( 2 0 0 3 年 7 月 例 会 山 行)
・7月19~22日:南ア:聖岳
・7月19~22日:聖岳に参加して
・26日:伊吹山
 
  <南ア:聖岳(夏山合宿)>
・日 時:2003年7月19~21日(土~火)
・参加者:西村高(CL)山本修(SL)武藤・石川・今在家・岡・山口弥・本田英・堀部:9名
コース
 7/19日(曇)3:00事務所~10:00便ケ島
 7/20ひ(曇)7:25弁ケ島~8:10~8:30西沢渡~10:00中間点~
       13:05薊畑分岐~13:30聖平小屋
7/21日(雨)4:40小屋発~5:16薊畑分岐~6:20小聖岳~7:05 薊畑分岐
8:40中間点~11:30便ケ島P

7/19日(曇)
 3:00事務所出発。石川さんと今在家さんは前日出発。
 8:30に登山口に到着の予定だったが迂回路を通らなかければならなったりで到着が
 11:00過ぎになってしまった。それから支度して登ると小屋着が遅くなり無理との判断で近くに泊り翌日登る事になった。(当初予定の茶臼への縦走は止め聖の往復に変更。)
 日本のチロル、ロッジ下栗の里に宿泊。山の斜面を耕して天に至ったような山の頂にロッジはあった。まるで、チロルではなく、チベットに来たような不思議な空間だった。
 ロッジ自体はリニューアルしてあり、二人一部屋、ベットのある開k的な部屋だった。昼飯は名物のそばや山菜の天ぷら、こんにゃくの田楽、ビールeteで盛り上がり、その後、昼寝、夕食、夜食と前夜の睡眠不足を解消した。宿泊料7500円他。

7/20日(曇)
 6:10ロッジ発。聖光小屋のある弁ケ島駐車場着。既に車が何台も止まっている。聖光小屋は70人宿泊可能な新築の立派な小屋であった。(トイレも立派)昼は無人。
 7:25出発。平坦な道をしばらく行くと、立派な橋がかかっている。
 8:10西沢渡着。カゴに乗って対岸に渡る。これがなかなか面白かった。楽しくてついつい顔がほころんでしまう。皆、最高の笑顔で渡ってくる。(本来は荷物専用です。)
 
                (楽しい荷物用リフト?)
 8:27全員とザックを渡し終え出発。樹林帯の登りがツ木菟。倒木が多い。倒木にコケが生え、もののけ姫が出てきそうな神秘的な雰囲気だ。いかにも南アルプスの景観である。薄日もさして展望はきかないが、なかなか感じがいい。
(花、バイケイソウ、ミヤマキンポウゲ、ウスユキソウ、ヨツバシオガマ、マルバタケブキ、ハクサンフウロ、トリカブト:葉のみ)

7/21日(雨)
 夜半ずっと雨が降っている。
 4:40小屋出発。
                (聖平分岐にて全員集合)
 5:16分岐にザックをデポし、必要な物だけ持って出発。途中から雨具をつける。
 6:20小聖岳着。(2662m)稜線に出、風雨が強くなってきた為、ここで引き返す事になった。小聖岳の(小)を隠して記念撮影をする。聖岳には残念乍ら行けなかったがココ迄来れた事に皆満足して握手をかわす。
 7:05分岐。
 7:20分岐発。
 8:40中間点。
 11:30便ケ島P着。これから思ってもみなかった恐怖が始まった。なんと南アルプスに蛭がいた。しかも沢山!まず、山口さんが蛭、発見。先に到着していた他のパーティーの人からも「リックの縫い目、見た方がいいですよ」「トイレで裸で点検しあった方がいいですよ」の声が掛かる。岡さんが「キャッ」と靴下をほうり投げた。なんと左足に丸々と血を吸った蛭が・・・「無理に取ったらダメ。タバコの火で」私のカッパにも1匹。山口さんは合計3匹。他の人も1匹くらいずつ。
 350年の歴史を持つ小川の湯に入り、これで蛭ともオサラバと安心していたら、帰りの車の中でも1匹お出ましになった。翌日総点検すると又もや1匹出てきた。頂上には行けなかったが、いろいろハプニングがあって楽しい山行でした。
長時間、運転してくださった西村さん、武藤さん、山本さん、石川さん、本当にありがとうございました。
  記:本田 
  「聖岳山行に参加して」
不安でいっぱいだった聖岳、2泊3日の山行、清水の舞台から飛び降りた気持ちで参加しました。
 
 一日目は便が島登山口に遅く着いたため、山行中止。温泉で浸かってゆっくりしようとのこと、ほっと・ほっとする。皆も手を叩いて喜んでいた。(私だけでなくてよかった)
下栗高原ロッジ一泊。素朴で美味しい物を食べ、ベットでぐっすりと眠る。

 二日目、7時半より、いよいよ聖平目指して登山だ!ゆっくり歩きで気持ち良く登ることが出来ました。途中で西村さん言わく”堀部さん馬力あるな~(私はレディーのつもりなのに馬力とは)心配していた皆の足を引っ張ることもなく無事、薊畑分岐に着いた。天気も程々にめぐまれ可憐な美しく咲くお花畑を通り過ぎ山小屋に着く、なんと満足のいく一日だったろうと感謝。しかし、その夜、初体験の寝袋に包まれて寝たが身動きがとれず一睡もできず(誰かさんの大きないびき)

下栗高原ロッジ

食堂にて
 三日目、4時起床、4時半出発。聖岳目指して、いざ出発。空は曇り空、途中でぽっぽっと雨が降る始める。レインウエアーを着用、雨が段々ときつくなる。小聖岳、手前で雨風が激しく聖岳行き中止となる。せめて小聖岳までと小聖岳まで登る。記念写真を撮る。(ガスの為撮れているかな?)武藤さん小聖岳の標示の前で小の所に手を当て、小を隠したら聖岳になるよと皆を笑わした。(おもしろいことを言う人だなぁと感心する)

ハードな登りなのに元気な皆さん

小聖岳山頂にて
悪天候のため聖岳頂上には行けなかったけど私にとって2662mまで登れたことは大感激。
いつか天気の良い日に聖岳山上に登ってバンザイをしたいなぁ~、不安でいっぱいの山行でしたが皆さんのお蔭で楽しく登ることが出来ました。有り難うございました。
  記:堀部 
  <伊吹山 お花畑散策>
・日 時:7月26日(日)天気 晴
・参加者:CL馬場喜久雄、SL馬場深雪、藤田悦史
 
コース:JR堅田駅(9:00)~伊吹山7合目(11:30)~頂上付近のお花畑散策(14:30)~JR堅田駅(17:00)
                           
 今日はのんぴりと3人で伊吹山の高山植物を楽しみに、車でドライブウェイの終点の7合目までいった。何回も伊吹に登っているが、こんなに多くの車と、頂上まで高山植物を楽しみにきている人に出会ったのは初めてだ。たしかにこれほど人が集まるのは、わけがある。こんなにたくさんの鉱山植物が咲き乱れている時期は、いましかないだろう。
 3人で、頂上で食事をしてから、一時間ほど昼寝をした。山を下りてから、帰路の途中で伊吹ハムの販売所に立ち寄って、夜のビールのあてにソーセージを買った。また木の本付近の道の駅のようなところで、小エビの唐揚げともろきゅうにつける味噌を買った。どれも家に帰ってから、どちらも、近くのスーパーには売っていないおいしさだった。皆さんにもこの近くにいったら、この2つの場所に立ち寄ることをお薦めします。
  記:藤田悦史