名人たちの作品はここが違う
菊花展では表面の”花”ばかり見てしまうので肝心な部分は見過ごしてしまいがちです。しかし、実際は”輪台のつけ方”や”三枝の別れ部分”が重要な学習部分です。名人たちはこのようにしていました。
作品は”吉兆”の三本仕立て、下の花弁がダレないでそりあがっている
輪台の取り付け方は花首より5cmぐらい下になっている。成長と供に徐々に下げ、この位置になっている。菊の輪台を花首の根元に取り付けられているのはあやまった取り付け方である。菊歴の永い人でもこのような間違いをよく見かける。間違って取り付けると”皿”の様になりボリュ−ムが出ない。左の名人は矢印部分を少し曲げ外の輪を少し下方に向けている。右の名人はそのままつけている。
三枝の部分は”天”の枝がはっきりしている