自分のものにしていますか?なんとなく、それぞれの節目においても、今までのように流されていませんか?何か1つのことでもいいのですが、計画的に進められておりますか?

 よく、
「チャンス」は決して待っていてはこちらに来てくれない。こちらから、「チャンス」を掴み取ろうと行動しないといけないと言われます。そうなんです。こうした「チャンス」到来のためには、自らが行動することが必要不可欠だろうと、私もそう思います。決して、宝くじの一等の当選や競馬の万馬券を当てるようなものではないはずです。

 だから、こうした
「チャンス」を得るためには、私は、やはり「チェンジ」「チャレンジ」することが大切であると思います。あの、オバマさんが大統領になるための選挙演説で言われたように、「チェンジ」することです。我々は、何時でもそれができます。We can change every time! です。

 多分、仕事をしていれば、上位のクラスに行けばいくほど、増々、我々に課せられる責務は大きくなり、それらの量も増加するでしょう。そして、複数の課題が絡み合って複合的にのしかかって来るでしょう。でも、そんなものは“へっちゃら”です。なぜなら、私たちはそれまでに、何時でも難題を迎え撃つ準備ができているからです。
「チェンジ」して「チャレンジ」する。「チャレンジ」することで「チェンジ」する。そのようにして私たちは大きく成長して行きます。


 皆さんは、
「過去」「現在」そして「未来」のどの時代を大切にしますか?「過去」に対しては、「あれこれすれば良かった」と悔いるでしょう。「こうしたから成功しただろう」と思うでしょう。「未来」に対しては、「今度はこうしよう」とか、「こうしたい」と思うでしょう。しかし、「現在」に対してはどうでしょうか。「未来」のための「現在」において努力をしていますか?「過去」を悔いることのないように(あるいは過去の悔いを減らす)努力をしていますか?正直言って、私もほとんどができておりません。しかしながら、「未来」は明らかに「現在」の延長にあります。「未来」を成功させるためには、「現在」を努力しなくてはなりません。だから、私は、現在>未来>過去の順で、物事も大切さの優先順位があると思っております。「現在」「チェンジ」「チャレンジ」がなければ、理想と思っている「未来」は決して無いと思います。また、理想の「未来」を実現するためにも、「現在」を流されずに生きることが大切と思います。

 5年後や10年後の自分の姿、行動、考え方を是非描いてください。そのために、「現在」をどのように生きるか(会社においてはどのようにして仕事に従事するか)を、是非、
「チェンジ」「チャレンジ」の気持ちを持って活動してください。

 *本文は、著者が現役時代に執筆した原稿に基づいた文章です。

 2022年3月28日

 “Change will not come if we wait for some other person or some other time. We are the ones we’ve been waiting for. We are the change that we seek.” -Barack Obama

 
他の誰か、他の機会を頼りにしても「変革」は訪れない。「我々」こそ、我々が待ち望んでいたものだ。「我々」こそが、我々が捜し求めていた「変革」そのものなのだ。 バラク・オバマ(1961-)
バラクオバマの写真です。
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