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時そば 時うどん 刻うどん |
古典落語に「刻うどん」という上方落語の演目があるが、三代目柳家小さん師匠が東京に移植して話したのが「時そば」である。二八そばを食べた男が十五文しか持っていなくて、「ひい・ふう・みい・・・ななつ・やつ・いまなんどきだい」で一文ごまかす「時そば」は有名な咄のひとつだ。 さらに余談だが、昨今、上方落語でも「刻うどん」とは書かれていないのが不思議で調べてみたら桂米朝師匠に行きついた。正しい説かどうかわからないが、ある時、若手の弟子が師匠に「刻うどん」の「刻」について尋ねたところ師匠が「刻 やったら きざみうどんやがな」とのことで、以来「時うどん」と書くようになったとの説があった。ほんとかどうかわからないが、ありそうな話でもある。 |
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