< 個 人 山 行 >
(2004年9月~10月)  ・9月:北ア・笠ヶ岳 ・10月:紅葉の裏劔
9月:祖母山    ・10月:北ア・槍ヶ岳
9月:北ア・薬師岳  
  <北アルプス笠ヶ岳>
 ・日時:9月3日(金)~5日(日)
 ・参加:尾畑(CL・運転)、谷内里美(山友)、本田、正木、松田、
      岡田(記録・運転)6名

9/3
 堅田、谷内号出発(19:15)=米原IC=東海北陸自動車道=新穂高着(24:00)多くの車があり、今宵の寝処を探索!朝の天気を気にしながらビールで宴会、デリカで女性4名、テントで男性2名就寝。

9/4
 6:40身支度&朝食を済ませて新穂高出発!左俣谷経由で登山口へ
 7:40笠新道入口1350m水が出ていない!(水の補給は新穂高で)
 8:45焼岳を眺めながら小休止1700m
 9:50小休止 周りにプルベリーがあり、食べ捲くりで本田さんの歯が青色に染まり全員で、大爆笑~
 11:00小休止
 11:45杓子平2450m 雨が降り出し、カッパに着替え
 12:50小休止
 13:35分岐2750m 暫く稜線を歩いていると、突然に雷が!目の中に閃光が走り、慌ててしやがみ込みました。稜線での雷は、非常にヤバイ!それからは、鞭で打たれた様にー目散に走りました。途中で静岡の母娘の親子と合流し、小屋めがけて進みましたが後ろを見ると本田さんと母娘の4人だけに気が付き、ハイマツの陰で待っていました。
 14:80全員無事に小屋に到着!(笠ヶ岳山荘)生憎の雨で、槍・穂高連峰を眺める事が出来ずガッカリ~
 17:30夕食~雲が晴れて、槍・穂高連峰がハツキリと眺める事が出来きて、疲れもとんだみたいだ!明日も雨なので予定を変更。就寝~

9/5
 5:00、起床~朝食
 6:20笠ヶ岳山頂へ(静岡~母娘2人&新潟・夫婦2人合流)10人
 6:45小屋に戻り、下山準備
 7:00小屋出発!昨日の逆行で下山。天候は雨。
 7:50分岐、稜線無事通過!まずは、ひと安心~小休止
 8:45杓子平、小休止。ここからは長い樹林帯と雨で時間の記録がとれず,途中何箇所で雲がきれて、槍・穂高連峰が見え隠れして、心を癒してくれた。
 12:30笠新道入口到着!途中二静岡の娘さんが膝を痛めて、谷内さんがサポートにまわって無事下山!
 13:10新穂高バスターミナル到着!ここで新潟・夫妻と離別。駐車場へひがくの湯で入浴 露天風呂。¥800
 14:30静岡・母娘の紹介で高岡の回転寿司へ、昨年まで富山に住んでおられ、ねたは抜群の事。
 16:30高岡商店”すし食いねえ!”到着。ねたも豊富で新鮮。女性軍も皿を積上げて、恐れ入りました。尾畑さんも負けじとビール&皿を積み上げて、お腹一杯になり大満足でした!
 17:40高岡出発=能越自動車道=小矢部砺波IC=北陸自動車道=敦賀=堅田
 笠ヶ岳山荘は、新しく綺麗で電気も明るく、ベットも180cmの私が楽に寝られました。そして、畳の上で食事が出来て、眺望も大変素晴らしい~
 今回は、雨でコースが変更になって残念だったが、貴重な体験が出来た。あの雷の閃光は一生忘れないだろう!
 6月のハイキング講座での友永さん(山友会)の稜線での雷対策が頭の中に残っていた事が良い勉強になりました!少し怖い実技でしたが~本田さんや正木さんみたいに花の名前が分かるといいのですが、歩く事しか取り得が無く寂しい思いでしたがもっと基礎を身に付けて安心して山歩きを楽しみたいです!
  記:岡田

 
  <祖母山>
 ・2004年9月4日~6日
 ・参加者:山口(弥)夫妻
 
9/4日
 京静20:20分彗星(寝台車)に乗り大分へ向かう。そこから乗り換えて豊後竹田へそしてバスに乗って神原から歩き出す。
 登り口の所に着くと笛や太鼓の音が聞こえてきました。近くの神社で秋祭りに向けて獅子舞や御神楽の練習をしていました。とても懐かしい音と舞いは子供の頃を思いだし心が優しくなるものでした。
 歩きだしは1時間位 アスファルトの道を歩くもので橋の所で左に折れてだんだんと山道となり少し登るとトイレがありトイレをすまし山道に!暫く歩くと一合目滝の所に出ました。とても整備されていました。
 五台目でパンを食べ少し腹ごしらえをしてから歩き出す。よいよこれから七合目までが急な登り坂。どこまで歩いても急な坂道もううんざり「なんで山に登るんや」と思いながらも一歩一歩前え‥コースタイムより一時間位遅れて国観峠に着きました。ここでお昼に御地蔵さんの横で弁当を食べ、ー息つくとここから頂上を目指して再び歩き出します。
 もう上はルレンルンの散歩道かと思いきや、まだまだ登り坂は続きました。九合目の小屋分岐を過ぎるとやっとの思いで頂上にたどり着きました。
 回りはガスていてなにも見えない‥写真だけとって尾平に向かって降り出す、バスの時間までコースタイム通りに歩けば間に合うと必死でころがり降りますが台風で倒木がたくさんあり歩きにくい‥途中ガスが切れて切り立った岩が見えます落ちたら死んでしまう‥と思いながら気をつけて降りて行きます。
 なんとかバスの時間に間に合いました。
 登山口の民宿のおじさんが鹿をさばいていました。ビックリ‥一時間位で緒方駅に着き電車に乗り継ぎ別府駅まで行きました。
 別府では風呂に入りコインランドリーで洗濯してから食事をとりコンビニで食料を買って船に乗りました。
朝5時まで寝られます。

9/5日
 四国の八幡浜から駅まで20分ウオーキング一番電車で伊予西条に向かいました。台風の影響で石鎚山に登るのを止めアサヒビールの工場見学そして近くのお風呂屋さんへ行きゆっくり疲れをとってから帰って来ました。
  記:山口

 
  <薬師岳(2926m)山行>
 ・日 時:2004年9月17日(金)~19日(日)
 ・参加者:秋山・岡・武藤の3名
 
 コース
・17日(金):志賀町=敦賀IC=富山IC=折立~1870P~五光岩ベンチ~
        太郎平小屋~太郎山~太郎平小屋泊
・18日(土):太郎平小屋~薬師峠~薬師平~薬師岳山荘~薬師岳山頂~太郎平小屋
        ~折立=ロッジ太郎泊
・19日(日):ロッジ太郎泊=富山IC=福光IC=五箇山合掌村=白山スーパー林道~
        三方岩山(往復登山)=一里山(温泉入浴)=手取川渓谷(散策)=
        小松IC=敦賀IC=志賀町

 当初、16日(木)~20日(月)の立山~薬師縦走組本体と18日(土)~20日(月)の薬師岳往復の我々後発組に別れ出発の予定が天気予報が悪く、17日(金)~19日(日)の行程に急きょ変更。
 5時半、和迩を車で出発、北陸自動車道:南条SAで朝食を取って居るところに先発組の山本さんからメールが入る。今、小矢部川SAで仮眠、早朝激しい雨に会い食事を取りこれから出発、我々と同じ薬師岳往復のコースに変更との事。
 富山IC(先発組と1時間遅れて)から林道有峰線(有料)に入る、途中道路工事が多く一方通行の待ち時間や先行の工事用トラックとバスのすれ違いで横道にバックさせらえるやら、これが有料道路かと不満がでる。しかし途中から有料道路らしく良い道となり折立の駐車場に10時半過ぎに着くと山本車が後ろのワイパーに「お先に失礼」と書いた紙を挟み駐車しているのに、皆大笑い!楽しく愉快な山行の始まりです?
 10時45分頃、歩き始め急登の道をゆっくりだが確実に進み、1870mのピークに12時過ぎに到着、昼食とする。食事を終え、出発しようとすると「何と下の様な絵文字」が登山道に!またまた皆で大笑い!
 道中は、ガスの中で景色は見えないが、何となく楽しい気分にさせてくれました。五光岩ベンチ付近にも小石で時間が見ると15分遅れで通過。太郎平小屋に着くと山本さんと本田さんの声が聞こえる。山本さ~んと大きな声で呼ぶと2人がビックリして小屋から飛び出てくる!10分遅れの到着で、早いのでビックリしたとの事だが、先発組がゆっくり遊び過ぎたのでは?ここからは、全員7名揃って太郎山を往復。
 後の記録は先発組に譲ります。


 記:武藤

   <紅葉の仙人池ヘ>
 ・裏劔の山麓をめぐる、紅葉と秘湯のアルペンムード満点のトレッキング
 ・日 時:10月1日(金)~4日(月)
 ・参加者:武藤・本田・正木さんの3名
 
・コース:(3泊4日)
 10月
 ・1日(金)(歩行:約5時間)
  志賀=富山IC=立山=室堂ターミナル~雷鳥平~別山乗越~劔沢小屋~真砂沢ロッジ泊
 ・2日(土)歩行:約6時間
  真砂沢ロッジ~ニ股~仙人池ヒュッテ泊~(池ノ平:往復)
 ・3日(日)(歩行:4時間半)
  仙人池ヒユッテ~仙人温泉(入浴休憩~阿曽原峠~阿曽原温泉小屋泊
 ・4日(月)歩行:5時間)
  阿曽原温泉~欅平駅(黒部渓谷鉄遺)=宇奈月駅=立山=富山IC=志賀 

・当初、9月26日(日)出発の予定が21号台風の迷走で結局、

・10月1日(月)の出発となりました。朝4時半、小野を車で出発、北陸自動車道に入ると霧が晴れて来る。
富山付近で車窓から今回の目的地、劔岳が見えてくる。車を立山の駐車場に置き室堂に向かうが台風一過、待ちかねた登山者&観光客がやはり多い。
 美女平~室堂迄のバスからの景色は、晴天と紅葉が素晴らしい!

ミクリガ池に映る立山連峰

威風堂々とした端正な岩峰:劔岳
 雲一つ無い快晴の中を室堂からミクリガ池へミドリガ池~リンドウ池の御池めぐりを経て別山乗越、劔御前小屋に向かう。劔御前小屋から劔沢小屋に向かう途中で望む劔岳が、私は一番好きだ!威風堂々とした端正な岩峰が眼前に聳え立つ姿は何時見ても良い!

 明日の天候を考え今日は、真砂沢口ツジ泊とし劔沢小屋で劔沢ルートの状況を聞き、劔沢雪渓を下る。雪渓の状況は悪く平瀬谷の正面と長治郎谷と一の沢間を横断する2ケ所だけが雪渓上を、他はルートの解りにくいガレた沢沿いの道やスラブの上をロープ伝いにトラバースする。時間は、コースタイムを1時間もオーバーするが劔岳の岩峰に張り付くダケカンバの黄葉が美しく時を忘れさせる。小屋近くでは、季節はずれのキジムシロの黄色の花が咲いていた。

岩峰に映えるダケカンバの黄葉 
 
紅葉と朝焼けに染まる峰々
 ・10月2日(火):朝食途中で小屋の親父さんが、素晴らしい朝焼けが!の声で皆小屋を飛び出す。息を呑むような景観に皆見とれる。山岳ガイドをしている親父さんに、二股迄のルートを聞き小屋を出る。二股迄は、鎖場は一つだけで無事通過。
吊り橋を渡り、仙人新道のU字溝の急登を登ると途中、急に視界が開けると「三の窓の雪渓」が目に飛び込む。

 三の窓の雪渓と紅葉
 
名物お母さんと記念写真
 ここからは、景色に見とれ仙人ヒュッテ迄、立ち止まる回数が増える。
 仙人ヒュッテに荷物を置き池の平に向かう時々ガスが晴れ紅葉が素晴らしい!

・10月3日(日):深夜、月明かりに八ッ峰の全貌が黒く浮かび上がる!朝起きると霧が、しかし直ぐに霧も上がり、八ッ峰の全貌が仙人池た倒影している待望の景色だ!
 5時半から8時半迄仙人池から仙人峠迄、朝食を忘れ景色に見取れ散策、白馬三山・唐松・鹿島槍・針ノ木・立山・裏劔と360°の展望&素晴らしい雲海と紅葉を堪能する。

紅葉の池の平 

紅葉の仙人池と八ッ峰  

紅葉と雲海

雲海と裏劔
 朝食に遅れた我々を温かく迎えてくれた、小屋の方々に感激!仙人池ヒュッテの人気の秘密が解かる様です。人を魅了してやまない、お母さん、何時までもお元気で!有り難う御座いました!
 秘湯:仙人温泉迄は、急な下りを1時間半経で到着。男湯の露天は、小屋前の広場前に、女性の露天は、奥の方にあり、それぞれ温泉を楽しむ。露天からは、雄大な展望が
望める(唐松岳が正面に!)湯から上がり着替えを終えた頃、ツアーの団体が到着。大勢の前では、ゆっくりと温泉も楽しめないラッキーだった!
 小屋のラーメンで昼食を取り、親父さんの案内で仙人岩屋のヒカリゴケを見、阿曽原温泉に向かう。途中、難所の崖崩れの所を高巻き15時前に阿曽原温泉小屋に到着。
 温泉は、小屋から5分程下った所にあり、男女時間制で交代で入る。脱衣所は、水蒸気が出ている洞窟内にあり大露天風呂迄、裸で土の上を歩いて行く。温泉は、湯量が豊富で掛け流しのきれいで、良い温泉だ!

仙人温泉にて  

阿曽原温泉で足湯を楽しむ二人
・10月4日(月):朝食後、足湯を楽しみ、いよいよ断崖絶壁に付けられた水平歩道を欅平迄、長い道のりを行く。小屋から一度、阿曽原谷に下り樹林帯を登ると水平歩道に出る。深い渓谷を右下に見ながら岸壁に沿って進む。折尾谷の砂防堤内のトンネルを抜け、岸壁を逆コの字に切り込んだ大太鼓迄3時間程進むと前方に欅平が見える。ここから近いと思うと大間違い、志合谷の真っ暗な150mものトンネル内をヘッドランプを着け慎重に進む。それからまだまだ水平歩道が続く。歩き続ける事5時間を過ぎる頃、送電線の鉄塔のある場所に出る。ここからは、捧平駅まで一気に下り、全ての行程を終えた。
 
水平歩道の難所を通過する二人

水平歩道
* 一口感想                               i
・ほんだ
 裏剣の素晴らしい紅葉にめぐり合うことができました。雲海の上に並ぶ白馬、鹿島槍ヶ岳、五竜、それに真砂沢ロツジで見た、満天の星、翌朝のモルグンロート、忘れられません。

・まさき
 武藤さんが長年温めておられていたという紅葉の裏劔と秘湯の山旅に本田さんと共にご一緒させていただきました。
 真砂沢ロッジでは何十年ぶりかに満天の星と天の川を見て感激し、仙人池ヒュッテでは仙人池に映った八ッ峰と紅葉が一幅の絵を観ているような美しさで、感激させられました。池の平の雲海も素晴らしいものでした。
 また、小屋の皆さんが素朴で親切でもあり、手作りの気持ちのこもったお料理も忘れられません。私はここの乾燥室にズボンを干したまま忘れ、後で送っていただくことになりました。
 仙人温泉では私たち二人だけでのんぴりとお湯に浸かることができ、ガスがきれてからは、唐松、白馬岳方面も望め、秘湯気分を味わえたのでした。武藤さんは露天風呂のすぐ側が、テーブルを置いた休憩場所になっていたので、少し落ち着かなからたかも知れません。
 阿曽原温泉ではツアー客と一緒になり、露天風呂が中高年の裸の女性で溢れている様子には、少し滑稽で可笑しいものがありました。(私たちもそのなかに入っているのですが)
 台風一過のお天気にも恵まれ、裏劔の美しい紅葉と秘湯を堪能することができました。行く先々で本田さんと二人で感嘆の声を上げ、よく笑い足が止まることも度々ありました。心から感動した3泊4日の楽しい山旅でした。
  <北アルプズ 新穂高~槍ヶ岳~南岳~新穂高縦走>
 ・10月15(金)~17(日)
 ・参加者:岡田 他1名 
15日
 八日市(21:00)出発=八日市IC(名神・東海北陸)=新穂高着

16日
 新穂高(5:30)出発 天気は快晴、
 穂高平小屋(6:20)朝食、
 白出沢(7:09)通過、
 滝谷避難小屋(8:00)休憩 白出大滝&穂高連峰の絶景ポイント!暫く進むと藤木レリーフを眺めながら前進、
 槍平小屋(8:48)休憩 (前日北穂高小屋に状況を聞いた,14日に雪が降り着雪しているとの情報)登山計画では,槍平~南岳~北穂~奥穂~白出沢でしたが,今の技術では遭難するのでコース変更で奥穂は断念!雪の穂高を堪能して,
 槍ヶ岳へ千丈分岐点(10:39)休憩 槍が大きく見えてきた!昨年に続いて2度目の感動~ここからが大変!
 コース上に雪がある~槍ヶ岳山荘(12:25)到着 メチャクチャ寒~い!朝が早くて少し部屋で昼寝!翌日の計画を思案,双六&南岳の情報をゲット。南岳までは雪がないが南岳新道には雪があるとの事。大キレットを来年のために見ておきたいので南岳縦走に決断!夕方、槍の山頂に登り360度パノラマを楽しみ、暫くすると雲梅が広がり、北鎌尾根に雲海が越えていく幻想的な光景に大感動!
 17:00夕食 この季節では珍しく60名程でやはり雪の影響が~明日の行動を確認して19:00就寝。

17日
 5:30起床~朝食は昨夜作ってもらったお弁当を食べて5:50ご来光を見て、
 6:00出発~快晴、南岳通過(7:50)吹き上げの風が強く、体が振られる!
 南岳小屋(8:00)休憩、大キレットの凄さに感動!暫し時を過ぎるのを忘れてしまうほどでした。しかし、この岩場での着雪は岩場技術の向上がなければ登る事が出来ないと確信しました。さあ、これから槍平まで下りです~予想通りに雪があり、岩場と梯子に神経を使って、記録が取れませんでした。
 やっとの想いで槍平小屋に到着(10:36)暫し休憩~
 白出沢通過(11:57)
 新穂高到着(13:00)村営食堂でお昼御飯~カレーが美味しい!
 北陸自動車道経由で八日市まで
 今年の山行は、天気が悪く雨ばっかりでしたが最後に2日間快晴でなによりでした!

  記:岡田