(2004年9月例会山行)
・2004年9月5日(日):大谷山と百瀬川右股源頭
・2004年9月16~19日(木~日)北ア:薬師岳(先発組)
・2004年9月17~19日(金~日)北ア:薬師岳(後発組)
・一口感想
 
  <大谷山と百瀬川右股源頭>
・日 時:2004年9月5日(日)
・参加者:小松(L)小島(鈴鹿山歩会)、高村(会員外)の3名
 
 雨は降ってはいない。でも、どんよりとした何時降って。もおかしくない空を見上げて、まだ迷っていた。そこへ、中島さんから不参加の電話。もう一人の参加予定の小島さんに電話。「中止にしようかと思いますが・・」「え!もう家を出て湖周道路にもうすぐ出ます。」「そうですか。では行きましょう!」というわけで、事務所を7時に出発。国道161号から27号を経て新庄へ向かう。登山口に着く頃は、やや薄日のさす期待の持てる空模様に変わっていた。
 新庄側の登山口は、標高が500Mあーり、いきなりブナの尾根で始まる。深くほり込まれた樹林の美しい尾根道であり、なんの苦もなく一時間あまりで大谷山の頂に立てる。大谷山付近は、ガスに阻まれ、いつもの展望はのぞめなかった。
 さて、今日の目的は、百瀬川右股源頭の谷歩きである。マキノ百瀬村人の仕事場であったブナの樹林と清らかな流れの右股を下りながら、往時を偲び思いをはせながら、最奥のかっての集落跡にたどり着くことである。
 そっと、水の中に足を踏み入れる。渓流足袋のお陰で滑らず、思い切り水の中を歩ける。でも冷たい!小島さんはじゃぶじやぶと水の中を行く。私は時々水を避けて歩く。でもまた水が恋しくなって水に戻る。ひとしきり夏の終わりの谷歩きを楽しむ。時折差し込む弱い光りが水面を照らす。まっすぐ天を仰ぎ林立するブナ。ありきたりの表現しか出来ないが、美しい瞬間である。水量は、枝谷から流れ込むたびに増していく。小さな淵に魚を見つけた。早い泳ぎ。イワナかな?やがて杉の植林が現れる頃、この谷のクライマックスは終わり、原山峠道との出合い。ここからは植林一色。小さな2段の滝とナメの出合いを機に谷歩きは終わり、わずかに残る獣道と化したかっての仕事場とおぼしき道をたどり原山林道に出た。
 林道に出るやいなや激しく雨が降って来た。もう一度、百瀬川本流に下り、集落跡を探す計画は、この激しい雨に阻まれ、次回に持ち越さざるを得ない。
 晩秋、雪の来るまでに再訪レよう!傘をさし、雨の林道を出発点まで急いだ。
  記:小松 明美
 
  <例会報告・先発組:北ア・薬師岳>
・日 時:2004年9月16~19日(木~日)雨曇り晴れ
・参加者:山本・本田・正木・松田(昭):4名
 
9/16
 PM8:00事務所出発 念顧の立山室堂から薬師岳への縦走めざして。メンバーは山本、本田、正木、松田昭さんの4名。車中で良からぬニュースをキャッチ。17日の黒部立山方面の山岳天気予報は、牛後3時頃まで雨との情報。南条SAでどうするか検討会が始まる。テレビの週問予報では18日を除いて天気は良くないとのこと。おまけに雷注意報が天候が荒れた場合は縦走では逃げ場が無い。断腸思いで断念することに。(先日の笠ケ岳に参加した本田・正木・松田の後発隊(武藤 岡 秋山)と同じコース(折立から薬師岳往復)に合流することに決定。
PMll:30 小矢部SAで仮眠のテントを張る。朝4:00頃に激しい雨音で日を覚ます。

9/17
 AM7:00 出発、折立へ
 9:00折立P着
lO;00 薬師岳目指して出発。後発隊に出発時間の連絡メモを車に貼り付けておく。
11:30,1800m三角点に到、昼食にする。展望はなし。天気も雨が降ったり上がったりでややこしい。地面に12:11と書いて出発する。合羽を着たり脱いだり忙しい。展望はダメなので足元の、ゴゼンタチバナの赤くなった実をカメラに収めました。14:40太郎平小屋到着小屋の手前からガスが上がりだし、小屋をバックにパチリ10分ほど遅れて後発組の武藤組みが到着、1~2時間くらい遅れてくるとの予想を覆す出来事でした。武藤組が健脚なのか?こちらがゆっくりし過ぎたのか?全員揃ったところで太郎山まで散歩に出かける。「小屋泊」

楽し気な夕食風景

全員集合

9/18
 AM6:20薬師岳に向け出発~北俣ヶ岳・雲の平・黒部五郎・三俣蓮華を右手に眺めながら本道を歩きます。薬師はガスの中
7:25 薬師平 紅葉が始まっていました。草紅葉もうっすらと化粧始めています。
8:15 薬師小屋 名物女将さんが居るか小屋を覗くが姿を見ませんでした。ガッカリ。休憩の後 項上目指して。
9:10 薬師岳頂上 展望は残念ながらよくありませんが写真を撮ったり、大福、梨、コーヒーやいろんなお菓子のオンパレードです。誰かがまた体重が増えると。ハイマツ帯で雷鳥のトリオに遭遇。雄二羽にメスー羽らしい羨ましいとは、女性の声やったかな~?
 
太郎兵衛平

薬師岳山頂(2926m)
12:20 小屋着 食堂に上がって昼食にする。ラーメンが美味しかった。夕べは生ビールが美味しいといっていた人が居たっけ。今晩の小屋の宿泊客は100人と聞き下山して何処か泊まることに決める。ロッジ太郎に連絡を取ってもらって泊まりの予約を入れる。今夜の宿を確保する。昨日登るとき伝言板にしてきた小石を並べた通過時間表示が残っているか否かゃドキドキ、ワクワク、残っていました。バンザイやね。1800メートルの三角点の地面に書いた、お先にの文字も。薬師岳がチラタッと顔を出したみたい。
16:14 折立に到着車で走り出したとたん雨が激しく降り出してロッジ着いた時は土砂降りでした。「ついてる」といったらいいのかな、縦走できなかったしな~
16:40 ロッジ太郎に到着。温泉に入り夕食を女性は三階に男性は二階にと分かれて就寝。

9/19
 AM8:50 ロッジ出発 天気予報が外れて下界は快晴。山は雨やと自分に言い聞かせながら。五箇山の合唱作りの家を見学。落ち着いたたたずまいがよろしいようで。白山スーパー林道に入って程なく三方岩山の登山口がありました。そこから往復一時間で頂上に行けるのでハイキングがてらに登ることに。一汗掻いたところで頂上です。林道からは三本の大きな岩の柱みたいに見える。
頂上は白山までの縦走路がづいている。
【ちなみに白山まで11時間】スーパー林を降りたら手取川渓谷の見学。何十段かの石段を降りると落差何メー卜ルあるのか?水量の多い滝が目の前に。右にも左にも前にも大小合わせて6個の滝があります。紅葉のときには見事な景色でしょうね。その時分にまた来たいところです。
 三脚担いで‥・天気予報の外れに腹立てながらも名勝めぐりで楽しい見学が出来たことに感謝しながら温泉の湯煙の中に‥皆さんお疲れ様でした。
  やまもと:記
 
  <薬師岳(2926m)山行(後発組)>
・日 時:2004年9月17日(金)~19日(日)
・参加者:秋山・岡・武藤の3名
 当初、16日(木)~20日(月)の立山~薬師縦走組本体と18日(土)~20日(月)の薬師岳往復の我々、後発組に別れ出発の予定が天気予報が悪く、17日(金)~19日(日)の行程に急きょ変更。
5時半、和迩を車で出発、北陸自動車道:南条SAで朝食を取って居るところに先発組の山本さんからメールが入る。今、小矢部川SAで仮眠、早朝激しい雨に会い食事を取りこれから出発、我々と同じ薬師岳往復のコースに変更との事。
 富山IC(先発組と1時間遅れて)から林道有峰線(有料)に入る、途中道路工事が多く一方通行の待ち時間や先行の工事用トラックとバスのすれ違いで横道にバックさせらえるやら、これが有料道路かと不満がでる。しかし途中から有料道路らしく良い道となり折立の駐車場に10時半過ぎに着くと山本車が後ろのワイパーに「お先に失礼」と書いた紙を挟み駐車しているのに、皆大笑い!楽しく愉快な山行の始まりです?
 10時45分頃、歩き始め急登の道をゆっくりだが確実に進み、1870mのピークに12時過ぎに到着、昼食とする。食事を終え、出発しようとすると「何と下の様な絵文字」が登山道に!またまた皆で大笑い!道中は、ガスの中で景色は見えないが、何となく楽しい気分にさせてくれました。五光岩ベンチ付近にも小石で時間が見ると15分遅れで通過。太郎平小屋に着くと山本さんと本田さんの声が聞こえる。山本さ~んと大きな声で呼ぶと2人がビックリして小屋から飛び出てくる!10分遅れの到着で、早いのでビックリしたとの事だが、先発組がゆっくり遊び過ぎたのでは?ここからは、全員7名揃って太郎山を往復。
 後の記録は先発組に譲ります。 

飛騨:合掌造り 

三方岩神山

 手取川渓谷の滝にて

白山スーパー林道
・「薬師岳山行:一口感想」 
天侯の悪化で縦走から一泊の小屋泊りとなって、のんぴり出発。後から来られる武藤さんたちの連絡用にと、通過時間を地面やベンチに置石したりして楽しんで描く余裕も。そんなことからか、太郎平小屋の到着時間がさほど変らす、これにはすっかり驚かされました。大郎平からはすでに紅葉が始まっている北の股岳や黒部五郎、三俣蓮華、水晶岳、雲の平まで見渡せ、いつかくるりと回ってみたいと思いました。また、いちはやく紅葉したすばらしい景色にも感動させられました。いつも楽しい山行を企画してくださるリーダーさん達に感謝です。
まさき

縦走は出来なかったですがきれいな紅葉を満喫しながら、薬師岳に登頂でき、感激。雷鳥にも出会うことができ、ラッキーでした。帰路につく日には、思わぬ天候に恵まれ、次々と観光名所にミステリーツアーしていただき、いろいろ楽しい山旅でした。ありがとうございました。
まつだ

山頂付近では思いがけず最盛期の美しい紅葉が見れました。薬師岳は美しい草原がいくつもある、見どころ一杯の山でした。日本は本当に美しい山国です。 
本田