<例会山行報告> | |||
・平成19年8月12日(日):晴れ一時曇り ・参加者:統括CL菅(車)、CL奥野(車)、SL藤野、SL牧、AL菅泰子、 山口弥生(救護)、松田(救護)、近藤(記録)、計8名 |
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<行程> 事務所08:00=京都大原=江文神社下~Y懸尾根頭~Y懸尾根頭~江文神社=17:10事務所、解散 江文神社下の駐車場にて、各自、ハーネス、、カラビナ、スリング、ヘルメット等の準備をする。まったく初めての近藤は、すべての装備を借り、付け方等も教わる。山友会の女性お二人と会った。 いざ、出発。たくさん付けたカラビナ等が歩く度にシヤラシャラと賑やかだ!早速いつもの山行と違う雰囲気を味わった。しばらく林道を歩いた後、堰提のところで左の山道に入り、Y懸尾根に向かう。暑さを覚悟していたが、湿度が低く風があり涼しい! 初めの岩は、ブルージックで登る。時々スリングを上げ忘れたり、途中で手の置き場に困って立往生し、下から声をかけてもらったりしながら、何とか登った!2回目になるとずいぶんいい感じ!トップロープのやり方も習う。この方がだいぶ手間が省けて登り易い。途中、セルフビレーの仕方、いろいろなヒッチやノット等、数々の名前や結び方が出てくる。頭がこんがらがって、全部は覚えらませ~ん! Y懸の頭を登った所で、ちょうどお昼。奥の少し平らな木陰で休憩。とってもいい風が吹いていて、極楽極楽。山口さん、デザートのぶどう、ごちそうさま! 昼からは下降訓練、さすがにこれは怖かった。腰こ体重をかけられなくて、手で支えていたものだから、手に汗握り、どきどきがいつまでも収まらなかった。2回目の松田さんはずっとスムーズに降りている。やはり初めて下降する山口さんは、私と同じように怖そうだ!経験者の泰子さんは、レペルが上の岩も難なくこなしてる。羨ましい~。さすがに私達は懸垂下降は次回ということになった。最後には、ハ-ケンの打ち方講習もあった。ハーケンの歌が聴けました。 すべて終わったところで、奥野さんから冷たいゼリーの差し入れ。うわ~私達の為に担いで登っでくれたんだ!その上、下山した時には菅さんから冷たい自家製トマトを頂き、なんと贅沢な山行でしょう!ごちそうさまでした。 それにしても、本日の金毘羅山は空いていて
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<2007年 夏季 穂高岳合宿 報告> *総 括 去る8月23日(木)~26日(日)にかけて穂高岳山域で夏季合宿を行い、4月~7月にかけて岩場に慣れるための研修・訓練をはじめ、本番では岩稜歩登行も緊張の中にも自信を持って行動でき、無事に全員希望とする山に登る事が出来ました。 参加者も給費15名となり、希望とする各コースを快晴の下、それぞれが新たな感動を得た素晴らしい山行になったものと思います。 叉、各役割分担でのご苦労も積極的にこなしていただいたお陰で、行動計画を順調に進めることが出来、全員無事に下山できたことを素直に喜びたいと思います。 しかしながら細部を検討しますと、個々の反省点も少なからずありました。この点に関しては、企画担当リーダーとして充分に反省をし、来夏の山行計画に生かすことができたらと考えます。 ・穂高岳合宿企画担当:奥野 |
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<例会山行記録>事務所~涸沢 ・日時:2007年8月22日(木)~23日(金)22時 事務所を集合・出発 ・参加者:山本、田中操、岡、管さん夫妻、秋本、松田、今村 以上 |
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23日1時 ひるがの高原SAで仮眠。さすが比良雪 テントで野営 ちょうど屋根の下、大雨・雷になったが大丈夫。 私は雷の音に気づかず高いびき幸せな男である。 雨も上がり6時起床、朝食後出発。7時30分平湯着。タクシー2台で上高地へ(料金2台で1万1千円うるさいタクシーの運転手と交渉成立、車内で政治談義、小泉の悪口たらたら) 8時15分、上高地バスターミナル発。河童橋は沢山の人で一杯だ。梓川と穂高の山々と岳沢 いつ見ても良い景色である。少し行くと小梨平キャンプ場。猿大群にビックリ 明神~徳沢へ快適に歩く 徳沢は草原のキャンプ場=ハルニレの大木があり気持ちがいい。梓川に沿っていく。屏風の頭が近づくと横尾谷出合である。11時15分横尾山荘着。昼食後11時45分発。ようやく青空が出てきて気持ちがよい。横尾大横を渡って樹林帯へ入る。屏風岩の大岩壁が左頭上にそそり立つ。管さんの解説を聞きながら、素晴らしい岩を見ながら軽快に歩く。13時本谷橋に着く。しばし休憩。沢の水が冷たい。10秒も浸けていられない。まるで氷水だ。 ここからが本格的な登りとなる。針葉樹林の岩道を登ると林がナナカマドに変わっていく。前穂、奥穂、北穂が姿を表してくる。何とも感動的である。疲れも何所へやら。涸沢ヒュッテが見えてきたが、それから長く感じる。ようやく15時20分到着。 16時~17時夕食。18時就寝。明日に備えておやすみ。 記:今村健治 |
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<北穂・東稜登攀の記録> ・日 時:2007年8月24日(金) ・メンバー:菅宏・菅泰子(記録) |
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コースタイム:起床4:00~出発5:00~東稜最低コル7:45~懸垂場8:35終了9:45 ・8月24日 南稜隊と待ち合わせの時刻は、東稜にどれだけ時間を費やすか判らない為、敢えて約束はせず、シンドかったら南稜から下ると言ってベースキャンプ(涸沢)を出発。 南稜コースから北徳沢の岩がゴロゴロしたモレーン状の所を、東稜に向けてトラバースしゴジラの背辺りから降りてる?支稜末端の草付きに踏み跡をみつけ右寄りに登る。浮石もあり下方には同じルートを登る後続の人も居て、落石に注意し最低コルを目指す。 東稜に飛び出すと昨年夏に登った槍と下山に通った南岳を中心に大パノラマが見渡せる。一瞬これからの登攀の不安も忘れさせる。小休止の後ハーネスを装着しロープを結び合う。思いのほか岩も大まかで簡単そうなので菅先輩トップでコンテニュアス(それぞれが3、4mロープをループにして持ち同時に登る方法)で登りはじめる。簡単といっても、やはり本番の穂高だ。高度感は抜群(冷や冷や)ゴジラの背のピータ下は足元がスパッと切れ落ち、短いが垂直であり、安全第一で確保しあって通過する。 そこのピークからはこのルートの名所の懸垂場、2コースあり、我がパーティーは易しい方を。練習はしてきたけれどこれだけはいつも緊張する。案の定一歩目で足が割れ目に挟まり、頭が下に逆宙吊りになりかけ外して貰い事なきを得た。もし自分がラストだったらと思うとぞっとする。でも降りた所には大文字草が咲いていて気持ちが和む。頑張った褒美かな。 ロープ回収にもたつき怒鳴られながら次のピッチに備える小休止。北穂の小屋もすぐそこだけど容赦なく照りつける太陽にへろへろ。縦走は無理かな、菅先輩の疲労困憊の声。南稜隊はもう通過しただろう。約束して無くてよかった。 やさしい岩稜を北穂目指して直登する。小屋の石垣を回りこみ北穂小屋のテラスへ。 登攀終了。祝杯のコーラを買いに売店へ?もしかしてと小屋の表に向かうと、奇しくも秋本さんにバッタリ。今着いたとのこと。同時到着なんて信じられない。感激の再会だ。 中休止?の後皆で縦走に向かう。現金なもので皆に会えて元気回復は言うまでも無い。楽しい一日でした。 記録:菅泰子 |
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<北穂高~涸沢岳縦走> ・日 時:8月24日(金) ・参加者:秋本CL、今村SL、山本、岡、松田 |
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コース 涸沢(6:03)~北穂(9:45)~涸沢岳(13:15)~白出のコル(13:45)~ザイテングラート~涸沢(16:10) 5:00 お天気は快晴、美しい涸沢の朝焼けが始まる。山々が赤く染まってゆく。 急いでカメラのシャッターを切り、朝食の準備にかかる。 6:03 出発。今日は荷物が軽いのが何より、どんな景色が待っていてくれるかワクワクだ。涸沢小屋を左手に心地よい風を感じながら夏の終わりの花(トリカブト、アキノキリンソウ、サラシナショウマ)が咲くガレ場のカールを上がっていく。左側にはザイテングラートが伸び、奥穂高の方に目をやると頂上に向かって小さな人影が二人はっきりと見える。 6:50~55 休憩。上から見下ろす涸沢カールはどこから見ても流れるような線と残雪の自と緑のコントラストが完壁にきれいである。 7:33 休憩。右側には三角形の常念岳と少し離れて蝶ケ岳が見えてくる。 8:20~25 休憩 高度が上がるにつれ、穂高連邦が大きくせまり、大きな石の上にマーカーがついた岩場歩きが続く。右手に東稜のゴツゴツしたゴジラの背中がついたてのように見えてくるともう頂上は近い。 9:00~10 休憩 9:30 分岐 9:45 北穂山頂 槍ヶ岳だ!急に目の前に現れた絶景。南岳から大キレットと続く稜線がこちらに向かって伸びている。左側には三俣蓮華、鷲羽、野口五郎の遠景、右側は表銀座縦走コースへと続く。まずはバンザイ!と記念撮影をして、北穂高小屋へ。 東稜コースから先に到着されたS夫妻の姿があった。ここで合流できたのは奇跡?再会を喜びつつ、大展望(デンとした槍ヶ岳の向こうに大天井、常念、蝶ヶ岳へとつづく(山並み)を目の前に暖かいコーヒーを飲む。贅沢な空間に大満足。しばしゆっくりしていたいが先は長い。 10:20 涸沢岳に向けて出発。 10:30 南峰分岐 これから先は本格的な岩場歩行が続く。クサリ場がいくつもあり、足をすべらせないよう、3点支持をしっかり頭に、確実に歩を進めるようにする。スリルと緊張感の連続であるが、事前学習していただいたおかげで、あまり恐怖感はなかった。急降下の場所もSリーダーの助言のおかげでスムーズに通過できた。つぎつぎに現れる岩山のピークを何度も越していく。少し安定した場所で後ろを振り返ると岩場を過ぎるごとに、槍ヶ岳からの景色が少しづつ姿をかえて見えるのがいい。 11:00~10休憩 11:50~12:05 昼食 13:00 涸沢のコル 13:15 黒っぼいジャンダルムが見え出してきて、ついに涸沢岳だ!大勢の人がいる。記念撮影も順番だ。越えて来た岩場の向こうに2こぶラクダのような北穂高が大きく、そしてその続きに槍ヶ岳が見えている。感慨にふけるまもなく奥穂高小屋まで、石ころばかりの下山道を降りる。降りながら上を見上げるとまるで石のピラミッドのような山だ。 13:45 奥穂高小屋着。目の前に奥穂高岳への第一ピークがドンとそびえたつ。いい場所に立っている。テラスからの涸沢カールの眺めはこれも最高!テラスで昼寝をしている人もいる。Oさんは今日はこの小屋泊まりで、明日奥穂高登頂組を待たれる。ここでお別れだ。ゆっくりしてください。 14:15 小屋発 ザイテングラードを下る。小石が多く滑りやすい。 15:15 休憩。帰りは皆さん余裕でおしやべりがはずむ。小さく見えるテント村をめざし、今日一日の乾杯のため、足取りもはやくなる。後発組はもう着いているだろうか。 16:15 テント場着。 後発組の顔が見えないが、しばらくして先頭集団が到着。離れているとのことなので、先にビールを注文する。すぐに全員揃い乾杯!お疲れ様でした。 良いお天気に恵まれ、すばらしい景色を満喫し、良き仲間と一緒に頑張って歩けた充実感は最高でした。同行の皆さんありがとうございました。 (時間記録:秋本・山行記録:松田) |
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2007 夏季合宿 穂高岳周辺 放射登山,山行記録 <奥穂高編> ・日 時:8月23日(木) ・参加者:・尾畑車 尾畑泰男 田中操 島田真理 濱島茂 ・奥野車 奥野豊 槙一美 山口弥生 金井喜久子 |
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8月23日(木)21時 車2台に分乗して会事務所を出発、北アルプス穂高岳めざす。 後発組メンバー ・尾畑車 尾畑泰男 田中操 島田真理 濱島茂 ・奥野車 奥野豊 槙一美 山口弥生 金井喜久子 |
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・道 順 彦根ICから名神高速を一宮JCまで、東海北陸自動車道に入り飛騨清美ICから国道158号で平湯アカンダナ駐車場まで。上高地行きバスに乗り換え、上高地バスターミナルに到着する。 途中東海北陸自動車道ひるがのSAでテント泊及び車中泊(23時55分到着,翌朝5時起床6時出発) (8月24日) 河童橋から穂高連峰の展望を眺める。関西の低山と違いスケールの大きさに感動する。夏の晴天にもかかわらず暑さを感じない。 河童橋を出発し、穂高の山容を眺めながら梓川左岸の平坦な道を行く。明神を過ぎカラマツの樹林帯の中を前穂・明神岳を左手に見てゆっくりと行く。 続く徳沢から横尾へは原生林の中を抜ける。道は広くてはっきりとしている。帰りのパノラマコース合流点となる新村橋を左に越していくと、横尾に到着する。横尾大橋を渡る。ようやく本格的な登山道となる。横尾谷から屏風岩を回りこむように進む。屏風岩の大岩場は圧巻である。大自然が作る雄大さ偉大さを感じる。 本谷橋を渡った右岸が絶好の休憩ポイントである。ここまで来るとさすがに疲れがでて、共同装備をつめたザックの重さがこたえる。たくさんの登山者がザックをおろして休憩している。 本谷橋からが急登である。ようやく洞沢カールの展望がひろがり雪渓が残る最後の登りとなる。洞沢キャンプ場に到着。先発組と合流する。 以前、河童橋から穂高の山並みを眺め、ダイナミックで絵画的でもある風景に魅入られ、いつか登りたいとの夢を持っていました。そして、実際に涸沢につき、ヒュッテから明日のルートを目視していると、ここに立ったものだけが感じられる臨場感、期待感が強くなってきました。 夜半からの強い風(大自然の息吹)には驚愕しました。明日のすばらしい登頂を顧い就寝。
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例会山行報告:夏山合宿(奥穂高岳) ・2007年8月25日(土) 快晴 ・参加者:菅(PL)菅泰(SL)山口弥(救護)島田(救護)今村(装備)、 濱島(装備)田中操、岡(合流)金井(記録)以上9名 |
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コースタイム: 6:15涸沢テント場出発~涸択小屋~7:25ザイテングラート取付~8:50穂高岳山荘~9:20奥穂へ出発~10:15奥穂高岳登頂(休憩)10:50~11:20穂高岳山荘~12:00・4名涸沢岳登頂、5名待機~13:10穂高岳山荘下山開始~ザイテングラート~15:00涸沢小屋(喫茶タイム)~涸沢テント場下山 前日上高地から涸沢入りし、興奮の内に寝苦しい夜が明けると、朝日に染まる穂高岳連峰が、手招きするように目の前に聳えていて、気が引き締まる思いで出発の支度をした。テント場でみんなと朝食を食べ記念撮影をした後、軽くストレッチをしていざ出発!PLの指示で山口さんを先頭にゆっくりと登山開始。洞沢小屋のテラスを通過、しばらく樹林帯の岩の道を登る。視界が開けるとガレ場の中に真っすぐの道がザイテングラートへと続いていた。一面岩だらけのイメージが強かったザイテングラートだが、近づいてみると意外にも木々に覆われていて、それほど恐怖心無く登ることができた。先を譲ったり、すれ違いなどでしばしば止まり時間を掛けて登ることができたので、それほど苦しくならずに済んだ。急登が終わると穂高岳山荘が見え、前夜泊まっていた岡さんが手を振って迎えてくださった。しばらく山荘前の広場で休憩し、自出のコルからの眺めを堪能した。ここから奥穂へは荷を軽くして行く人が多かったが、私たちは持参したものをすべて背負って行くことにした。いきなりの梯子やクサリ場の急登に、緊張しながらも慎重に一歩ずつ登る。どんどんと開けてくる視界の開放感・高度感に興奮する。多数の人が往来するところでありながら足元は浮石が多く、気を引き締めた。時間の経過をそれほど感じないうちに詞の建つ一際大きなケルンが見え、日本で3番目に高い奥穂高岳の頂上に初めて立つことが出来た。 この合宿の前にはあちこち体調不良が起こり、一時は断念しようかと考えたことが思い出され、感慨もひとしお、目の前に広がる日本の屋根の山々を目に焼き付けた。前日からよく見かけた大学生数人のグループも同じ頃登頂し、若者らしい行動に苦笑したりした。頂上からの眺めを堪能した後往路を戻り、再び穂高岳山荘前の広場に降り立ったときは正直ほっとした。元気溢れる4名は奥穂の反対側に誓える潤沢岳にも足を伸ばし、北穂や槍を身近に眺めてこられたが、残りの5名はのんびりと過ごした。 再び9名が揃ったところで、ザイテングラートを下り、往きに通過した涸沢小屋のテラスに着くと、北穂へ行っていた尾畑さんがすでにおられ、すぐ後ろからは北穂縦走してこられた槙さんが追いついてこられた。この日の感動を振り返りながら、一杯飲んだり、ソフトクリームに舌鼓をうったりした後テント場に戻ると、南稜を下ってこられる奥野さんの姿が見えた。快晴に恵まれ、全員無事に下山することが出来、神様に感謝した。 今日の山行ではナナカマドの緑が鮮やかで、高所の岩場でけなげに咲くイワギキョウ、イワツメクサが印象的でした。次回は真っ赤に染まる紅葉の涸沢を見に行きたいです。
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<例会山行報告> 涸沢・穂高 ・2007年8月25日(晴れ) ・北穂東稜 メンバー・奥野・尾畑・槙:3名 |
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5:00・起床 朝食・身支度して8:50東陵へ向かって出発 7:50・北穂高と東陵の分岐 8:30・東陵ゴジラの背取り付き11:50・北穂高小屋12:40・出発1:00・最低コル 1:45・涸沢岳 2:00・穂高岳山荘 2:21ザイテングロード取り付き 2:35・涸沢小屋到着東稜予定メンバー3人で晴れた空の下周りの景色を観ながら気分良く出発しました。涸沢のキャンプから私達の廻るコースはほとんど見えているのです。 必要外の荷物はベースキャンプに置いて最低必要品だけのアタックザックだから足取りも軽くお花畑を通り北穂東稜分岐地点からゴジラ取り付きまでトラバース。それが結構なガラ場で歩きにくい。と、現れたのが一匹の野猿こちらだよと誘っているように思えるので追いかけて見たがさすが野猿たちまち見えなくなってしまった。 さあこれから本番のゴジラの背に挑戦だあ!岩の一つ一つが大きくホールド、スタンス共にたくさん有るから楽々である。核心のナイフリッジは左側が涸沢ヒュッテまで落ち込んでいるように見えてしまう程の高低差だけど右は大した差は無いのでちょっと拍子抜けガクッ!次は最後の懸垂下降だぁ。残置支点を使って一気にスルスルっと下まで15M位かな?なかなか良い気分でした。 ☆ナイフリッジでロープを張って確保をしているのに後続の3人組パーティーが挨拶も無しにコンテだけで我々を抜いて行くのはちょっと危ないと思うんだけどあれでもガイドかいな。若いガイドってあんなもんかあなーんて。お昼までには北穂小屋に着いた訳なんだけど私の他2名は体の調子が優れず昼食を済ました後小屋からベースキャンプに降りると云っているので仕方無しに私一人で涸沢岳廻りを決行した。私はこのコースは2回目なので今でも良く覚えている。右に槍ヶ岳左に前穂を観ながらの余裕の歩行である。 しかし結構なパーティーの数だ、後ろから咳払いをして道を開けて貰ってばかりじや気が重いので正ルートから外れて別ルートを取りゴボウ抜きぃ~!ん?確かここら辺に涸沢槍が有ったはずと慎重にルートファインディング。なんとは無しに跡が有るのを発見、登って行くと苔が付着したような浮き岩だらけのガタガタしたピークに到着、よく解らないが確かにこ位置だ、これが憧れの洞沢槍かぁと胸の笛を取りベースキャンプに向かって何度も吹いてしまった! その後涸沢岳からの景色を満喫しザイテンダロードヘ、前回は取り付きまで一気に23分で降りたが今回も挑戦してみたが、なんと21分の更新だぁ。なんだか気分も高らか足もリズミカルで涸沢小屋に無事到着、小屋のアイスクリーム美味しかったなぁ~! 監事様方々御苦労様でした。 Report by K.Maki |