<個 人 山 行>
(2005年08月~12月)  ・08月:伊吹山夜間登山
12月:ぶらり比良⑧
 
 ・伊吹山夜間登山(個人山行)
 ・8月6日(土)~7日(日)
 ・参加者:CL一山口弥、山本、藤野、中西、浅原、浅場、SL岡
 当初、例会山行として7月30日(土)~31日(日)に設定していましたがよりにもよって天気予報は(土)(日)の前後は晴れマークになっているのに土、日だけが曇りのち傘マーク、低気圧の前線が停滞、雷予報が、八人の参加希望者が有ったのですが天候が悪く中止にしました。
 しかし、新リーダー体制になりトップバッターでもあり女性CL、SL(凸凹コンビ)で例会山行を計画したのに悪天候で中止は寂しすぎる、凸凹コンビは何とか実行をしたい一念で登山計画の立直し、協力依頼を山本さんに、山本さん藤野さんの参加を得て個人山行でしたが実行が出来ました。(お二人には感謝、感謝、ありがとう)
 8/6
 PM8:00事務所集合、伊吹山に向った、途中フロントガラスにポッポッと雨がエーツ??一瞬楽しい会話が中断「雨やったらどうしょう?」激しい雨が降り出して、しかし、神様は凸凹コンビにご褒美を伊吹山に近くなると雨は無く国道にはホコリが舞っている
ラッキーと登山ロへところが三宮神社ではお祭りの為に通行止めになっており警備の人が上の駐車場は満杯だからともっと下の駐車場を薦める?そこで軽験豊かな先輩は「一度上に行ってダメでしたら帰ってきます」と答え通行を許されたそのお陰で一合目からの登山予定が三合目の駐車場に(ガラガラ空き)停めることが出来た。空には星がキラキラと浅原さんは「テントを持ちますヨ!」と言ってくれる、なんと頼もしい言葉に勇気をもらう、 三合目にはユウスゲの花が暗い中に一面に咲いている。 風が有りなんと涼しい快適な登りとなった。
 四合目辺りから5,6歳の男の子を連れた女性三人と出合う夏休みの体験登山らしい可愛い声で「こんばんはと大声で我々グループに挨拶をしてくれる、此方は「ガンバリやー」と前後しながらの登山となったが七合目辺りからは声が聞こえ無くなった。2時間位で頂上に12:30テントを三角点手前の平坦他に張り仮眠をした。
 8/7
 朝4:30頃周囲のざわめきで日が覚めご来光を観ようと待っていたが直前になってガスが出てきて??何も見えなかった。頂上にはカメラを持った人達がいっぱい居てシャッターチャンスを狙っていた。どんな写真が出来上がるのかな??頂上ではたっぷりと時間があったので散策(お花畑)に温かいうどんを食べたりして過ごした。
 下山途中に見慣れた顔が…今在家さんと石川さんとに出会う「また、一緒に行きましようネ」 と挨拶をして上下に別れた。下山後伊吹の薬草風呂は11:00からとか「若いぶき」という店のお風呂に入る、風呂の窓を開けると今、登って来た伊吹山が観えてとても気持ちが良かった。帰って来る途中、長命寺近くの喫茶店に立ち寄る、ここは夕日がとても美しいと人気の店だった。時間がゆっくり~ゆっくり過ぎるのどかな一日でした。
 皆さんご協力をありがとう!お世話になりました。  
  記:山口弥、岡


 
 ・<個人山行報告> ぶらり比良探訪⑧
 ・12月14日(水)天候:晴れ  
 ・鵜川二俣~喜嶺ケ岳東尾根~喜嶺ケ岳
 ・参加者:cL西村高・天岡・中西・西尾保・本田・菅 計6名
コース&タイム
 事務所=出発地点(8:50)~鵜川(堰堤・8:50)~川への下り口(9:01)~鵜川二俣(9:06)~(嘉嶺ヶ岳東尾根)~嘉嶺ヶ岳(リトル比良縦走路・11:48~12:30昼飯)~滝山への分岐(12:44)~滝山(14:33)~北小松別荘地(14:33)~北小松駅(14:52)

 今回のぶらり比良は案内を会報に載せられなかったので個人山行とした。この山行の1番の目的は 喜嶺ヶ岳東尾根を歩くことであった。地図には道はないが、志賀町と高島市(旧高島町)の境界になっているので、歩き易いであろうと推測。
 問題はどこから取り付けるのかである。全く知らないところなので見当もつかないため、前日に取り付き地点を探しに行く。鵜川林道側からはずっとガケや急斜面で降りられそうな所は無し。鵜川の手前、志賀町側の道を山手へ詰めると、道はやがて鵜川沿いとなり二俣から尾根に取り付けることを確認。

 国遺161号の北小松のはずれ、同志社びわこ学舎への分岐から100m位で山手への細い道を入る。(反対側は潮岸に沿って旧北小松ビーチヘの道がある)湖西線をくぐり、数百m入った林の中で車は行き止まりとなり、ここを出発点とする。数分で鵜川(堰堤)に当たり、川沿いにしっかり道がついている。道沿いにパイプが引かれている。上流から水を引いているようだ。歩く人はあまりないと見え、何ヶ所も倒木などが邪魔をしたままである。さらに数分進んだところで道をはずれ谷(鵜川)に向い斜めに下る。このポイントは普通に注意していても判らない。川に着くとすぐに流れは二俣になっている。

 二俣の間から目的の尾根が立ち上がっている。沢を渡り、取り付く。一面シダ(ウラジロ)の中の道は急登であるがはっきりしている。所々打たれている境界杭には(鵜)の刻印がなされている。高島(鵜川森林組合)側の面に。
 高度が上がるにつれ、振り返るとびわ湖の展望が広がる。2~3度休憩し、眺望を楽しむ。尾根は境界だけあって、よく踏まれで広く快適な道が続く。ソヨゴや松など常緑樹が多い。右手にずっと見えるのはたおやかな見張山尾根右下には鵜川と村井を結ぶ林道が縫っている。

 標高500m辺りから、薄っすら雪が出てくる。右奥に白く輝く蛇谷ケ峰が美しい。進むにつれ、わずかづつ雪が増える。やがて落ち葉で覆われた部分と雪で純白の部分とがきれいに分かれた急斜面が現れる。登り切ると、今度は一面すっぽりと雪に覆われた疎林の丘に変わる。人間はもとより、動物の足跡さえ全く無い無垢の世界。陽光で白銀に輝くキャンバスに樹幹の長い陰がいくつも灰色に織り込まれ見事なコントラストを為している。嘉嶺ヶ岳である。そしてその横に縦走路がある。木立の中、雪面の陽だまりで昼食とする。贅沢でしあわせな気分に包まれる。縦走路を出発し植林帯を登りきった所が滝山への分岐で、左へ入ったところが滝山だ。雑木林の中のちよっとした盛り上がりがピークの地味な山である。雪は10~15cmとスパッツも要らないくらい。
 滝山からの下りは雪に覆われた尾根を進む。所々動物の足跡が先導してくれている。右への分岐点で、確認のため立ち止まる。直進は目印等は無く、右はテープが付いて足跡もあるが、方向的に直進と判断する。ここは要確認ポイントである。(右は多分662mピークヘのルートと思われる。次の機会に確認したい。)シキミ群生地を通過し、次に昨年3月のぶらり比良「滝山」で、昼食休憩した雪解けのせせらぎと残雪と木立のとても美しい所も通過。そこを過ぎると雪も消え、どんどん下ると別荘地へぽんと出る。後は舗装路を北小松駅へ向かうだけ。
 嘉嶺ヶ岳東尾根はぴわ湖展望が楽しめ、又喜嶺ヶ岳周辺は自然林の美しい静かで癒される空間で、初冬の満足の1日であった。
  記:西村高