自分でできる認知行動療法
清水栄司
星和書店
ISBN:9784791107476
うつと不安の克服法
発達に伴う感情の分化
Bridges,K.M.B.(1932).Emotional development in eary infancy.(「自分でできる認知行動療法」p3より孫引き)
1歳ごろまでの赤ちゃんは、快と不快という2つの単純な感情だけですが、2-4歳に成長すると、いろいろな感情に分かれて発達していき、さまざまな感情を持つことになる。
大脳皮質の役割
「自分でできる認知行動療法」p7
他の動物と違って人間が人間らしくあるのは、前頭葉を代表する、人間が進化によって獲得した大脳皮質という新しい脳の部分が、意識的に判断したり、人間らしく理性的に振舞おうとしているためです。
大脳皮質
扁桃体の役割
「自分でできる認知行動療法」p7-8
脳の奥には扁桃体という古い脳の部分(大脳辺縁系)があって、ここで意識に上らない「快」や「不快」という感情を担当していると考えられています。
扁桃体
感情のコントロール
「自分でできる認知行動療法」p8
感情は、原始的な古い脳から起こってくるものとされています。
この感情を、人間は新しい脳で、ある程度コントロールすることも出来ます
扁桃体
大脳皮質
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