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 老子 道編 25章 p90

有物混成、先天地生。寂兮寥兮。獨立而不改、周行而不殆。可以爲天下母。吾不知其名。字之曰道。強爲之名曰大。大曰逝。逝曰遠。遠曰反。

「有」とは、物が混じりあって成り立っているもので、天地よりも先に生じていると考えられる。
おぼろげで、実体はつかめないが、独立していて改変されることはなく、あまねく行きわたって、とどまることはない。
なので、これは天下の母である
吾はその名前を知らないので、「道」と字をあてたように、強いてこれに字をあてれば、「大」である。
「大」とは「逝」である。「逝」とは「遠」である。「遠」は「反」である。

   

「反」とは  老子 徳編 41章 p139

反者道之動。弱者道之用。
天下萬物生於有、有生於無。

「反」は「道」を動かすものであり、「弱」は「道」を利用する方法である。
天下の万物は「有」より生じ、「有」は「無」から生じる。

   

なにが自然なのか  自然のレッスン p14



   


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