< 個 人 山 行 >
(2005年4~6月) ・祖母山
由布岳
雌阿寒岳
大雪高原・他
   <祖母山・由布岳>
 ・2005・4・22~25日 曇りのち晴れ
 ・祖母山の巻
 ・参知者:山本CL 武藤SL、本田、岡(会計)、天岡、今在家、松田、
      槙、正木(報告)、       
4/22          
16:00西大津を武藤車・山本車二台で出発。
18:50大阪南港よりフェリーにて出発 バイキングの夕食,入浴・就寝
4/23
6:20大分港着 祖母山登山口に向かう。7年ぶりの九州の地である。
8:30神原コースの駐車場に到着。標高600m 立派なマムシ草が
9:00出発。項上までの標高差1100m;気合を入れて
10:30御社の滝 かって修法者がみそぎをした所と記されている。
10:00五合目小屋にて新緑の中しばし休憩。
10:30アケポノツツジに遭遇、ピンク色の可憐な花が辺り一面に咲き誇っています。皆感激の歓声。足場の悪い尾根に出てシャツターを
11:45国観峠に、祖母山が前方に現れる。比較的なだらかな稜線である。
12:50祖母山頂上です。360度の展望が楽しめます。九重山群や阿蘇山、大崩山などが見える。大船山のミヤマキリシマまでは見えず・・欲が深いね!
18:80避難小屋トイレに外から入れるのが助かります。
13:51再び国観峠に祖母山を振り返る。心なしか寂しそう。写真を撮る
15:20五合日小屋にて休憩。

 祖母山をバックに(国観峠にて)
 
御社の滝
16:00駐車場着
17:00山荘着、名前は山荘だけど立派なホテルでした盛り上った宴会の後、ご就寝でした。いい夢を。
 ・出会った花・アケボノツツジ・マムシ草・マンサク・その他

  記:やまもと   
自主山行2日目
 
双子峰 由布岳(1584m、西峰、ー等三角点)
 
 10:06、正面登山口を出発。独立峰で豊後富士と呼ばれるだけにその姿は美しい。裾野の方はやさしい萌黄色をしていますが、上の方は荒々しい岩峰がそびえている。皆さんの登頂意欲がそそられます。早速、今在家さんが先に進まれることになり、続いて天岡さんも大股で行かれました。その後を追うように槙さんも行かれて、後の者はいつものペースで樹林帯の中を進んで行きます。先に進んでいたと思われていた槙さんがひよっこりと私達の後に現れたのに驚かされ、また一緒に歩き出します。
 足元にはキバナスミレがポッポッと咲いています。そのなかに大津市の花、叡山スミレも可愛く咲いていました。高度を上げて行くとミヤマキリシアが現れてきますが、小さな蕾はまだ固く閉じています。ピンク色に染まっている由布岳を想像しながら登って行きます。家族連れ、老若男女が登っておられ、親しみやすい山のようです。
 11:45 マタエ(分岐)に到着。風が少々冷たくカッパを着る。一列に並んで腰を下ろし、眼下の湯布院の町を眺めながら昼食。ザックは置いて、これから西峰に登
ろうとしたとき、今在家さんが下りてこられ、「岩場に十分に気を付けて行くよう」にとアドバイスを頂いて、少し緊張と期待の入り混じった気持ちで登って行きます。途中で天岡さんも下りてこられ、お年とは思えない健脚ぶりです。(失礼)

湯布岳頂上にて

別名:豊後富士と呼ばれている湯布岳
 12:15、少しスリルを味わいながら、鎖、梯子、カニの横ばいを一通りこなして無事に西峰山頂に到着。九重連山の山並みも望め、360度の素晴らしい展望を楽しんだ後マタエに戻り、ここで待っておられた今在家、天岡さん達と一緒に東峰に登る。西峰と違い、岩場がないだけに登りやすく家族連れの人達はこちらを登っておられた。
 13:00、東峰山頂に到着。東峰に登るのを躊躇されていた岡さんも登ってこられ、全員揃っての記念撮影、そして下山開始。
 18:20、分岐。早足でどんどん下っていきます。登山口を出て駐車場に向かう間に足元に小さな青いお花が咲いているのを岡さんが発見され、自然観察指導員の方に愛媛アヤメと教えて頂く。「保護するために公にしていない」とも伺いました。
 14:34、駐車場に到着。湯布院ハイツ入浴。温泉に浸かりながら、登ってきたばかりの由布岳を眺め、格別の感がありました。
 15:40、海地獄の見学。緑色と水色のきれいな色の温泉でした。ここでは久留米つつじが丁度満開で目を楽しませてくれました。
 17:00、フェリー乗り場。19:00出航。

4月25日
 6:35、下船。7:20吹田SAで朝食、清算。
 8:40、西大津駅前解散。
 由布岳は見た目も美しく登っても楽しい山山でした。お鉢めぐりが出来なかったのが少し残念でした。皆さん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
  記:正木


・一口感想、 由布岳

  本田(記)
登ってみたかった由布岳は素晴らしい山でした。
爽やかな高原の登り口、樹林帯、草原帯、岩場、360度の展望、初めて見た、可愛い「えひめあやめ」、変化に富んでいて楽しかったです。
祖母山の美しい新緑も忘れられません。

リーダーの山本さん、武藤さん、ありがとうございました。

・「祖母山&湯布岳山行に参加して」  武藤(記)
 山本さんから祖母山&湯布岳の個人ツアーの計画依頼があり、旅行社と話している内にとても便利でお得なフリープランがある事を知り計画を進める。フエリー&マイカー利用(三泊四日の旅)で2.5万円で大坂南港~別府港~祖母山~湯布岳の旅が決まる。
 今回は、行きのフェリーは、貸し切り状態で、ゆっくりと寝られました。翌日の祖母山(今年最初の百名山)も天候に恵まれ、下山後は、阿蘇の温泉ホテルで天然温泉に浸り、湯ったりとし、我々だけの宴会場での夕食と歓談を楽しみました!
 翌日の湯布岳は、オマケのつもりでしたが、なかなか変化に富んだ景色の良い山でした。山頂は、双耳峰で岩時の上り下りが適当にスリルがあり、皆ワイウイガヤガヤと童心に返っていた様です!
 下山後は、山頂から見えた湯布院の温泉に浸り、今登ってきたばかりの湯布岳を眺めながらの素敵な露天見呂でした。別府では、時間の余裕が出来、別府地獄巡りの一部も楽しみました。今年最初の百名山の旅、さい先の良いスタートが出来、有り難う御座いました。

ひとくち感想  やまもと(記)
念願だった祖母山に登れて満足しています。さらに七年前は温泉から眺めるだけだった由布岳まで‥降りてきてからの温泉から挑めた美しい山容にうっとりでした。やったな~です。ツアー手配のご苦労をお掛けした武藤さんに感謝です。わがままな山行に同行していただいた皆さんにも感謝です。次は 屋久島に行きた~い。誰か誘って!

 
 北海道・日本百名山
  <雌阿寒岳:1499メートル>の旅・前編


 ・日時:6月26日(日)~29日(水)
 ・参加者:岡 武藤 正木 山本 本田 浅場 天岡 久保田(記録)
 
6月26日
 西大津10:30集合出発 関空に向かう。関空で浅場さんと落ち合う。浅場さんは入会して初めての山行です。14:20発の飛行機で北海道へ!飛行機から見える景色にMさんHさんは興奮していた。「雪渓が見える!」機内サービスのスチュワーデスさんを「ちょっとごめんなさい」とむぎゅっと押しのけ機内を右へ左へ‥周りの方達もそれを見て「な‥なんだ?何があるんだ?j といった様子 スチュワーデスの顔が引きつったのを私は見逃さなかった。最初からなにやら起こりそうな予感‥。
 女満別空港16‥35着 空港からレンタカーでウトロ温泉へと向かう。色とりどりのルピナスがお出迎えです。車窓から見える景色もいつもとは違う広大な風景、ああ・・とうとう北海道に来たんだな、という気になった。放牧された牛や馬を見てはしやいでいると横で岡さんが牧場に点々と置いてある黒いビニールにくるまれた牧草を見て「何かのフンみたいね」と言ってウフフと笑った。
 今回の旅は2つのホテルに泊まりましたがどちらのホテルもサービスがよく、天然温泉付きで心身共に癒された。そして食事が美味しい!今日はバイキングでしたが海の幸やステーキ、お寿司にデザート、思わず無口になり必死に食べた。これぞ旅の醍醐味!

6月27日
 4;30起床やはりまだ眠たい。今日ほ急遽早く出発するということで部屋に電話がかかりみんな寝ぼけまなこで起きた。朝食もホテルでとらず(というか朝早通ぎてとれない)アッという間に出発です。コンビニで朝食と昼食を買いました。

 雌阿寒岳登山口にて
 
雌阿寒岳山頂にて
 8:45、雌阿寒岳登山口に到着写真撮影のあと出発 かなり寒い。アイゼンが必要かもしれないと聞いていたが雪はどうやらないようだ。木の根っこが階段状になっているところを上がっていく。ゴゼンタチバナがありました。最初は寒いと思ったが上がっていくうちに暑くなっていく。イソツツジを見つける。
 9:25、3合目休憩ハイマツの下にある小さな穴からネズミが一匹出てきた。メアカンフスマがあった。ハイマツの覆う道を歩いていく。
 10:20、イオウの臭いがしてきた。突風が吹き付ける。
 10:35、8合目休憩 ガスが出てきて周りが見えない。正木さんは完全防備で顔を隠しどこが後ろか前かわかりません。岩が転がる道を歩いていく。
 11:10、山頂。ガスで周りは何も見えない。写真撮影。風がきつい。突風も吹いてくる。体が吹き飛ばされそうだ。これから阿寒富士へ行こうとしたが先に進むにつれますますガスがでてきて風がごうごうと吹き付けるようになり引き返すことになった。山頂まで引き返し来た道を下っていく。
 12:00、昼食。ハイマツの中で食べる。
 12:45、3合目までもどる。小休止を挟みながら下山。下山するとすぐ雨が降り出した。朝早く出発してよかった。近くに民宿のようなところがありそこに仲の良いポニーとわんちゃんがいた。ひとしきり遊んでやりじゃあね、さよならというと悲しげな様子でこちらを見ていた。わんちやんにお昼のお寿司をやると食べていたのでまたやろうとすると横から山本さんがばくっと食べた。

ポニーとワンちゃん

ラワン蕗の下で雨宿り
 オンネト一に行く。晴れると水の色がとても美しく見えるらしいが今日は雨で色もすこし落ち着いたような感じだ。
 14:15、近くの飲食店で美味しい牛乳、ヨーグルトを食べる。店の中にほラワン蕗の葉を傘代わりに立っている松山千春のポスターが貼ってあった。
 14:45、このラワン蕗を見に行く。雨の中ラワン蕗をまさに傘代わりに写真を撮る。背の高い天岡さんでもすっぽりと入るくらい大きい。オンネトーの近くにある湯の滝に行く。駐車場から林の中を歩いていくとシヤクナゲのかたいつぼみを見つけた。ここは寒いのでシヤクナゲはこれからのようだ。歩いて20分程の所に温泉が滝になって流れ落ちている「湯の滝」がある。滝の水からふわふわと湯気がでていたが近づいて触るとなまぬるく温泉として使うにはちょっと冷たいように思った。滝の下には以前はお風呂として使っていたのかコンクリートで作られた湯船のようなものがあった。ホテルに向かう。

アイヌ民族の踊りと私 

アイヌ民芸店で記念撮影 
 20:00からアイヌ古式舞踊が見られるということで食事を済ませた後アイヌコタンへ。パスに乗りアイヌ.コタンに着くとどこか悲しげなアイヌの伝統楽器ムックリの音色がビョーンビョーンと聞こえてきた。アイヌ民族の踊りは淡々として素朴な感じだった。ステージに来て一緒に踊って下さい、と呼びかけがあり楽しそうなので雪稜会代表として踊ってみることにした。客席からでてきた数人の方と共にみんなで輪になって踊った。単純な踊りだったがやってみるとリズムに乗ってなんだか楽しくなってきた。武藤さんのカメラの前を通る時はすかさずカメラ目線でピースサインをだした。カシヤ!ああ、ナイスタイミング!武藤さんありがとう!みんながいやー良かった、とほめてくれた。
 アイヌコタンでは色々なお土産が置いてあるが木彫民芸品は独特の雰囲気があり見てい
て楽しかった。ホテルに戻る。
       (後編へ続く)
 
  <雌阿寒岳 後編(大雪高原の旅)>
   
記:久保田
 
・8月28日
 今日も4:30起床。阿寒湖温泉からまたもや170キロ移動し大雪高原へ。
 9:20、ヒグマ情報センターで詳細な説明を聞く。ここはヒグマが常に歩き回っているそうだ。地図にはヒグマが発見された場所と日付が印されていた。

ヒグマ情報センターにて

エゾリュウキンカ
 出発、ヒグマよけに鈴を鳴らしながら進む。エゾイチゲがあった。雪がたくさん残っている。本田さんが雪の上にヒグマの足跡のようなものを見つけた。もしかしてここを通ったのかな‥?ピンクのテープを目印に進んでいく。積雪が多いのかテ一プは高い位置にあり見つけだすのに一苦労だ。ミズバショウの群生がある。パイカオウレン、ナナカマドを見つける。
 10:10、川の傍にはエゾリュウキンカ、ミズパショウがあった。咲いたばかりのようだ。沢山の花が太陽の光を浴びて瑞々しく輝ていた。今日はよく晴れ向こうの方には雪に覆われた山々が見えて景色は最高、これで尾瀬に行かなくてもいい、という声も聞かゎた。
 10:15、休憩
 10:45、土俵沼、沼をのぞくと底に氷があった。沼の水が凍っているようだ。滝見沼、緑沼、歩いていくと清々しい空気に心が踊る。ダケカンバの新緑もとても綺麗。途中でさばさばした感じの若い女性と出会う。1人でいつも歩いているそうだ。
 11:25、山に近づくとシュプールが見える。
 11:45、監視員の方と会う。この先の沢は増水していると聞いた。ひとまず昼食をとる。

大雪高原にて(雪の中から顔を出す沼)

空 沼
 あまり日陰になったところがなかったがなんとか木陰を見つけて一段落。今日は昨日とは違い美しい景色が見られて私達は運がいい。昨日アイヌの踊りを踊ったが「踊った人は幸せになる」と言われたのでそのせいかなと思った。
 12:00、出発。クレバス状になったところを歩く。次にでるとふきのとうがたくさんあった。確かに沢の水は水量が多い。雪解けの水は青く澄んだ色をしていた。エゾエンゴサクを見つけた。沢の中を歩いて渡らなければならないところがあった。私はスパッツを履いていなかったので素足で渡ってしまおうと思い靴を脱いで思い切って水の中に入つた。沢の水は冷たくしばらくすると足先がかじかんで頭が痛くなってきた。なんとか渡りきったけれど水があんなに冷たいとは思ってもみなかった。沢はどうも苦手だ。渡る時バランスを崩してしまいその拍子で記録をとっていた大事なメも帳が水の中に浸かってしまった。
 13:30、キツネが目の前をさっと通りすぎた。
 12:00、来たときに見たミズバショウの群生を又見た、でももうこれで見納めだ。
 14:20、無事下山し大雪高原山荘の温泉に入る。天然温泉って気持ちいいですね。露天風呂もありリラックス。
 15:30、出発。帰る途中雄阿寒、阿寒富士と両方が美しく見えるところがあり車を止めて写真を撮った。
 17:50ホテルに到着

・6月29日
 今日は久しぶりに朝が遅かった。
 7:00、朝食 7:45出発
 8:50、摩周湖到着、霧で周りは何も見えない。売店に入ると大型スクリーンに魔周湖の四季が映し出されていた。本来ならこのように見えるはずなのだが。外にでるとリスがいた。餌をやると近寄ってきた。
 9:45、硫黄山に行く。そめ名の通り硫黄の臭いがしてきた。山に向かって歩くと「たまごたまごたまご~」と卵売りのお兄さんの威勢のいい声がした。ちなみに卵はとても美味しかった。

硫黄山の噴煙口

摩周湖のリス
 11:25、オシンコシンの滝に行く。雨が降り水量が多かった。ここからカムイワッカのに行こうとしたが飛行機の時間に間に合いそうになく断念した。
 11:55、ウトロで昼食。 私は海鮮ラーメンを食べたがお寿司を食べている人もいた。
 l3:00、知床五湖に行く。ここにもヒダマがいる。そのためここには5つの湖があるのこだが2つしかまわることができなかった。湖の向こうには知床連山があるそうなのだがもやがかかって全く見えない。林の中を歩いているとエゾシカがいた。

 オシンコシンの滝にて全長集合

機上から見る鳥海山
 13:45、出発。15:20、車を走らせると左手にオホーツク海が見えてきた。そして右手の丘になったところに様々な花が咲いている。原生花園があった。ニッコウキスゲ、ハマナス、エゾキスゲ、エゾスカシユリ。沢山の花が一面に咲いていた。正木さんが目をきらきらさせて言った。「去年の何十倍よ!」今年はお花の当たり年のようだ。車を止めて見に行った。草をかき分け入っていきハマナスの花を嗅ぐといいかおりがした。
 16:20、女満別空港に到着レンタカーを返却した。楽しかった旅も終わり。北海道とはさよならだ。
 17:45、女満別空港発、関空へ。窓から夕日が見えた。鳥海山の雪渓も見えた。
 20;25、関空無事到着。お疲れさまでした。

 北海道での移動距離はとても長く車の運転をされた武藤さん、山本さん本当に有り難うございました・・といいつつも車の中で山本さんのお通夜は飲んだり食べたりで盛大に盛り上がりましょう、費用は山本さんもちで、というトンデモない話題になった。今回の旅で一段と雪稜会に馴染めたような気がした。そう、自分の心の扉をみんなに開いたような・・・しかし天岡さん、どうか心の扉は開いてもトイレの扉は閉めていただきたい。開いたトイレの扉から「おーい久保田さんそっちに女子トイレあったやろ~」と叫ばれてもどう返事を返したらよいものか困ります。なにはともあれ何事もなく楽しく旅を終えることができ良かったです。皆さん有り難うございました。