いま、白色発光ダイオードにはまっている。 最初に惹かれたのは1ヶ月ほど前、出張の帰りに東急ハンズによったときのこと。店内をぶらぶら歩いていたらペンライト(携帯型懐中電灯)のコーナーに目が止まった。見ると従来型の豆電球を使ったものに並んで、白色発光ダイオード(白色LED)を使ったペンライトも並んでいる。 「LEDもペンライトに使えるほど光量が得られるようになったのか」 俄然興味がわいてくる。LEDといえば電球に比べてはるかに省エネ(電気から光への変換効率が高い)で、自称エコロジストの私としてはなんとも魅力的だ。 その場で「買おうか買うまいか」散々悩んだのだが、結局買わずに帰ってきた。いまいち納得がいかなかったのは、LEDを使ったペンライトのほとんどが、ボタン型電池を複数(4個程度)使うものだったからだ。40時間点灯可能と非常に長持ちはするのだが、どうしてもボタン型電池というと「値段が高く、環境によくない」というイメージが付きまとう。自称エコロジストとしては譲れない部分である。 結局「勉強にもなるし自分で作ってみよう」と決めた。目指すは単三乾電池1本で点灯するLEDライト。乾電池一本で白色LEDを点灯させるには昇圧回路が必要となる。 まずはインターネットで参考になる文献がないか調べてみる。すると、出てくる出てくる。自分と同じことを考えている人って世の中には結構いるものだ。そのなかから「トランジスタ技術2000年4月号」に載っている回路が簡単で良さそうだったのでそれを作ることにした。 早速、大阪日本橋に出かけて行き、部品を買い揃える。さあ、はたしてうまく光るだろうか?
![]() LEDライトの回路図 |
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