(2004年3月:例会山行)
・7日(日):コメカイ道~釣瓶岳
・16日(火):大原三山
・20~21日(金~土):西方ケ岳(カニ食べ山行)
・27日(土):霊仙山
  <雪のコメカイ道山行>
・日 時:2004年3月7日(日)
・参加者:山本修(CL)・尾畑・天岡・田村・正木・武藤(6名)
 
・コース・・・野街道バス停~登山口~(コメカイ道)~笹峠道出合(往復) 

・昔、朽木や葛川の人々が良く利用したと言う峠道(笹峠)越えの道、コメカイ道。一度、是非行きたいと思っていた所です。
 昨夜からの大型寒波の到来で道路上にも雪が10センチ前後も積もり今年一番の積雪となった。参加者も減り、出発も大幅に遅れる。朽木までの途中越えの道はタイヤにチエーンを付けての走行であるが、坂の雪道にハンドルを取られる為 野街道バス停に到着したのが9時半過ぎとなる。山本さんから今日のコース案内と地図が配布される。
 まだ雪は少しだが降り続けておりカッパの上下を着用、出発する。バス停から少し進むと右側にコメカイ道と言う新しい標識があり、舗装された坂道を登る。10時に登山口に、ここからは、雪道となり良く手入れされた杉林の中を新雪を踏んで歩き始める。しばらくすると美しい赤松の林に入り込む、誰が言うともなく「きっとこの辺りは松茸が出るのでは?」などと。今日は、風もなく雪が静かに落ちてくる。木々に着いた雪景色が美しい。新雪は、さらさらでふんわりと足に優しく歩きやすい。時々、雪で曇った上空に太陽がぼんやりと顔を出す。晴れ間を期待するがやはり駄目のようだ。雪も木立の中までは入り込んでは来ない。カッパの上着を脱ぎ歩き出す。
 コメカイ出合に11時過ぎに、ホトラ山の横を知らぬ間に通りすぎ732mのピークに、ここで先行していたグループが道が違うと引き返して来たのに出会う。我々も地図を出し現在地を確認するが、ホトラ山では?と思っていた場所がどうも732mのピークのようだ。全員の写真を撮り、先に進む。12時過ぎにササ峠出合に到着。今日は時間の関係でここから引き返す事にし、732mのピークと思われる所で尾畑さんが雪よけのフライを取り出し(さすが装備担当)皆で張り昼食に。早速、暖かいぜんざい+おもちを、いつもの山本チーフの料理?は雪山では、心も体も温まる御馳走でした。
 帰路は、ホトラ山?のピークを踏み下山する。道標となるテープ類も登りでは積もる雪で隠れ見えなかったが下山時は、時々青空が望め、木々に降り積もった雪が溶けて我々の頭上に落ちてくる。それもまた素敵な雪景色だ!突然後方の林の中を2頭の鹿が走り抜ける!あっと言う間の事で数人だけが気付く!前面の白倉岳が姿を現す。しかし、今日は、新入会員の正木さんと木元さんの歓迎山行と言う事だったが、木元さんが所用で不参加となり、紅一点は正木さんだけでしたが結構、雪山を楽しんでいた様です。
 昨日の大雪に雪大好きな尾畑さんが急きょ参加、高気圧の張り出しに入り雪の後の晴れた素晴らしい景色を期待したが、残念でした。しかし、先日の黒河林道に続き田村さん、雪山は久しぶりと言う天岡さんも含め皆楽しい一日を過ごしました!
また、日をあらためて再挑戦したいと思います。
  記:武藤

吹雪の中のぜんざい 

全員集合
「一口感想」 コメカイ道山行に参加して
                         
 戻り寒波で朝から思いがけない降雪、庭先にもしっかり雪が積もっている。
中止の連絡が入るかもしれないと思いつつ、また主人の「雪やけど 行くのか?」という声にも何のその、ザックから荷物を取り出し点検し、また詰め直す。そして寒い時期には絶対欠かせない“つま先用カイロ”。最後の一つが残っていて胸をなでおろす。やっぱり夏山と違い、冬山へ行くのは緊張が伴い準備も怠れない。
そうこうしているうちに山本さんから「今日は行きますか?」の電話があり「中止でなければ行きます。」と返事をする。やはり行けるとなると嬉しくなる。
 道路も積雪でスリップしやすくなっており対向車線に飛び出したままの車もあり、慎重に運転される。除雪された所からはスムーズに進みながら葛川の冬景色も楽しむ。
10時頃登山口を出発。新雪をサクサク踏みしめながら気持ちよく歩け、トレースもあり歩きやすい。時折薄日が射し青空への期待を持たせてくれる。
 コメカイ出会いからホトラ山に進むものの、ピークがはっきりと分からず目指す方向が分からない。「こういう時にGPSがあれば」とか話題に上る。「GPS」、どこかで聞いたことがあるなと思いつつ、後でカーナビのシステムと同じようなものかなと気付く。引き返してきた先行パーティーに尋ね、ササ峠出会いに向かう。出会いまで行った所でお昼を少し過ぎており、引き返しホトラ山付近でタープを張って昼食を摂る事にする。タ―プって何だろうと思っていると1枚の布を広げ4角をロープで引っ張り屋根代わりになるものだと分かる。時々タープに積もった雪を払い落としながら、おぜんざいを戴き昼食も済ませお腹も満足した後、下山を開始する。その途中で天岡さんが「鹿の親子連れを見られて、来た甲斐があった。」と言われる。雪の中を走っていく鹿、いいなあと思いながら14:30頃登山口に着く。結局青空になることはなかったものの素晴らしい雪景色の中を歩くことができ、やっぱり参加してよかったと思った一日でした。
  記:正木 真知子
  <京都北山・寒椿山行(大原三山めぐり)>
・日 時::2004年3月16日(火)快晴
・参加者:武藤、天岡、石川、今在家、中西、岡、堀部、正木、松田昭、秋山:10名
 
コース
古知谷(8:00)~焼杉山(9:25~45)~翠黛山(11:40~12:20)~金毘羅山(13:00~20)~江文峠(14:10)~古知谷(14:45)~(銭湯)~事務所(16:00)

 平日にも拘わらず多数の参加で賑やかに和気アイアイと楽しく、又最高の天候に恵まれた山行でありました。
 事務所を武藤車、石川車の二台に分乗し8:20スタート、古知谷(阿弥陀寺)到着後、一台を下山場所の江文峠に廻し、一台を阿弥陀寺に駐車。(登山するには阿弥陀寺境内を通過しなければならず、9時しか開門されず暫く時間待)
 9時前に開門され『大原三山』を目指し9時スタート。境内を通り登山口ヘと進み、暫くは杉林の登山道を登る。 稜線に出ると大原のゴルフ場、木立の切れ目からは天ケ森、(ナッチョ)、天ヶ岳、が綺麗に見える。衣服調整の小休憩(1回〉をとり10時25分焼杉山(718m)に到着。此処からも樹林の間から天ケ森、その奥の皆子山、比良が見える。(此処まで他の登山者と出会うこともない)
 小休息後翠黛山へるんるん気分で歩行11時40分翠黛山(577m)に到着。少し早いが昼食。食事しながら楽しい談らんの一時を過ごし12時20分金昆羅山に向け出発。20分程度進む・と金毘羅大権現(12:48)、(此の辺りで二組の登山者に出会う)、金毘羅山への途中にハングル文字に見える文字の石碑があり(ある書籍によると神代文字と書かれている)、皆で何だろうと・・不思議に思いながら13時金毘羅山(573m)に到着。これで「大原三山」縦走。
 これより目的の「椿」を楽しみに下山、途中「ロッククライミング」ゲレンデを見物、琴平新宮及び江文寺(梅と椿が咲いていた)で少休憩(13:55)後、寒椿道へ。椿道は江文峠の新宮入口から琴平新宮への参道で、この参道の両側に沢山の椿が立ち並んでおり、これらが咲き揃うと見応えのあるものでしょうが、今回は残念乍ら少し早かった様でちらほら咲いている程度でありました。
 14時10分江文特に無事下山。 廻してあった車にて古知谷(阿弥陀寺)経由無料の銭湯で汗を流し16:00事務所にて解散。又来年を楽しみに待ちましょう!
石川さん、武藤さん運転お疲れ様でした。 以上

寒 椿
 
金比羅山頂
  記:秋山 
  <西方ケ岳~さざえケ岳(カニ食べ山行)> 
・日時:3月20日(土)曇り後晴れ~21日(日)
・参加者:山本(CL)秋山(SL)西村・武藤・今在家・石川・堀部・藤井・中西・岡・正木
     ・松田(裕)・松田(昭):13名
 
 カニ食べ一泊旅行付きの山行であるせいか、いつもより参加者も多く賑やかである。
3台の車をつらね事務所を7:00に出発。161号線を北へ。8:50登山口、常宮神社に到着。内2台の車を下山地、原電:明神寮近くに配備して9:30、総勢14名でスタート。
 風もなく、うすぐもりの絶好の登山日和である。まるで湖のように凪いでいる素晴らしい景観の敦賀湾を背に整備された長い山道階段を40分程登るとやがて階段も終わり水場、銀冷水(湧き水)に到着10:30。更に25分程登ると天然記念物のオウム岩に到着10:56。岩の上からは一見、大河か湖かと思える敦賀湾の美しい展望があった。その後はかれ落ち葉の道で心地よいブナ林が続き、時折、眼下に敦賀湾を眺め壮快であるが徐々に残雪が現れ頂上近くになるとボスッ‼ボスッ‼と雪道になる。やがて西方ケ岳頂上に到着11:45。犬小屋を象舎に拡大したようなスッキリ格好の避難小屋があり、この周囲で雪上の昼食。

  残雪踏みしめ西方ケ岳にさざえケ岳
   眼下に春待つ敦賀湾。

 12:28 さざえケ岳に向け雪道を下りはじめる頃から踏み跡もなくなり行く道に当惑。CLの判断で一旦、確信のもてる道まで戻ることに、更に次の工程(民宿でのカニ食べ開始時刻)への最善なる修正を意図されて元来たコースでの下山が決定。
 13:55 西方ケ岳頂上に再到着。
 15:30 常宮神社に帰還。

 さすが比良雪稜会、25年の伝統を知りました。
*道に迷った時は、判るところまで元に戻ること。
*その時点での時刻をもって今後の行動への最善の修正を図ること。
いずれも基本とは言え忠実に守られており年月だけでなく内容が積み重ねられた真の伝統を見せられました。
 いみじくも、この日、雪稜会の地元、武奈ヶ岳で道に迷った3人の青年が下山していないことがテレビニュースで報じられていた。
 私の記録担当は、ここまで、民宿でのカニ食べは別途。

  カニ食べ山行 敦賀のお山
   腹にも増して 口、手も忙しい。

  記:中西

乾 杯 !
 
カ ニ&船 盛

カ ニ 鍋 
 
御 機 嫌 です!
「一口感想」

ウワー?イカ刺しが動いている?の声に周りの目が一斉にイカに集中、イカの足と耳がピクピク「ホントウや動いてる」と言いながら、Hさんパクリと口ヘ「ウーン美味しい」蟹だけでも豪勢なのに鯛や平目の姿作りの舟盛り登場‥ 日頃飲まないので乾杯のビールにほろ酔い気分、焼酎の水割り、オンザロックお湯割り「何でもいってや」‥.中西さんの受売りで「作りたいのです、作らせて下さい」今夜は貴方の為に水割りを‥‥俄作りのスナック「おか」でした。
 記:岡

山歩きより夜の宴会が楽しみの山行きに成りました。私にとって舟盛りなど何年振りかしら、メインの蟹は刺身に天ぶら、茄で蟹、蟹鍋 焼き蟹、雑炊、6:30~9:50頃まで食べ続け、もう… 朝食は要らない?なのに 朝食はご飯2杯、食欲大満足の山
行きでした。
  記:松田 祐子

ワァーと大歓声タイ、ヒラメの舞踊りプリの舟盛り、カニフルコース、焼魚、イカの姿 サシミ、風呂上がりのピールの一気飲み‥.極楽、極楽、こんな山行、年に一度、二度、あってもいいな一武藤さんありがとう。その夜はバタン、キューの爆眠(ぱくすい)の夜となりました。 追伸、あまりのご馳走に片眼のコンタクトが飛び出てしまい高い山行になってしまいました。  
  記:堀部


ぶなに覆われた西方ヶ岳はとてもよい山でした。民宿では、カニのフルコースに お刺身の船盛り♪いっぱい食べて1杯飲みました。またきたいと思いました。とても楽しい思い出が出来ました。皆さんありがとう。 
  記:弥生

カニがとっても美味しかったです。カニの前に座った皆さんの笑顔がとてもよかったです。三月に入会してラッキーでした
  記:松田 昭子
<霊仙山(鈴鹿)で 福寿草 を堪能>
・日 時:3/27(土) 快 晴
・参加者 CL.山本、本田、武藤、今在家、岡、堀部、天岡、正木、松田(昭)、山田:計10名
 
コースタイム
 7:00事務所==8:55~9:15今畑~10:05笹峠~11:10~30近江展望台~12:00~30、P1038~13:05最高峰~13:20~30頂上(1083.5m)~13:45経塚山(北霊仙)~14:30~40見晴らし台~15:00汗拭き峠~15:30今畑

 予定通り7時ジャストに山本、武藤両氏の車にて事務所から発進。琵琶湖大橋を渡り御上神社(三上山麓)前で今在家氏が合流されて全員集合。多賀から河内線に入り山あいの流れ(この水が実に美しい)に添って今畑へ…。
 路肩にはすでに十数台が駐車している。時折りタクシーで入って来るグループもあり相当な賑わいです。隙間を見付けて駐車完了!CLの掛け声で念入りにストレッチ。これがダイジだよ~
 9時15分、杉の植林帯を登り始める。傾斜はかなりキツイ・・ほどなく教本の梅の木に出くわす。細かい花が満開です。山道の足元にほ早くも福寿草が出現。カタバミに混じり菊咲きの小さな白花。キクザキイチゲにしては小さい。ミスミソウの一種か?
 45分ほど登った辺り、ブナ、ミズナラ、サワグルミ等の林間になり、左上方にピラミダルな大斜面が出現、西南尾根です。長く見ると、直登の山道を数グループが登っているのが小さく見えている。
 間もなく我々もその斜面に取り付く。気合を入れて上昇。(標高差、約300m)。振り去るとめまいを起こしそう。左側からの風が強く冷たい。頭上は快晴です。近江展望台の辺りからは、大小の石灰岩が乱立、典型的なカルスト台地です。右側、養老山系の向こうに伊勢湾がボンヤリ霞んでる。振り向けば御地、藤原、遠く綿向山や御在所も望めます。
黄色い花が現れた。南斜面の至る所に福寿草の群生。ウッカリして踏み付けぬよう気を配る。各自カメラを取り出すや否や思い思いの方向へと散って行く。みんなもうバラパラで誰がどこに居るのか判りません。北側の斜面には残雪が白く、渡って来る風がヒンヤリと冷たい。雪が溶けるとあちら側にも花が一杯に咲くそうです。最高峰(1098mからは伊吹山がすぐ目近に遠く御岳、白山が真っ白。左に目をやると琵琶湖に竹生島、多景島、沖島、比良山までクッキリ。頂上から経塚山を経て左Uターンの型で下山道へ。
汗ふき峠から落合へと下って行くと、時折逆に登って来る人を見掛ける。峠の反対側に車を駐めている人達だ。最後に登り返すのはさぞや辛かろうにと思いつつ下り、間もなく林道に出た。後は恒例にならって名神百済寺近くの【近江温泉】でスッキリとして
(入湯料¥700)軽食を取り帰途に着きました。大いに楽しい一日でした。
  記:山田
 

フクジュソウ

岩 稜 部

雪の中のフクジュソウ

霊 仙 山 頂