「Dog Year」


 “Dog Year”とは犬の年齢?直訳はその通りですが・・・

 一般的な意味は、「ITの革新が目まぐるしく変化していくこと」とあります。また、インターネットなどで調べると、“Dog Year”は。「犬の1年間のことで、成長の速い犬の1年が人間の7年に相当するという」ことから、激しい技術革新のことを言っているらしい。残念ながら、私が検索した広辞苑は出版年代が古いためか、その意味が記載されておりませんでした(もしかすると最新の広辞苑には記載があるのかも知れませんが、確認できておりません)。だから、15歳の犬は、人間でいうと105歳となるのでしょうね。あらためて驚きですね。

 そういえば、私のように、60歳を過ぎると、何か“Dog Year”のような時間の流れをふと感じるときもあります。あまり前向きではないような感じ方ですが、このようなことを感じるのは私だけなのでしょうか?

 よく、60歳の定年を過ぎてからは、「人生の黄金の時代」だと言われます。最近は、雇用延長や定年そのものが高年齢化しているので何とも言えませんが、気持ちだけでも黄金の時代に生きてみたいものです。

 これは、一般的には、大学を卒業する22歳から色々な職場に就職して、60歳の定年になる38年間においては、それぞれ、就寝:仕事:自分自身のための時間が1:1:1であるとするならば、約12〜13年間は自分自身の好きな時間を過ごしていたことを意味します。だから、60歳の定年を過ぎれば、仮に85歳までの25年間を元気に生きたとしても(健康寿命は2016年の統計では81歳と言われておりますが・・・)、25年間の2/3は自分自身のための時間(就寝は1/3とする)となり、計算では16年位になります。つまり、80歳まで健康で生活できれば、就職してから定年までの自由な自分自身の時間と同じになると思います。そのような意味からも、定年後はたとえ雇用延長においても、第一に健康であること、そして第二に自分のライフワークを考えて生きていくことが大切であると思います。

 でも、現実的には、年齢が増すにつれて何かと小さいながらも病気にかかりやすくなり、体も無理がきかなくなったりして、何かと不都合も出てきます。例えば、肩が痛くなったり、腰が痛くなったり、またトイレが非常に近くなったりして、若い頃とは同じにできないことが多いです。
 
 だから、“Dog Year”ではないとしても、私は、80歳や85歳になったときに(先ずは健康で生活できることが重要ですが)、「自分は、今まで何をしていたのだろう」と後悔しないような、自分自身の活動(ライフワーク)を意識できたらと思います。

 さあ、60歳を越えた皆さん!

 これからが自分自身を最も輝かせる「人生の黄金時代」となることを信じて、またそれを目指して、一に健康、二に自分自身が充実できる前向きのライフワークを過ごしましょう!

 2022年1月3日

至近距離で撮影したカワセミ

茨城県の牛久自然観察の森で撮影

2005年10月14日
至近距離で撮影したカワセミ
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